教育機関向け問い合わせ管理システムおすすめ6選|選び方を解説
更新日 2026年08月12日
学校や学習塾、予備校、専門学校には、資料請求や入学相談、体験授業、在校生・保護者対応など、さまざまな問い合わせが寄せられます。電話やメール、Webフォーム、LINEを個別に管理していると、返信漏れや二重対応、担当者不在時の引き継ぎ遅れが生じることもあるでしょう。
教育機関向け問い合わせ管理システムを導入すれば、複数の窓口から届く問い合わせや対応履歴を共有し、担当者と進捗を把握しやすくなります。
ここでは、問い合わせ管理やメール共有、スクール管理など用途の異なる6サービスを紹介。システムの種類や選び方、料金を比べる際の確認項目、導入時の注意点も解説します。

学校や学習塾、予備校、専門学校には、資料請求や入学相談、体験授業、保護者対応など、さまざまな問い合わせが寄せられます。電話やメール、Webフォーム、LINEで個別に管理していると、返信漏れや二重対応、引き継ぎの遅れが起こることもあるでしょう。
ここでは、問い合わせ対応に特化したシステムに加え、代表メールの共有、自組織に合った管理環境の構築、問い合わせから入会後の受講生管理まで行えるサービスを厳選しました。対応チャネルや履歴共有、担当者の振り分け、管理できる業務範囲を比較し、教育機関で使いやすい6サービスを紹介します。
サービ ス名 | 種類 | 向いている教育機関 | 主な強み |
|---|
楽楽自動応対 | 問い合わせ管理 | 問い合わせ件数が多い学校・スクール | AI返信案と対応状況の管理 |
Re:lation | 問い合わせ管理 | メールやLINEをまとめたい教育機関 | 複数チャネルの一元管理 |
Zendesk | カスタマーサポート | 問い合わせ対応とFAQを改善したい教育機関 | チケット管理・FAQ・分析 |
メールワイズ | メール共有 | 代表メールの共有から始めたい教育機関 | メール対応の属人化防止 |
kintone | 業務改善プラットフォーム | 独自の管理項目やフローがある教育機関 | 管理環境を柔軟に構築 |
TechnoSMS | スクール管理 | 問い合わせから入会後まで管理したいスクール | 見込み客と受講生の一元管理 |
楽楽自動応対
株式会社ラクス
出典:楽楽自動応対 https://www.maildealer.jp/
入試・資料請求など複数窓口への問い合わせを一元管理したい教育機関向け
強み
・問い合わせごとに担当者と対応状況を設定し、返信漏れや二重返信を防止
・複数のメールアドレスや過去の応対履歴をまとめて管理
・過去のやり取りやFAQをもとに、AIが返信案を自動生成
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楽楽自動応対は、株式会社ラクスが提供する問い合わせ自動応対システムです。問い合わせごとに担当者を割り当て、新着・返信中・対応完了などのステータスを可視化できます。教育機関では、入学希望者からの資料請求や入試相談、 在校生・保護者からの問い合わせなどを、複数の担当者で管理する際に活用できます。
複数のメールアドレスをまとめて管理でき、メールや電話の応対履歴も時系列で共有できます。テンプレートやコメント、送信内容の申請・承認、二重返信防止に加え、過去のやり取りやFAQを参照したAIによる返信案の生成にも対応。担当者間の引き継ぎを円滑にし、返信作成の負担や対応品質のばらつきを抑えたい大学・専門学校・学習塾などにおすすめです。
主な機能
- 社内向けFAQ
- ヘルススコア機能
- 問い合わせの一元管理機能
- 顧客情報管理機能
Re:lation
株式会社インゲージ
出典:Re:lation https://ingage.jp/relation/
複数窓口への問い合わせをチームで一元管理したい教育機関向け
強み
・メール・LINE・チャットなどの問い合わせを1つの画面に集約
・担当者と対応状況を可視化し、対応漏れを防止
・電話応対の記録や承認依頼、AIによる返信支援に対応
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Re:lationは、株式会社インゲージが提供する問い合わせ管理システムです。メールやLINE、チャット、Instagramのダイレクトメッセージなどを1つの画面に集約できます。電話で受けた問い合わせも応対記録として残せるため、別の窓口で行った対応を含めて履歴を共有できます。教育機関では、メールで届く保護者相談とLINEで届く在校生からの連絡など、連絡手段の異なる問い合わせを同じ画面で管理する際に活用できます。
問い合わせごとに担当者や対応状況を設定できるほか、過去のやり取りを時系列で共有し、社内コメントで相談することも可能です。テンプレートや送信前の承認依頼、AIによる返信案の作成、問い合わせからのタスク作成にも対応。複数人での対応を標準化し、引き継ぎや返信確認をスムーズにしたい大学・専門学校・学習塾などにおすすめです。
主な機能
- 自然言語での対話
- 問い合わせの一元管理機能
- 取引先管理
- 顧客情報管理機能
Zendesk
株式会社Zendesk
出典:Zendesk https://www.zendesk.co.jp/
学生・保護者・教職員からの問い合わせを複数チャネルで管理したい教育機関向け
強み
・メール・チャット・電話・SNSなどの問い合わせを1つの画面に集約
・対応履歴や関連情報を共有し、チャネルをまたいだ継続対応が可能
・FAQ・ナレッジベースやAIによる業務の自動化に対応
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Zendeskは、株式会社Zendeskが提供するカスタマーサポートシステムです。メールやチャット、電話、SNSなどから届く問い合わせを、チケットとして一元管理できます。教育機関では、入試広報・教務・事務 など窓口が分かれる問い合わせを一元化し、よくある質問はFAQで自己解決を促す運用に活用できます。過去の対応履歴や関連情報を1つの画面で確認でき、連絡手段が変わってもやり取りを引き継げます。
よくある質問やシステムの利用方法を掲載するヘルプセンター・FAQを構築でき、学生や保護者、教職員による自己解決を促せます。問い合わせの割り当てやワークフローの自動化、AIを活用した担当者支援、レポート・分析にも対応。問い合わせ窓口をまとめるだけでなく、対応業務の効率化やサポート品質の改善まで進めたい大学・専門学校などにおすすめです。
主な機能
- 自然言語での対話
- 有人対応機能
- 社内向けFAQ
- 導入支援・運用支援あり
問い合わせメールの対応漏れや属人化を防ぎたい教育機関向け
強み
・メールごとに担当者と処理状況を設定し、対応漏れや二重返信を防止
・過去のメールや電話・訪問履歴、担当者間のコメントを一元管理
・返信テンプレートや一斉送信、集計レポートに対応
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メールワイズは、サイボウズ株式会社が提供するメール共有システムです。メールごとに担当者と処理状況を設定でき、誰が対応しているのかをチーム内で共有できます。教育機関では、入試や資料請求、オープンキャンパス、在校生・保護者からの相談など、共通のメールアドレスに届く問い合わせの管理に活用できます。
過去のメールに加え、電話・訪問の履歴や担当者間のコメントもまとめて管理できます。よく使う返信文のテンプレート、一斉送信、対応件数を可視化する集計レポートにも対応。メール対応の分担から着手し、返信内容のばらつきや引き継ぎ漏れをまず抑えたい学習塾・専門学校・小規模な学校事務局におすすめです。
問い合わせ項目や対応フローを自組織に合わせて管理したい教育機関向け
強み
・問い合わせ日時・担当者・対応状況などの管理項目をノーコードで設定
・担当者とステータスを紐付け、対応漏れや引き継ぎ遅れを防止
・対応履歴の検索や問い合わせ件数・種別のグラフ化に対応
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kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するノーコード・ローコードの業務改善プラットフォームです。問い合わせ日時や内容、担当者、対応ステータスなど、自組織の業務に必要な項目を設定して問い合わせ管理アプリを作成できます。教育機関では、既存システムにない独自の管理項目を追加しながら、自組織の受付フローに合わせて問い合わせ管理アプリを構築する際に活用できます。
問い合わせごとに担当者と対応状況を設定でき、過去の対応履歴や添付ファイルもキーワードで検索できます。問い合わせ件数や種別、対応状況をグラフ化できるほか、プラグイン・連携サービスを利用すれば、Webフォームの回答をkintoneへ自動登録することも可能です。既製のシステムでは管理項目が合わず、自組織の受付窓口や対応フローに合わせて運用したい大学・専門学校・学習塾などにおすすめです。
TechnoSMS
TECHNOPIAN株式会社
出典:TechnoSMS https://www.technosms.com/
問い合わせから入会後の受講生管理まで一元化したいスクール向け
強み
・Googleフォームで取得した問い合わせ情報を見込み客として取り込み
・問い合わせから入会に至った際は、ステータスを受講生へ変更して管理
・対応履歴やメール配信、問い合わせ・入会数のレポートにも対応
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TechnoSMSは、TECHNOPIAN株式会社が提供する塾・スクール向けの管理システムです。Googleフォームで受け付けた資料請求や体験授業などの問い合わせ情報を取り込み、見込み客として管理できます。問い合わせ段階ではステータスを「問合せ」として登録し、入会後は「受講生」に変更できるため、受付後の対応から入会後の管理まで情報を引き継げます。
Googleフォームの回答データを取り込む際は、フォームの回答項目とTechnoSMSの登録項目を紐付けられます。一度設定した項目の対応関係は、次回以降の取り込みにも利用できます。受講生の対応履歴やメールテンプレート、一括メール送信、問い合わせ・入会・退会数のレポートなども備えており、問い合わせ対応だけでなく、入会促進や受講生管理までまとめて効率化したい学習塾・語学スクール・各種教室におすすめです。

教育機関の問い合わせ管理には、主に4種類のシステムが使われます。問い合わせ対応を効率化したいのか、資料請求後の継続フォローや入会後の管理まで行いたいのかによって、適したシステムは異なります。
システムの種類 | 主な管理対象 | 向いている教育機関 |
|---|
問い合わせ管理・メール共有システム | 問い合わせ内容、担当者、対応状況、返信履歴 | 複数人で入試相談や保護者対応を分担する学校・塾 |
CRM・SFA | 資料請求者の属性、検討状況、次回対応 | 資料請求後の追客や学生募集を強化したい教育機関 |
チャットボット | FAQ、質問内容、自動回答履歴 | 入試日程や学費など、定型的な質問が多い教育機関 |
スクール管理システム | 見込み客、受講生、講座、出欠、請求 | 問い合わせから入会後まで管理したい塾・スクール |
問い合わせ管理・メール共有システムで対応状況や履歴を共有する
問い合わせ管理・メール共有システムは、代表メールやWebフォームなどに届いた問い合わせを複数人で管理するためのシステムです。担当者、対応状況、過去の返信履歴を共有でき、未対応や二重返信を防ぎやすくなります。
入試広報、教務、事務など複数部署で問い合わせに対応する学校や、担当者の不在時にもスムーズに引き継ぎたい教育機関に適しています。
CRMは、資料請求者や入学希望者の情報と、その後の対応履歴を管理するために活用できます。資料請求日、学校説明会への参加、面談内容、検討状況、次回の連絡予定などを紐づけて管理できます。
問い合わせへの返信だけでなく、オープンキャンパスの案内や個別相談後のフォローを行い、入学・入塾まで継続してフォローしたい教育機関に向いています。
チャットボットでよくある質問への一次回答を自動化する
チャットボットは、Webサイト上で利用者の質問を受け付け、登録されたFAQをもとに自動回答するシステムです。入試日程、出願方法、学費、授業時間など、繰り返し寄せられる質問への対応を効率化できます。
個別相談や複雑な質問には有人対応が必要なため、回答できなかった問い合わせを担当部署へ引き継げる仕組みがあると運用しやすくなります。
スクール管理システムで生徒・保護者情報と対応履歴をまとめる
スクール管理システムは、問い合わせ段階の見込み客から、入会後の受講生情報まで管理できるシステムです。体験授業の申し込み、対応履歴、受講講座、出欠、請求などをまとめて管理できます。
問い合わせから入会後のサポートまで一貫して管理したい学習塾、語学スクール、資格スクールなどに適しています。一方、問い合わせ対応だけを効率化したい場合は、問い合わせ管理・メール共有システムの方が導入目的に合います。
教育機関向け問い合わせ管理システムを導入するメリット

問い合わせ管理システムを導入すると、入試相談や資料請求、在校生・保護者対応の状況をまとめて把握できます。対応漏れの防止や引き継ぎの円滑化に加え、問い合わせ後のフォローや学生募集の改善にも活用できます。
対応状況と履歴を共有し、対応漏れや引き継ぎ遅れを防げる
問い合わせごとに担当者と対応状況を設定すると、未対応の連絡や返信作業中の案件を把握しやすくなります。誰が対応しているのかを共有できるため、返信漏れや複数人による二重返信の防止に役立ちます。
過去のメールや電話応対、担当者間のコメントもまとめて確認できれば、担当者が不在の場合や、入試広報から教務・事務へ対応を引き継ぐ場合も、問い合わせの経緯を把握して対応できます。入試やオープンキャンパスの時期など、問い合わせが集中する場面でも対応を進めやすくなります。
入試日程や必要書類、学費、体験授業の案内など、繰り返し寄せられる質問には回答テンプレートを活用できます。担当者ごとの表現や案内内容のばらつきを抑えながら、返信文を作成する負担も軽減できます。
AIによる返信案の作成に対応した製品では、過去のやり取りや登録情報をもとに回答文を作成することも可能です。送信前に担当者が内容を確認する運用を整えると、誤案内の防止につながります。
資料請求者や体験授業の申込者について、対応状況や次回の連絡予定を管理すれば、問い合わせ後のフォロー漏れを抑えられます。説明会の案内や個別相談後の連絡など、次に行う対応も明確になります。
CRMやスクール管理機能を備えた製品であれば、問い合わせ段階の見込み客情報を入学・入塾後の情報へ引き継げます。
問い合わせデータを学生募集や教室運営の改善に活かせる
問い合わせ件数や内容を集計すると、どの時期にどのような質問が増えているのかを把握できます。出願方法や学費に関する質問が多い場合は、WebサイトやFAQの説明を見直すなど、情報発信の改善につなげられます。
学習塾やスクールでは、校舎別の問い合わせ数や入会数を比較し、募集施策やフォロー方法の検討に活用することも可能です。

教育機関向けの問い合わせ管理システムは、機能や料金だけでなく、自組織の窓口体制や運用フローに合っているかまで見極めて選ぶことが大切です。現在の問い合わせ窓口と導入後の運用を整理し、必要な機能を備えたものを選びます。
電話・メール・Webフォーム・LINEの対応範囲を比べる
まずは、現在利用している問い合わせ窓口を一元管理できるかを確認します。教育機関では、入試相談は電話、資料請求はWebフォーム、保護者対応はメールやLINEなど、問い合わせの種類によって窓口が分かれることがあります。
製品ごとに対応チャネルや利用できるプランは異なります。電話は応対内容を手動で記録する方式なのか、クラウド電話と連携できるのかまで確認が必要です。LINEやWebフォームも、標準機能ではなく上位プランやオプションとして提供される場合があります。
校舎・学科・問い合わせ内容ごとの振り分け方法を見極める
複数の校舎や学科を運営している場合は、問い合わせ内容に応じて適切な担当者へ振り分けられるものが便利です。たとえば、入試相談は入試広報、授業内容は教務、学費や請求は事務へ割り当てられると、担当部署を探す手間を減らせます。
手動での担当者設定に加え、受信したメールアドレスや問い合わせ種別、特定のキーワードなどを条件に自動で振り分けられるかを確認します。校舎・学科別に受信箱を分けられる機能や、対応の遅れを通知する機能も比較するとよいでしょう。
問い合わせ対応だけか、入学・入塾まで管理するかを決める
学生募集ま で管理したい場合は、問い合わせへの返信だけでなく、資料請求、説明会、体験授業、個別相談、入学・入塾までの履歴を継続して残せるかが重要です。対応状況や次回連絡日を管理できれば、問い合わせ後のフォロー漏れを防ぎやすくなります。
一般的な問い合わせ管理システムは、主に問い合わせ内容や担当者、対応状況を管理します。見込み顧客から受講生への切り替えや、講座・契約情報まで扱いたい塾やスクールには、見込み顧客管理を備えたスクール管理システムが適しています。
生徒管理・予約・メール配信システムとの連携性を押さえる
問い合わせ管理システムと既存の生徒管理、予約、メール配信システムを連携できれば、同じ情報を何度も入力する手間を減らせます。Webフォームから取得した氏名や希望講座を自動登録したり、問い合わせ履歴を顧客情報に紐づけたりできると、受付後の対応も進めやすくなります。
API連携、CSVによる入出力、プラグインの有無を確認し、連携したい製品に対応しているかを確かめます。連携機能がオプションの場合もあるため、追加費用や設定作業、 同期できる項目まで比較することが大切です。
教育機関の問い合わせには、氏名や連絡先、学校名、学年、相談内容などの個人情報が含まれます。資料請求者、在校生、保護者の情報を扱うため、担当者の業務に応じて閲覧・編集できる範囲を分けられるシステムを選ぶ必要があります。
ユーザーごとの権限設定、多要素認証、IPアドレス制限、操作ログ、通信の暗号化、データのバックアップなどを確認します。公立学校や教育委員会では、文部科学省の教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインも踏まえ、自組織の規定に合うかを判断することが重要です。
問い合わせ管理システムの料金は、月額料金だけでは判断できません。利用人数や校舎数、必要な機能、導入時の設定作業によって総額が変わるため、以下の4項目を比較します。
比較項目 | 主な確認内容 |
|---|
基本料金・契約条件 | 初期費用、月額料金、最低契約人数、契約期間 |
利用規模による料金 | アカウント数、校舎数、受信箱数、保存容量 |
追加料金 | 電話、LINE、AI、外部システム連携 |
導入時の費用 | 初期設定、データ移行、研修、カスタマイズ |
まず、導入時に発生する初期費用と、継続的に支払う月額料金を比較します。初期費用が無料でも、最低契約人数や最低利用料金が設定されている場合があります。
入試広報、教務、事務など、実際にシステムを利用する担当者数を整理し、必要なアカウント数で料金を試算しましょう。最低契約期間や年払いの有無、契約途中で利用人数を変更できるかも確認が必要です。
問い合わせ管理システムの課金単位は、製品によって異なります。利用人数に応じたアカウント課金のほか、校舎数、受信箱数、受講生数、メールや添付ファイ ルの保存容量によって料金が変わることがあります。
複数の校舎や学科で利用する場合は、拠点や受信箱を追加した際の料金も比較します。現在の規模だけでなく、担当者や校舎が増えた場合の費用まで試算しておくと、予算を立てやすくなります。
電話やLINE、AIによる返信支援、外部システム連携などは、基本料金に含まれない場合があります。利用するには、上位プランへの変更やオプション契約が必要になることもあります。
現在の問い合わせ窓口を整理し、必要な機能を利用できるプランの総額を比較しましょう。生徒管理、予約、メール配信システムと連携する場合は、API利用料や連携サービスの料金も確認します。
導入時には、管 理項目や権限の設定、既存データの移行、操作研修などに費用がかかる場合があります。自組織の運用に合わせて画面や対応フローを変更する場合は、カスタマイズ費用も想定しておく必要があります。
見積もりでは、初期設定、データ移行、研修、運用開始後のサポートを分けて確認します。自組織で対応する作業と提供会社へ依頼する作業を整理し、導入から運用までの総額を比較することが大切です。
教育機関が問い合わせ管理システムを導入する際の注意点

問い合わせ管理システムを導入するだけでは、対応漏れや属人化を十分に防げないことがあります。問い合わせの分類方法や担当範囲、権限、返信ルールを事前に整理し、教職員が無理なく運用できる体制を整えることが大切です。
問い合わせ区分・担当部署・対応状況の基準を統一する
入試相談、資料請求、在校生対応、保護者相談など、問い合わせの区分と担当部署をあらかじめ決めておきます。分類基準が曖昧なままだと、担当者の判断によって振り分け先が変わり、対応の遅れにつながりかねません。
未対応・対応中・確認待ち・完了など、対応状況を変更する条件も統一します。問い合わせ管理システムには、担当者の振り分けや進捗の可視化に対応したものがありますが、ステータスの使い方は組織内でそろえる必要があります。
問い合わせには、氏名や連絡先、在籍状況、相談内容などの個人情報が含まれます。担当業務に関係のない教職員まで閲覧できる状態にせず、入試広報、教務、事務などの役割に応じて閲覧・編集できる範囲を分けます。
システムによっては、アプリ、問い合わせ情報、入力項目ごとに閲覧・編集権限を設定できます。公立学校や教育委員会では、文部科学省の教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインと組織内の規程も踏まえて設定することが重要です。
回答テンプレート・返信期限・承認ルールを決めておく
入試日程、学費、必要書類、体験授業など、繰り返し寄せ られる質問には回答テンプレートを用意します。担当者ごとの表現のばらつきを抑えられますが、古い情報を送らないよう、更新担当者と見直す時期も決めておきましょう。
返信期限や、承認が必要な問い合わせの範囲も明確にします。たとえば、個別の合否、学費、返金、クレームに関する回答は、責任者の確認後に送信する運用が考えられます。担当者や確認者への通知機能を備えたシステムを使う場合も、誰が最終確認を行うのかを定めておく必要があります。
一部の校舎や部署で試験運用してから利用範囲を広げる
無料トライアルやデモを利用できる場合は、入試広報や事務など実際に対応する教職員に操作してもらいます。問い合わせの登録、担当者変更、履歴検索、返信、引き継ぎまで一連の流れを試し、入力の手間や画面の分かりやすさを確かめます。
複数の校舎や部署で利用する場合も、最初から全体へ展開せず、問い合わせが集まりやすい窓口から試験運用する方法が現実的です。運用上の課題を修正してから対象範囲を広げると、現場の混乱を抑えられます。
教育機関向け問い合わせ管理システムに関するよくある質問
教育機関向け問い合わせ管理システムの導入を検討する際は、対応できる校舎数やメールアドレスの引き継ぎ、既存データの移行などで迷うことがあります。ここでは、導入前に確認しておきたい疑問をまとめて解説します。
小規模な学習塾やスクールでも導入できます。少人数向けの料金プランや無料トライアルを用意しているサービスもあり、代表メールの共有や対応状況の管理から始められます。
ただし、最低契約人数や月額料金はサービスによって異なります。利用する担当者数と必要な機能を整理し、現在の業務量に合うプランを選びましょう。
複数の校舎で同じ問い合わせ窓口を共有できます。メールやLINEなどから届く問い合わせを1つの画面に集約し、校舎や問い合わせ内容に応じて担当者を振り分けられるサービスがあります。
導入前に、校舎ごとに受信箱を分けられるか、担当者の閲覧範囲を制限できるかを確認してください。校舎数や受信箱数の追加によって料金が変わる場合もあります。
現在使用しているメールアドレスをそのまま利用できますか?
現在使用している代表メールアドレスを引き続き利用できるサービスがあります。ただし、メールサーバーの設定や転送設定、対応するメールサービスなどの条件は製品によって異なります。
導入前に、利用中のメールアドレスやメールサーバーに対応しているかを確認しましょう。設定後は、メールごとに担当者や処理状況を管理し、複数人で過去の対応履歴を共有できます。
既存の問い合わせ履歴や顧客データを移行できますか?
既存データを移行できるサービスもあります。ExcelやCSV形式のデータを読み込み、問い合わせ内容や顧客情報を登録できるシステムであれば、過去の履歴を引き継いで運用できます。
ただし、移行できる項目やファイル形式、添付ファイルの扱いは製品ごとに異なります。データ量が多い場合は、移行支援の有無や追加費用も確認してください。
資料請求者と在校生の問い合わせを同じシステムで管理できますか?
同じシステムで管理できます。ただし、資料請求者と在校生では、管理する情報や対応部署が異なるため、問い合わせ区分や閲覧権限を分ける必要があります。
資料請求者は希望学科や検討状況、次回連絡日を管理し、在校生は在籍情報や相談履歴を紐づけると整理しやすくなります。システムによっては、データやユーザー単位で閲覧・編集権限を設定できます。
まとめ|教育機関の問い合わせ管理は対応漏れ防止と継続フォローが鍵
教育機関向け問い合わせ管理システムを導入すると、複数部署にまたがる問い合わせでも対応状況を一目で把握でき、返信漏れや二重対応を防ぎやすくなります。CRMやスクール管理機能を備えたサービスであれば、問い合わせ後のフォローから入学・入塾後の管理までつなげることも可能です。
選定時は、現在の問い合わせ窓口をどこまでカバーできるか、既存システムとの連携や権限管理まで含めて総合的に比較します。現在の問い合わせ窓口と管理したい業務範囲を整理し、自組織の運用に合うシステムを絞り込みましょう。
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