教育現場向け健康管理システムおすすめ5選|選び方も解説
教育現場向け健康管理システムおすすめ5選

サービス名 | 主な特徴 | 向いている学校 |
|---|---|---|
LEBER | 出欠連絡や健康観察、心身の状態確認に対応 | 出欠確認と体調確認をまとめて効率化したい学校 |
デイケン | 毎朝の健康観察や心身の変化の把握に活用しやすい | 日々の体調・気分の変化を継続的に確認したい学校 |
まなびポケット 心の健康観察 | 学習eポータル上で児童生徒の心の状態を確認できる | 児童生徒の心の状態を日々把握したい学校 |
コンレポ | 健康チェックや相談、お知らせ確認などに対応 | 健康観察や相談内容をクラウド上で管理したい学校 |
RAMPS | 精神不調のスクリーニングに特化 | メンタルヘルス支援やリスク把握を重視する学校 |

LEBER
【出欠確認と体調確認をまとめて効率化したい学校向け】
LEBERは、株式会社リーバーが提供する健康観察アプリです。24時間365日スマートフォンで医師に相談できる機能に加え、体温や体調を入力・集計できる健康観察機能を備えています。学校向けサービス「LEBER for School」では、出欠連絡や健康観察、心身の状態確認に活用でき、2023年6月時点で1,250校に導入されています。
LEBERの特徴は、児童生徒の「こころ」と「からだ」の変化を把握しやすい点です。子どもは気分を5段階の表情で入力でき、フリーコメント欄から不安や心配事を伝えることも可能。教職員側では、気分の落ち込みが見られる児童生徒や、相談につながる回答を確認しやすく、担任だけでなく学年主任や養護教諭などが状況を共有しやすい仕組みになっています。
毎朝の出欠確認や健康観察に時間がかかっている学校、児童生徒の気分や体調の変化を継続的に把握したい学校、担任・養護教諭・管理職間で健康情報を共有したい学校に向いています。つくば市立竹園西小学校では、800名以上の児童の出欠確認や体調・気分の把握に活用されており、保護者からの入力をもとに教職員が子どもの変化を確認している事例も紹介されています。

デイケン
【日々の体調・気分の変化を継続的に確認したい学校向け】
デイケンは、公益社団法人 子どもの発達科学研究所が提供する、教育現場向けのデジタル健康観察ツールです。毎朝の健康観察をアプリ化し、児童生徒が自分の端末から心身の状態を入力することで、教職員が子どもの体調や気分の変化を確認できます。公式サイトでは、回答データから前週との変化を捉えて注意フラグを上げる仕組みが紹介されており、子どものメンタルヘルス不調の予測について研究によるエビデンスが示されていると説明されています。
デイケンの特徴は、毎日の健康観察を短時間で実施しながら、児童生徒の心身の変化や、支援が必要なサインに気づきやすい点です。低学年でも慣れればほぼ1分以内に入力できるとされており、忙しい朝の時間帯でも運用しやすい設計です。また、相談ボタン機能により、教職員に直接声をかけにくい児童生徒のサインも受け取りやすくなります。
毎朝の健康観察を効率化したい学校、児童生徒の心身の変化を継続 的に把握したい学校、不登校やメンタル不調の兆候を早めに捉えたい学校に向いています。特に、紙や口頭での健康観察に時間がかかっている場合や、担任だけでなく養護教諭・管理職・相談担当者も含めて児童生徒の状態を共有したい教育現場に適したサービスです。

まなびポケット 心の健康観察
【児童生徒の心の状態を日々把握したい学校向け】
まなびポケット「心の健康観察」は、児童生徒の心や体調の状態を把握し、いじめや不登校の予兆を早めに把握し、必要な支援につなげるための機能です。学習eポータルとしてまなびポケットを利用している学校が対象で、新規アカウントの発行なしで利用開始できる点が特徴です。児童生徒は「はれ」「くもり」「あめ」「かみなり」から心の状態を選び、一言コメントを入力できます。
教職員側では、担当クラスの回答結果を一覧で確認できます。連続で3日以上ネガティブな回答である「あめ」または「かみなり」を選択した児童生徒はアラート表示されるため、気になる変化に早く気づきやすい仕組みです。また、まなびポケットのダッシュボードと連携し、教育委員会は利用学校全体、学校は校内全体の情報を確認できます。
すでにまなびポケットを利用している学校や、児童生徒の心の状態を日々の入力で把握したい学校に向いています。欠席超過率とあわせた確認にも対応しているため、心の変化や欠席傾向を踏まえて支援が必要な児童生徒を見つけたい教育現場で活用しやすいサービスです。
コンレポ
【健康観察や相談内容をクラウド上で管理したい学校向け】
コンレポは、株式会社ミライト・ワン・システムズが提供する、教育現場向けのクラウド型健康管理サービスです。オンラインで児童・生徒の体調やこころの健康をサポートできるほか、電話・紙・連絡帳で行っていたやりとりをデジタル化し、教職員の負担軽減にも役立ちます。公式サイトでは、東京都教育委員会でクラウド型教育現場向け健康管理サービスとして利用され、東京都立高等学校・都立中等教育学校・都立附属中学校で活用されていることも紹介されています。
コンレポの特徴は、毎日の心身の健康チェックに加え、悩み相談やお知らせ確認、アンケートまでまとめて扱える点です。児童・生徒はPC・タブレット・スマートフォンなど、Webブラウザを利用できる端末から健康状態や学校へのメッセージを入力できます。教職員側では、回答別・クラス別などの集計機能を使って状況を確認でき、悩み相談機能を通じて児童・生徒のSOSにも気づきやすくなります。
毎日の健康チェック、心の健康観察、オンライン悩み相談、掲示板機能、アンケート機能などをまとめて利用したい学校に向いています。特に、健康観察だけでなく、紙のお知らせやアンケートの配布・集計もデジタル化したい学校、児童・生徒 が相談先を選べる仕組みを整えたい学校、クラス別・回答別に健康状態を把握したい学校に適したサービスです。
RAMPS
【メンタルヘルス支援やリスク把握を重視する学校向け】
RAMPSは、一般社団法人RAMPSが提供する、子どもの精神不調の把握を目的とした心身状態評価システムです。児童生徒が情報端末から質問に回答し、その結果をもとに教職員が心の不調やリスクの兆候を確認できる仕組みです。体調確認を効率化する一般的な健康観察アプリというより、メンタルヘルス支援の観点から、児童生徒の見えにくいサインを把握するためのサービスといえます。
特徴は、保健室来室時や全校対象の検査などで、児童生徒の心身状態を段階的に確認できる点です。自殺対策推進センターの研究成果紹介では、保健室来室者を対象とする「保健室検診」のほか、1人1台端末を使って全校生徒を対象に実施する「集団検診」、不登校の生徒や緊急時などに行う「個別検診」にも活用できると紹介されています。また、緊急性の高い回答があった場合には、登録された教員にリスクアラートが送信される仕組みも説明されています。
RAMPSは、メンタルヘルス支援を重視する学校に向いています。特に、保健室来室時の対応をより丁寧に行いたい学校、児童生徒が言葉にしにくい不調を把握したい学校、養護教諭・管理職・スクールカウンセラーなどが連携して支援体制を整えたい学校で活用しやすいでしょう。導入する際は、リスクを把握した後に誰がどのように対応するのか、校内外の支援体制まであわせて整えておくことが大切です。