コンサルティング会社向け出張管理システム10選|選び方も解説
更新日 2026年09月04日
コンサルティング会社では、クライアント先への訪問やプロジェクト単位の出張が多く、航空券・新幹線・ホテルの手配に加え、出張申請や経費精算、案件別のコスト管理まで多くの業務が発生します。これらを個別に管理していると、出張者だけでなく、承認者や経理担当者の負担も大きくなりがちです。
出張管理システムを活用すれば、予約・申請・精算をまとめて管理できるほか、旅費規程の運用や出張コストの可視化、海外出張者の安全管理にも役立ちます。本記事では、コンサルティング会社におすすめの出張管理システム10選を比較し、選び方や導入時の注意点も解説します。
コンサルティング会社におすすめの出張管理システム10選

コンサルティング会社では、クライアント先への訪問や複数拠点への出張が多く、航空券・新幹線・ホテルの手配から出張申請、経費精算までさまざまな業務が発生します。予約や申請を個別に行っていると、手配状況の確認や旅費規程のチェック、精算業務に手間がかかりやすくなるでしょう。
ここでは、交通・宿泊の予約、出張申請・承認、経費精算との連携、旅費規程への対応、出張者の管理などを踏まえ、コンサルティング会社におすすめの出張管理システム10選を紹介します。
サービス名 | 主な強み | おすすめの企業 |
|---|
AI Travel | 申請・予約・費用分析を一元管理 | 案件別に出張コストを管理したい企業 |
Smart BTM | 国内外の出張手配・24時間サポート | 国内外への出張が多い企業 |
BORDER | 複雑な旅程・ビザ手配に対応 | 海外出張と社内統制を両立したい企業 |
ビズバンスJTB出張予約 | 国内外の予約を一元管理 | 出張者が多く、予約管理を集約したい企業 |
SAP Concur | 出張予約と経費精算を一元化 | 出張と経費精算をまとめたい企業 |
出張なび | JR・航空・宿泊を一括手配 | 国内出張が多い企業 |
HIS BTM Portal | 海外出張・危機管理に強い | 海外出張者の安全管理を強化したい企業 |
ピカパカ出張DX | 手配・申請・精算を一元化 | 出張業務全体を効率化したい企業 |
出張手配プラス | プロジェクトコードで費用管理 | プロジェクト別に予算管理したい企業 |
Racco | 宿泊予約・一括精算に対応 | 国内出張の宿泊管理を効率化したい企業 |
AI Travel
株式会社トランスファーデータ
出典:AI Travel https://transferdata.co.jp/
出張手配から承認・精算までまとめて効率化したいコンサルティング会社向け
強み
・国内・海外のホテル、航空券、新幹線などをまとめて検索・手配できる
・事前申請・承認や旅費規程の反映に対応し、出張ルールを統一しやすい
・出張経費を部署・役職・プロジェクト別に可視化し、コスト管理に活用できる
AI Travelは、株式会社トランスファーデータが提供する出張管理システムです。国内・海外のホテル、航空券、新幹線などをまとめて検索・手配でき、出張申請から承認、予約までを1つのサービス上で進められます。設定した旅費規程を検索条件に反映できるため、案件や訪問先ごとに出張機会が多いコンサルティング会社でも、社内ルールに沿った出張手配を行いやすい点が特徴です。
法人一括請求にも対応しており、従業員による立替精算の削減につなげられます。また、出張経費を部署・役職・プロジェクト別に可視化できるため、案件単位で出張コストを把握したい場合にも便利です。
主な機能
- 一括予約で出張手配
- 交通手段の検索・手配
- 宿泊の検索・手配
- 予約情報の一括管理
Smart BTM
株式会社IACEトラベル
出典:Smart BTM https://www.iace.co.jp/smartbtm/
国内外の出張手配と立替精算を効率化したいコンサルティング会社向け
強み
・国内・国際航空券やホテル、Wi-Fiなどをオンラインでまとめて手配できる
・予約した出張費を会社へ一括請求でき、従業員の立替精算を減らせる
・24時間365日のサポートに対応し、急な変更やトラブルにも相談で きる
Smart BTMは、株式会社IACEトラベルが提供する法人向け出張管理クラウドです。国内・国際航空券、ホテル、Wi-Fiなどをオンラインで検索・予約できるほか、オンラインでは対応しにくい複雑な旅程もオペレーターへ手配を依頼できます。案件ごとに国内外への出張が発生しやすいコンサルティング会社でも、出張手配をまとめやすい点が特徴です。
Smart BTMで予約したサービスは会社へ一括請求されるため、出張者による立替精算の負担軽減にもつながります。また、24時間365日のアシスタントサービスを提供しており、営業時間外の急な予定変更や現地トラブルにも対応。出張者の手配・精算負担を抑えながら、国内外の出張をまとめてサポートしたい企業に適したサービスです。
BORDER
ボーダー株式会社
出典:BORDER https://border.co.jp/company/
複雑な出張手配と社内統制を両立したいコンサルティング会社向け
強み
・航空券、ホテル、新幹線などをオンラインでまとめて検索・予約できる
・複雑な旅程やビザの相談は、旅行の専門スタッフへチャットで依頼できる
・出張規程の設定や多段階の承認ワークフローに対応している
BORDERは、出張手配・管理システムと専門スタッフによるサポートを組み合わせたクラウド型の出張管理サービスです。航空券、ホテル、新幹線などを自分で検索・予約できるほか、システムだけでは対応しにくい複雑な旅程やビザについては、旅行の専門スタッフへチャットで相談できます。国内外のクライアント訪問など、案件ごとに異なる出張手配が発生するコンサルティング会社でも利用しやすいでしょう。
役職やエリアごとの出張費上限を設定でき、規程外の予約にはアラートを表示可能。多段階承認や条件分岐にも対応しているため、社内の出張ルールに沿った運用を整えやすい点も特徴です。また、出張費用の一括請求や分析レポートにも対応しており、手配から承認、支払い、コスト管理まで一元化したい企業に適したサービスといえるでしょう。
主な機能
- 宿泊の検索・手配
- 代理申請
- 出張手配のコンシェルジュ相談
- 予約情報の一括管理
ビズバンスJTB出張予約
株式会社JTB
出典:ビズバンスJTB出張予約 https://bts.jtbbwt.com/bizvance/lp01
国内外の出張予約とコスト管理を一元化したいコンサルティング会社向け
強み
・航空券、鉄道、宿泊など国内外の出張予約をまとめて管理できる
・出張費を企業へ一括請求でき、従業員の立替や領収書処理を削減しやすい
・出張実績や経費データを可視化し、コスト分析や出張者の所在確認に活用できる
ビズバンスJTB出張予約は、株式会社JTBが提供するクラウド型出張予約システムです。国内・海外の航空券、鉄道、宿泊、パッケージなどをまとめて予約でき、予約情報から旅程も自動で集約されます。本人による予約だけでなく、秘書や管理者による代理予約・一括予約にも対応しているため、複数のコンサルタントが各地へ出張する企業でも手配業務を効率化しやすいでしょう。
出張費は企業への一括請求に対応しており、従業員の立替や領収書処理にかかる負担を抑えられます。また、「いつ・誰が・どこへ・いくらで」出張したかを集計でき、出張実績や経費データの分析にも活用可能です。出張予約を一元化しながら、出張コストの可視化や経理業務の効率化を進めたい企業にマッチするサービスです。
主な機能
- 一括予約で出張手配
- 交通手段の検索・手配
- 宿泊の検索・手配
- 代理申請
Concur Travel
株式会社コンカー
出典:Concur Travel https://www.concur.co.jp/travel-booking
出張予約から経費精算まで一元化したいコンサルティング会社向け
強み
・航空券や鉄道、ホテル、レンタカーなどの出張予約をまとめて管理できる
・スマートフォンから領収書の取り込みや経費申請・承認を行える
・出張・経費ポリシーを反映し、規程に沿った支出管理を進めやすい
SAP Concurは、出張・経費・請求書管理の自動化・統合を支援するソリューションです。出張管理では、航空券や鉄道、ホテル、レンタカーなどを予約でき、出張申請から承認までの情報をまとめて管理できます。経費管理とも連携しているため、クライアント訪問などで出張が頻繁に発生するコンサルティング会社でも、予約から経費処理までの業務を効率化しやすいでしょう。
モバイルアプリでは、領収書をスマートフォンで取り込み、経費レポートの作成・提出や承認を外出先から行えます。また、組み込みのポリシー管理や経費データの可視化にも対応。出張者の負担を抑えながら、社内規程の遵守や出張・経費の一元管理を進めたい企業に適したサービスです。
主な機能
- 一括予約で出張手配
- 交通手段の検索・手配
- 宿泊の検索・手配
- 代理申請
出張なび
株式会社日本旅行コーポレートソリューションズ
出典:出張なび https://www.nta-ncs.com/services/navi/
出張手配と精算業務をまとめて効率化したいコンサルティング会社向け
強み
・JR、航空券、宿泊、レンタカーなどをオンラインで予約できる
・利用代金の企業一括精算に対応し、出張者の立替負担を削減しやすい
・出張データを一元管理し、コストの可視化や不正防止に活用できる
出張なびは、株式会社日本旅行コーポレートソリューションズが提供する法人向けの出張チケット手配・管理システムです。JR各社や主要航空会社、宿泊、レンタカーなどをオンラインで予約できるほか、パッケージ商品や海外航空券にも対応しています。オンラインで手配できない旅程はオペレーターへ依頼できるため、国内外への出張が多いコンサルティング会社でも幅広い出張手配に対応しやすいでしょう。
利用代金は企業一 括精算に対応しており、出張者による立替精算の削減につなげられます。利用データを抽出して会計処理に活用できるほか、経費精算システムとの連携にも対応。出張データを一元管理することで、出張内容の可視化や不正防止にも役立ちます。手配・精算の負担を減らしながら、出張コストや内部統制も管理したい企業にマッチするサービスといえるでしょう。
主な機能
- 代理申請
- 予約情報の一括管理
- 経費の紐付け
- ワークフロー機能
HIS BTM Portal
株式会社エイチ・アイ・エス
出典:HIS BTM Portal https://www.his-j.com/corp/businesstravel/btm/
海外出張の手配・統制・危機管理をまとめて強化したいコンサルティング会社向け
強み
・出張申請から航空券・ホテルなどの手配、承認まで一元管理できる
・出張規程をシステムに反映し、規程外の手配を制限・把握できる
・他社で手配した海外出張も取り込み、旅程や出張コストをまとめて管理できる
HIS BTM Portalは 、株式会社エイチ・アイ・エスが提供する出張管理システムです。出張申請から航空券・ホテル・通信などの手配、承認までを一元管理できるほか、24時間オンライン予約にも対応しています。経費精算システムとのデータ連携も可能なため、国内外へのクライアント訪問が多いコンサルティング会社でも、出張に関する業務を効率化しやすいでしょう。
出張規程をシステムへ反映し、規程外の手配を制限できるほか、HIS以外で手配した海外出張記録も取り込んで一元管理できます。また、安否確認や24時間日本語サポートなどの危機管理サービスも提供。出張コストの最適化だけでなく、ガバナンスや海外出張者の安全管理まで強化したい企業に適したサービスです。
ピカパカ出張DX
株式会社ピカパカ
出典:ピカパカ出張DX https://www.pikapaka.co.jp/
出張手配と立替精算をまとめて効率化したいコンサルティング会社向け
強み
・国内外の航空券、新幹線、ホテル、レンタカーなどをまとめて手配できる
・出張申請・承認のワークフローや予約制御機能を備えている
・請求書による一括精算に対応し、経費精算システムとも連携できる
ピカパカ出張DXは、株式会社ピカパカが提供するクラウド型の出張手配・管理システムです。国内外の航空券やホテルに加え、新幹線、レンタカー、会議室など幅広いサービスをまとめて手配できます。代理予約にも対応しているため、クライアント訪問やプロジェクト単位で出張が頻繁に発生するコンサルティング会社でも、出張手配を集約しやすいでしょう。
出張申請・承認のワークフローや予約制御機能を備え、出張情報は「いつ・誰が・いくらで」といった項目で一元管理できます。また、利用代金は請求書による一括精算が可能で、経費精算システムとの連携にも対応。出張者の立替精算を減らしながら、管理部門の確認・精算業務や出張コストの管理を効率化したい企業に適したサービスです。
主な機能
- 一括予約で出張手配
- 交通手段の検索・手配
- 宿泊の検索・手配
- 代理申請
出張手配プラス
株式会社エルク
出典:出張手配プラス https://www.tehaiplus.com/
案件別の出張コストまで管理したいコンサルティング会社向け
強み
・新幹線、航空券、ホテルなど国内・海 外の出張手配を一元化できる
・Web上での出張申請・承認や代理手配に対応している
・プロジェクトコードを請求データに反映し、案件ごとの予算管理に活用できる
出張手配プラスは、株式会社エルクが提供する出張手配・管理システムです。新幹線や国内・海外航空券、ホテル、レンタカーなど幅広い出張サービスの手配に対応しています。出張者本人だけでなく、秘書や営業事務などによる代理手配も可能なため、複数のコンサルタントの出張をまとめて管理したい企業にも使いやすいでしょう。
Web上で出張申請から上長の承認・否認まで行えるほか、申込履歴や金額も確認できます。また、請求データへプロジェクトコードなどの任意情報を登録でき、案件ごとの予算管理にも活用可能。 請求書は会社一括・部署単位に対応しているため、出張手配を効率化しながら、プロジェクト別のコスト管理も進めたい企業にマッチするサービスといえるでしょう。
Racco
楽天グループ株式会社
出典:Racco https://corp.rakuten.co.jp/
国内出張の宿泊手配と経費精算を効率化したいコンサルティング会社向け
強み
・国内ホテルや国内・海外航空券、レンタカーをまとめて予約できる
・出張費を会社へ一括請求でき、立替精算や領収書処理を削減しやすい
・出張規程に合わせた予約制限や予約データの一元管理に対応している
Raccoは、楽天グループ株式会社が提供する法人向け出張管理サービスです。国内ホテル、国内・海外航空券、レンタカーを利用でき、長期出張や団体予約など条件の複雑な宿泊については、オペレーターによる代理検索にも対応しています。国内各地へのクライアント訪問やプロジェクト出張が多いコンサルティング会社でも、宿泊を中心とした出張手配をまとめやすいでしょう。
会社一括請求に対応しているため、出張者による立替精算や領収書処理の負担を軽減できます。また、予約データを一元管理して宿泊状況を確認できるほか、出張規程に合わせて金券付き・食事付きプランなどの予約を制限することも可能。出張経費の精算業務を減らしながら、出張ルールの統一やガバナンス強化を進めたい企業に適したサービスといえるでしょう。
主な機能
- 一括予約で出張手配
- 交通手段の検索・手配
- 宿泊の検索・手配
- 予約情報の一括管理
コンサルティング会社向け出張管理システム(BTM)とは?

出張管理システムとは、出張申請や交通・宿泊の予約、旅費精算などをまとめて管理するシステムです。なお、BTM(Business Travel Management)は、出張手配やコスト管理、危機管理などを含めて企業の出張業務を総合的に管理する考え方・サービスを指します。
出張申請・交通・宿泊予約・旅費精算をまとめて管理するシステム
出張管理システムでは、出張前の申請・承認から、航空券や新幹線、ホテルなどの予約、出張後の旅費精算までをまとめて管理できます。サービスによっては、旅費規程をシステムへ反映し、規程に沿った予約を促したり、出張データを集約してコストを分析したりすることも可能です。
クライアント先への訪問が多いコンサルティング会社では、従業員ごとに異なる予約サイトや申請方法を利用すると、手配状況や出張費を把握しにくくなります。出張管理システムで出張業務を集約すれば、出張者だけでなく、承認者や経理担当者の管理負担も軽減しやすくなるでしょう。
旅行会社による出張手配サービスとシステム型BTMの違い
旅行会社による出張手配サービスでは、担当者やオペレーターへ旅程を伝え、航空券やホテルなどの予約を依頼する方法があります。一方、システム型BTMでは、従業員自身がオンライン上で交通機関や宿泊施設を検索・予約し、申請や承認まで進められる点が特徴です。
ただし、現在はオンライン予約と有人サポートを組み合わせたサービスも少なくありません。一般的な国内出張はオンラインで予約し、複雑な海外旅程やビザ手配はオペレーターへ相談するなど、出張内容に応じて使い分けられます。
経費精算システムは、交通費や宿泊費など、発生した経費の申請・承認・精算を管理することが主な役割です。一方、出張管理システムは出張前の申請や交通・宿泊の予約なども含め、出張業務全体を管理します。
出張管理システムと経費精算システムを連携すれば、予約情報や利用金額を経費精算へ引き継げるため、出張者による再入力や領収書処理の負担を減らしやすくなります。出張件数が多いコンサルティング会社では、導入時に既存の経費精算システムと連携できるかも確認しておくとよいでしょう。
コンサルティング会社が出張管理システムを導入するメリット

出張管理システムを導入すると、予約・申請・精算にかかる負担を減らせるほか、出張コストや出張者の状況も管理しやすくなります。ここでは、コンサルティング会社が導入する主なメリットを紹介します。
出張管理システムでは、航空券や新幹線、ホテルなどを1つのシステム上で検索・予約できるサービスがあります。複数の予約サイトを行き来する必要がなくなり、出張手配にかかる作業をまとめられる点がメリットです。
また、予約変更やキャンセルに対応するサービスもあります。クライアントの都合などで訪問日時が変わることのあるコンサルティング会社では、予約窓口を集約することで、出張者の手配負担を抑えやすくなるでしょう。
出張管理システムには、出張前の申請・承認から交通・宿泊の予約、出張後の旅費精算までを一連の流れで管理できるものがあります。予約情報や利用金額を経費精算へ連携できれば、同じ内容を何度も入力する手間も減らせます。
法人一括請求に対応するサービスなら、従業員による交通費や宿泊費の立替を減らすことも可能です。出張者だけでなく、承認者や経理担当者の確認・精算業務の負担軽減にもつながります。
サービスによっては、役職や出張先などに応じた旅費規程を設定し、規程に沿った交通手段や宿泊施設の予約を促せます。規程外の予約を制限したり、アラートを表示したりできるため、従業員ごとに予約方法や判断基準がばらつくのを防ぎやすくなります。
さらに、予約・利用実績を集約すれば、出張費の傾向も把握できます。利用状況を確認しながら予約方法や旅費規程を見直すことで、出張コストの適正な管理につなげられるでしょう。
複数のクライアント案件を並行して進めるコンサルティング会社では、会社全体の出張費だけでなく、案件ごとのコストを把握することも重要です。出張管理システムのなかには、出 張費を部署やプロジェクト単位で分類・集計できるものがあります。
案件と出張費を紐づけて管理すれば、どのプロジェクトでどれだけの交通費・宿泊費が発生しているのかを確認しやすくなります。案件ごとの予算管理や収支を確認する際にも役立つでしょう。
出張管理システムでは、予約情報や旅程を集約し、誰がいつ、どこへ出張しているのかを確認できるサービスがあります。災害や事故などが発生した場合にも、対象地域へ出張している従業員を把握しやすくなります。
特に海外出張では、渡航先の治安悪化や自然災害などへの備えが欠かせません。サービスによっては、危険情報の配信や安否確認、24時間の緊急サポートなどにも対応しています。海外案件が多いコンサルティング会社では、予約・精算機能に加えて、出張者の安全管理に関する機能も確認しておくとよいでしょう。
コンサルティング会社が出張管理システムを選ぶ際のポイント

出張管理システムは、対応する予約手段や連携機能、サポート範囲がサービスによって異なります。自社の出張パターンや管理方法に合うかを確認して選ぶことが重要です。
まずは、自社で利用する交通機関や宿泊施設をシステム上で手配できるか確認しましょう。出張管理システムによって対応範囲は異なり、航空券・ホテルに加えて、新幹線やレンタカー、Wi-Fiなどを予約できるサービスもあります。
国内のクライアント訪問で新幹線を多用するのか、海 外案件で国際航空券が必要なのかなど、実際の出張パターンを整理して比較することが大切です。予約できない交通手段が多いと、別サービスとの併用が必要になり、管理が分散する可能性があります。
コンサルティング会社では、クライアントの予定やプロジェクトの進行状況によって、出張日時や旅程が変更になることもあります。そのため、予約時の使いやすさだけでなく、変更・キャンセル時にどのような支援を受けられるかも比較しましょう。
有人サポートを提供する出張管理システムもあり、なかには24時間365日オペレーターへ相談できるサービスもあります。 サポート時間のほか、電話・チャットなどの問い合わせ方法、海外滞在中の対応範囲も確認しておくと安心です。
案件別に出張費を管理したい場合は、予約・請求データへプロジェ クトコードや費用負担先を設定できるか確認しましょう。案件情報を出張データに紐づけられれば、プロジェクト別の費用集計や予算管理に活用しやすくなります。
あわせて、プロジェクトコードを必須入力にできるか、請求データへ引き継げるか、部署・案件単位で集計できるかも確認するとよいでしょう。案件別の原価や収支を管理している企業ほど、こうした設定の柔軟性が重要です。
経費精算・会計など既存システムとの連携性をチェック
出張管理システムだけで出張業務を完結させるとは限らないため、現在利用している経費精算・会計システムとの連携方法も確認が必要です。サービスによっては、経費精算ツールとのAPI連携や、会計ソフトに合わせたデータ出力に対応しています。
既存システムへ予約情報や費用データを受け渡せれば、出張後の再入力を減らしやすくなります。連携先の名称だけでなく、API連携・CSV出力など対応方法や、どこまで自動化できるのかまで確認しましょう。
海外案件が多いコンサルティング会社では、航空券やホテルを予約できるだけでなく、出張者の所在や安否を管理できるかも重要な比較ポイントです。出張管理システムには、出張者の位置情報の把握、安否確認、渡航先のリスク情報提供などに対応するサービスがあります。
なかには、自社システム以外で手配した海外出張の情報も取り込み、まとめて管理できるものもあります。 海外出張が多い場合は、緊急時の連絡体制や24時間サポートの有無まで含めて比較するとよいでしょう。
コンサルティング会社が出張管理システムを導入する際の注意点

出張管理システムを導入する際は、現在の申請・予約・精算方法を整理し、自社の旅費規程や既存システムに合った運用を設計することが重要です。導入前に確認しておきたいポイントを紹介します。
まずは、出張申請から承認、交通・宿泊の予約、出張後の精算まで、現在の業務フローを整理しましょう。どの工程を出張管理システムへ移行し、どの業務を既存の仕組みに残すのかを決める必要があります。
例えば、申請内容を別のシステムへ転記している、従業員によって予約方法が異なるといった状況があれば、導入時に見直す余地があります。現状の課題を把握したうえで、システム導入後の業務フローを設計することが大切です。
出張管理システムには、役職や出張先などに応じて宿泊費の上限を設定したり、規程外の予約にアラートを表示したりできるものがあります。そのため、既存の旅費規程とシステム上の設定内容をそろえておく必要があります。
両者にずれ があると、旅費規程では認められている予約がシステム上では選択できないなど、運用上の混乱につながる可能性があります。導入を機に、現在の旅費規程が実際の出張状況に合っているかも見直しておきましょう。
プロジェクトコードや費用負担先の登録方法を決めておく
案件単位で出張費を管理するコンサルティング会社では、プロジェクトコードや費用負担先をどのように登録するかも重要です。出張管理システムによっては、予約・請求データにプロジェクトコードなどの情報を付与できます。
入力ルールが統一されていないと、同じ案件が異なる名称で登録され、後から正確に集計できない場合があります。プロジェクトコードの付け方や入力項目、費用を負担する部署・案件の判断基準を事前に決めておくとよいでしょう。
すでに経費精算システムを利用している場合は、どの業務を出 張管理システムで処理するのかを決めておきます。例えば、出張申請と予約は出張管理システム、出張後の経費精算は既存システムで行うといった運用が考えられます。
システム間で予約情報や利用金額を連携できれば、出張者による再入力の負担を減らせます。API連携やCSV出力など、現在利用している経費精算システムとどのようにデータを受け渡せるかも確認しておきましょう。
出張管理システムは、実際に予約する出張者だけでなく、承認者や経理・総務などの管理部門も利用します。そのため、予約画面の操作性だけでなく、承認のしやすさや請求データの確認方法なども確認することが大切です。
デモやトライアルを利用できる場合は、実際に出張する従業員だけでなく、承認者や経理・総務担当者にも操作してもらいましょう。予約・申請のしやすさに加え、承認や請求データの確認までスムーズに行えるかを確認することが重要です。出張者と管理部門の双方にとって負担の少ない運用にすることで、導入後の定着につながります。
コンサルティング会社の出張管理システムに関するよくある質問
出張管理システムの導入を検討する際に気になりやすい、BTMの意味や機能、料金、経費精算システムとの違いについて紹介します。
BTMは「Business Travel Management(ビジネストラベルマネジメント)」の略です。企業の出張に関する申請・承認、交通・宿泊の手配、精算、旅費規程の管理などを一元的に管理する考え方や仕組みを指します。
単なるチケット予約だけでなく、出張コストの管理や業務効率化、出張者の危機管理などもBTMの対象に含まれます。
出張管理システムでは、出張申請・承認、航空券や新幹線・ホテルの予約、支払い・精算、出張データの管理などを行えます。サービスによっては、旅費規程に基づく予約制御や、経費精算システムとの連携、出張者の所在確認にも対応しています。
利用できる機能や予約できる交通手段はサービスによって異なるため、自社の出張フローに必要な機能を整理して比較することが重要です。
出張管理システムのなかには、初期費用や月額利用料が無料のサービスも提供されています。
ただし、システム利用料が無料でも、航空券や宿泊費などの実費に加え、手配内容によって手数料が発生する場合があります。料金を比較する際は、初期費用・月額費用だけでなく、予約や変更時にかかる費用まで確認しましょう。
出張管理システムを導入すると立替払いはなくせますか?
法人一括請求に対応した出張管理システムを利用すれば、航空券や宿泊費などの立替払いを減らせます。ただし、タクシー代や現地で発生した少額経費など、すべての支払いをなくせるとは限りません。
立替払いをどこまで削減できるかは、対応する予約手段や決済方法によって異なるため、自社で発生する出張経費を整理して確認しましょう。
出張管理システムと経費精算システムは連携できますか?
連携できるサービスがあります。出張管理システムの予約情報や利用金額を経費精算システムへ連携することで、出張者による再入力や経理担当者の確認作業を減らせます。
連携方法はサービスによって異なり、API連携に対応するもののほか、CSV形式でデータを出力して既存の経費精算システムへ取り込めるものもあります。導入前に、現在利用している経費精算システムとの連携可否と、どのデータまで引き継げるかを確認しておきましょう。
まとめ|自社の出張フローに合う出張管理システムを選ぼう
コンサルティング会社では、クライアント訪問やプロジェクト単位の出張が多く、予約・申請・精算を個別に管理すると、出張者だけでなく承認者や経理担当者の負担も大きくなります。出張管理システムを活用すれば、交通・宿泊の手配から申請・精算までをまとめて管理でき、出張コストや案件別の費用も把握しやすくなります。
選定時は、必要な交通・宿泊手段への対応、変更・キャンセル時のサポート、プロジェクト別の費用管理、経費精算システムとの連携、海外出張時の安全管理などを確認することが重要です。自社だけで比較するのが難しい場合は、複数の出張管理システムを比較し、出張件数や運用フローに合ったサービスを絞り込みましょう。
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