製造業向けオンラインストレージ6選|選び方・活用事例も紹介
更新日 2026年08月18日
製造業でオンラインストレージを導入する際は、容量や料金だけでなく、CAD・3Dデータなど大容量ファイルへの対応、アクセス権限や操作ログ、取引先との共有方法まで比較することが重要です。
設計図面や製造指示書、品質管理資料などを本社・工場・取引先で共有する場合、サービスによってファイルサイズ上限やセキュリティ機能、料金体系、外部共有の方法が異なります。既存のファイルサーバーやNASから移行する場合は、データ移行への対応や現場での操作性も確認が必要です。
本記事では、製造業におすすめのオンラインストレージ6選を比較するとともに、選び方や導入メリット、活用事例、料金体系、導入前に確認したいポイントまで解説します。自社で扱うデータや利用範囲に合うサービスを絞り込む際の参考にしてください。

製造業では、CADデータや設計図面、製造指示書、品質管理資料など、大容量かつ機密性の高いファイルを扱う機会が多くあります。さらに、本社・工場・営業所・取引先など複数の拠点でデータを共有する場面も多いため、ファイルサーバーやメールだけでは、最新版の管理や安全な共有に手間がかかりやすくなります。
ここでは、容量や大容量ファイルへの対応、アクセス権限・操作ログなどのセキュリティ、取引先との共有機能、バージョン管理、料金体系などを踏まえ、製造業におすすめのオンラインストレージ6選を紹介します。
サービス | こんな製造業におすすめ | 主な強み |
|---|
DirectCloud | 設計データの社外共有を権限管理したい | 社外共有、AD連携・SSO、ユーザー数無制限プラン |
Fileforce | 大量の設計・製造データをクラウドへ移行したい | 大容量対応、従来のファイルサーバーに近い操作性、権限管理 |
Fleekdrive | 国内外の販売パートナーへ最新資料を共有したい | URL共有、細かなアクセス権限、Salesforce連携 |
Box | サプライヤーと機密情報を共有・共同管理したい | 高度なアクセス制御、共同作業、マルウェア検知 |
GigaCC | 設計図や機密文書を多数の取引先と共有したい | 大容量送信、履歴ログ、2要素認証、電子透かし |
使えるファイル箱 | 工場・拠点間のファイルをまとめて管理したい | ユーザー数無制限、容量課金、最大999世代の復元 |
DirectCloud
株式会社ダイレクトクラウド
出典:DirectCloud https://directcloud.jp/
設計データや取引先とのファイル共有を効率化したい製造業向け
強み
・共有リンクやゲスト招待を使い、社外と安全にファイルを共有できる
・AD連携・SSOに対応し、既存のID管理を活かした運用が可能
・月額固定制・ユーザー数無制限のプランを用意し、多人数で利用し やすい
DirectCloudは、株式会社ダイレクトクラウドが提供する法人向けクラウドストレージです。共有リンクやゲスト招待による社外共有に対応しており、製造業で扱う設計データや図面などを取引先・協力会社とやり取りする用途にも活用できます。製造業の導入事例では、プリント基板の設計データを圧縮せずに保存し、共有先へリンクを送る運用が行われています。
AD連携やSSOにも対応しているため、既存の認証環境を活かしながらアカウント管理の負担を抑えられる点も特徴です。アクセス権設定やアクセスログ取得、自動削除などを組み合わせた運用事例もあり、社内外で重要なデータを共有する際のセキュリティやガバナンスを重視する製造会社との相性がよいでしょう。
主な機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマ ホアプリ(iOS)対応
Fileforce
ファイルフォース株式会社
出典:Fileforce https://www.fileforce.jp/
大量の設計・製造データをクラウドへ移行したい製造業向け
強み
・WindowsエクスプローラーやMac Finderから利用でき、従来のファイルサーバーに近い操作性
・大容量ファイルの共有に対応し、ユーザー数無制限のプランを用意
・アクセス権限設定、通信・データの暗号化、多要素認証、SSO連携などのセキュリティ機能を搭載
Fileforceは、ファイルフォース株式会社が提供する法人向け国産クラウドストレージです。WindowsエクスプローラーやMac Finderからファイルへアクセスでき、既存のフォルダ構成やアクセス権限を活かしたクラウド化に対応しています。大容量ファイルも扱えるため、図面や設計・製造関連データなど、多種多様なファイルを保有する製造業にも適しています。
大手時計メーカーでは、従来のオンプレミス型ファイルサーバーのリプレースを機に、約150TBのデータをFileforceへ移行した実績があります。導入事例では、データ移行に関するサポートも選定理由の一つとして 挙げられています。大量のデータを保有し、既存のファイルサーバーからクラウドへの移行を検討する製造会社にとって、比較候補の一つとなるサービスです。
主な機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
Fleekdrive
株式会社Fleekdrive
出典:Fleekdrive https://www.fleekdrive.com/
国内外の販売パートナーや顧客へ最新資料を共有したい製造業向け
強み
・大容量ファイルをメール添付せず共有でき、アカウントを持たない相手へのURL共有にも対応
・ユーザー別・フォルダ別に細かなアクセス権限を設定可能
・Salesforceと連携し、ファイル共有・管理やログインの一元化を図った製造業での導入実績がある
Fleekdriveは、社内外でのファイル共有・共同作業・管理に対応した企業向けオンラインストレージです。対応するファイルはダウンロードせずブラウザ上で閲覧できるほか、メール添付を使わないファイル配信や、URLによる社外共有にも対応しています。ユーザー別・フォルダ別のアクセス権限も設定できるため、営業資料や技術マニュアルなど、共有範囲を管理したい製造業にも活用しやすいサービスです。
製造業の導入事例では、複数のサーバーに点在していた資料をFleekdriveへ集約し、国内外の販売パートナーや顧客へ最新情報を提供できる環境を構築しています。Salesforceとの連携により社員のログインも一元化。導入前は資料提供の対応1件に約30分かかっていましたが、導入後は営業担当者の対応工数が大幅に削減され、Webサーバー利用時と比べてトータルコストも約6分の1になったと紹介されています。資料管理と社外への情報共有を効率化したい製造会社に適しています。
主な機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
Box
株式会社Box Japan
出典:Box https://www.boxsquare.jp/
設計情報や機密データをサプライヤーと安全に共有したい製造業向け
強み
・設計・契約・スケジュールなどの機密情報を社内外で共有し、コメントや共同作業に対応
・仕様書の共有や見積もり収集など、サプライチェーンでの情報連携に活用可能
・きめ細かなアクセス制御やマルウェア検知、異常な挙動の検知などセキュリティ機能を搭載
Boxは、企業向けのクラウド型コンテンツ管理サービスです。製造業向けには、情報交換や契約、設計、スケジュール策定などの工程で、機密データをサプライヤーと共有しながらコメントや共同作業を行える環境を提供しています。仕様書の共有や見積もりの収集にも活用できるため、社内だけでなく取引先を含めてデータを管理したい製造会社に適しています。
セキュリティ面では細かなアクセス制御に対応するほか、Box Shieldではマルウェア検知や異常な挙動の検知、自動分類などの機能を提供しています。製造業向けの活用例としては、サプライヤーとの情報共有のほか、設計の改善や製造技術の開発、特許管理などが示されています。社内外で機密性の高い情報を扱う企業では、必要なセキュリティ機能や契約プランを確認したうえで比較するとよいでしょう。
主な機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
GigaCC
日本ワムネット株式会社
出典:GigaCC https://www.gigaccsecure.jp/
設計図や機密文書を取引先と安全に共有したい製造業向け
強み
・大容量ファイルの送信・共有に対応し、取引先や拠点間でデータをやり取りできる
・アカウント・ディレクトリ単位のアクセス権限設定や履歴ログ管理に対応
・2要素認証、IPアドレス制限、電子透かしなど情報漏えい対策を備える
GigaCCは、日本ワムネット株式会社が提供する法人向けクラウドストレージです。企業間・拠点間・海外とのファイル送受信や共有に対応しており、大容量ファイルもメール感覚で送信できます。アクセス権限の設定や履歴ログ管理、2要素認証、IPアドレス制限などの機能も備えているため、図面や製造関連情報など機密性の高いデータを扱う製造業にも適しています。
製造業では、取引先との機密文書のやり取りを紙からクラウド経由へ移行するケースがあり、アカウントごとのフォルダ権限やアクセスログ、プレビュー画面への電子透かしといった機能が評価されています。取引先との機密文書共有において、アクセス権限や操作ログ、電子透かしなどの管理機能を重視する製造会社の比較候補となるサービスです。
主な機能
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
使えるファイル箱
使えるねっと株式会社
出典:使えるファイル箱 https://www.tsukaeru.net/file-bako
工場や拠点ごとのファイルをまとめて管理したい製造業向け
強み
・ユーザー数無制限で、ユーザー数ではなくストレージ容量を基準に課金
・WindowsのエクスプローラーやMacのFinderから、普段に近い操作でファイルを共有可能
・ユーザーごとの権限設定やIPアドレス制限、デバイス管理、最大999世代のファイル復元に対応
使えるファイル箱は、使えるねっと株式会社が提供する法人向けクラウドストレージです。ユーザー数無制限の容量課金制を採用しており、社員数が増えてもユーザー単位の追加料金を気にせず利用できます。エクスプローラーやFinderから操作できるほか、モバイル端末からもアクセスできるため、本社・工場・外出先など複数拠点でファイルを共有したい製造業に適しています。
電子部品メーカーの導入事例では、3つの事業部に分散していた品質保証データを「使えるファイル箱」で管理し、従来のローカル保存によるデータ共有やバックアップの負担を軽減しています。将来的には図面の保存にも活用する方針が紹介されており、品質関連資料や製造データを拠点横断で一元管理したい企業にも向いています。
主な機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)

製造業向けオンラインストレージは、容量だけでなく、設計情報のセキュリティや取引先との共有方法、料金体系まで含めて比較することが重要です。特に以下の5点を確認しましょう。
CAD・3Dデータに対応する容量とファイルサイズ上限を確認
CADや3Dデータ、高解像度の画像・動画などを扱う場合は、ストレージ全体の容量に加えて、1ファイルあたりのアップロード上限も確認しましょう。ファイルサイズの上限はサービスや料金プランによって異なるため、大容量データを日常的に扱う製造業では重要な比較ポイントです。
現在のデータ量だけでなく、設計データの蓄積やバックアップによる将来的な容量増加も想定しておく必要があります。容量追加の可否や追加料金も含めて比較すると、導入後の容量不足を防ぎやすくなります。
設計図面や製造ノウハウなどの機密情報を扱う場合は、アクセス権限、多要素認証、SSO、操作ログなどのセキュリティ機能を重視しましょう。法人向けオンラインストレージには、ユーザーやフォルダごとに閲覧・編集範囲を設定したり、ファイルの操作履歴を記録したりできるものがあります。
特に取引先や協力会社ともデータを共有する場合は、必要な情報だけにアクセスできる権限設計が欠かせません。IPアドレス制限や共有期限、ダウンロード制限など、自社の情報管理ルールに合う機能が備わっているかも見極めましょう。
製造業では、本社と工場だけでなく、協力会社やサプライヤー、販売パートナーなど社外とのデータ共有も多いため、外部ユーザーへの共有方法を比較することが重要です。
オンラインストレージには、アカウントを持たない相手へURLでファイルを共有したり、外部ユーザーごとにアクセス権限を設定したりできるサービスがあります。製造業でも、国内外の販売パートナーへ最新資料を共有する用途などで活用されています。共有のしやすさだけでなく、誰にどの情報まで公開できるかを管理できるかも確認しましょう。
図面や仕様書を頻繁に更新する企業では、バージョン管理機能があると最新版と過去版を整理しやすくなります。同名ファイルを更新した際に過去のデータを自動保存できるサービスなら、誤って古いファイルを使用した場合の復元にも役立ちます。
また、既存の認証基盤や業務システムと連携できるかも確認しておきたいポイントです。製造業では、社内システムとオンラインストレージを連携し、協力会社を含めたファイルの受け渡しを効率化 するケースもあります。
料金を比較する際は、月額料金だけでなく、何を基準に課金されるのかを確認しましょう。法人向けオンラインストレージには、ユーザー数に応じて料金が増えるタイプのほか、ユーザー数を問わず容量に応じて課金されるタイプもあります。
本社・工場など多数の従業員で利用する場合や、全社展開を予定している場合は、利用人数が増えた際の総額まで試算することが大切です。利用人数と保管するデータ量のどちらが増えやすいかを踏まえ、自社に適した料金体系を選びましょう。

オンラインストレージを活用すると、製造業で発生しやすいデータの分散や拠点間共有、機密情報管理などの課題を改善できます。主なメリットは以下の5つです。
オンラインストレージを導入すると、部門やサーバーごとに分散していた設計・製造関連データをクラウド上へ集約できます。保存場所を統一することで、必要な資料がどこにあるのか探す手間を減らしやすくなります。
製造業では、複数のサーバーに点在していた資料をオンラインストレージへ集約し、情報管理を効率化 した事例もあります。本社・工場・営業部門など複数の部署で同じ資料を利用する企業では、保存場所を統一することで必要な情報へアクセスしやすくなります。
オンラインストレージならインターネット経由でファイルへアクセスできるため、本社と工場、取引先、海外拠点など離れた場所との情報共有を効率化できます。
製造業では、販売パートナーへの資料配布や、協力会社との設計データの受け渡しなどにオンラインストレージが活用されています。メール添付や個別のファイル転送環境に頼らず共通の共有基盤を整えられるため、関係者が多い製造プロセスでも情報をやり取りしやすくなります。
図面や仕様書の更新が多い製造現場では、複数の場所に同じファイルが保存されていると、どれが最新版なのか判断しにくくなります。オンラインストレージへ保存場所を集約し、バージョン管理機能を活用すれば、最新版と過去版を整理しやすくなります。
ファイルの更新履歴を残せるサービスなら、過去の内容を確認したり、必要に応じて以前の状態へ戻したりすることも可能です。図面や手順書の管理ルールと組み合わせることで、旧版を誤って使用するリスクを抑えやすくなります。
法人向けオンラインストレージには、部門・ユーザー・フォルダごとにアクセス範囲を設定できるサービスがあります。設計部門だけが閲覧できるフォルダを設けるなど、情報の重要度や役割に応じた権限管理が可能です。
製造業では、設計図や部品製造に関する情報を多数の取引先と共有するケースもあります。取引先ごとに閲覧できる範囲を制限すれば、必要以上の情報を公開せずに共同作業を進めやすくなり、設計情報や製造ノウハウの保護にもつながります。
オンラインストレージを利用すれば、社内のファイルサーバーとは別の環境にデータを保管できます。そのため、BCPの観点からデータ保管先を分散する方法の一つとして検討できます。
ただし、クラウドへ保存するだけでBCP対策が完了するわけではありません。複数拠点へのデータ複製やバックアップ、障害発生時の復旧方法などはサービスによって異なります。生産に必要な図面や品質関連資料を継続して利用できるよう、データの保管・復旧体制まで確認することが重要です。
製造業では、設計情報の社外共有やファイルサーバーのクラウド化、品質関連データの管理、海外拠点への資料配信などにオンラインストレージが活用されています。ここでは、サービス提供会社が公開している製造業の導入事例をもとに、導入前の課題と導入後の変化を紹介します。※導入効果は企業規模や運用方法によって異なります。
<導入前>
自動車メーカーでは、車両開発に必要な設計図や部品製造に関する機密情報を取引先へ共有する際、データを紙に印刷・封入して送付していました。約40社とのやり取りがあり、紙による機密文書の共有・管理方法が課題となっていました。
<導入後>
オンラインストレージを導入し、取引先との機密文書の受け渡しをクラウドへ移行。誰が・どの宛先と・どのファイルを・いつ共有したかをログで確認でき、必要に応じて共有を取り消せる環境を整えています。
ファイルサーバーのクラウド移行で本社・工場間の管理負担を軽減
<導入前>
工業用品メーカーでは、社外から社内ファイルサーバーへアクセスできず、必要なデータをPCへ保存して持ち出していました。その結果、サーバー上のファイルを最新版に保ちにくいうえ、本社と工場間で行っていた相互バックアップも管理者の負担となっていました。
<導入後>
ファイルをクラウドへ移行し、インターネット経由で共有フォルダを利用できる環境を構築。工場の部署責任者にもアカウントを発行し、部署ごとのアクセス制御や操作ログ管理を行いながらファイルを共有しています。
<導入前>
製品開発を手掛けるメーカーでは、NASやHDD、複数のクラウドストレージにデータが分散し、管理が煩雑になっていました。過去の不具合や事故、故障などの履歴を確認する際の検索性や、海外の製造工場との情報共有にも課題を抱えてい ました。
<導入後>
点在していたデータをオンラインストレージへ集約し、一元管理へ移行。全文検索を使って過去の不具合・故障履歴を参照できるようになり、品質管理に必要な情報を探しやすくなりました。海外工場とのファイル共有もスムーズになっています。
<導入前>
医療機器メーカーでは、世界各地の技術サービス担当者へ最新の機器情報やマニュアルを届ける必要がありました。約70種類の機器情報が随時更新されるなか、従来は半年に一度、マニュアルデータをDVDやUSBメモリに保存して各拠点へ発送していました。
<導入後>
オンラインストレージを活用し、190ヵ国・1,700名以上の担当者へ最新マニュア ルを一括で同期できる体制を構築。同期状況も確認できるようになり、物理メディアの作成・発送にかかっていた手間とコストの削減につながっています。
製造業向けオンラインストレージの料金体系と費用の考え方
オンラインストレージの料金は、利用人数やストレージ容量、契約プランによって異なります。課金方法もサービスごとに異なり、複数の要素を組み合わせて料金が決まる場合があります。代表的な料金体系を以下にまとめました。
主な課金パターン | 料金の決まり方 | 確認したい項目 |
|---|
ユーザー数ベース | ID・ユーザー数を基準に料金を設定 | 1IDあたりの料金、最低契約数、付帯容量 |
容量・プランベース | ストレージ容量や契約プランを基準に料金を設定 | 標準容量、ユーザー数上限、容量追加料金 |
複合型 | ユーザー数と容量など複数の条件で料金を設定 | 基本料金に含まれる人数・容量、追加料金 |
ユーザー課金型では、利用するID数に応じて料金が決まります。ただし、1ユーザー単位で自由に契約できるとは限らず、法人向けサービスには最低契約数を設定しているプランもあります。また、契約するID数に応じて一定のストレージ容量が付与されるケースもあります。
製造部門だけで利用するのか、本社・工場・営業部門まで展開するのかによって必要なID数は変わります。導入時の人数だけでなく、利用範囲を拡大した場合の費用も試算しておくと、料金を比較しやすくなります。
法人向けオンラインストレージには、ユーザー数を無制限とし、ストレージ容量や契約プランを基準に月額料金を設定しているサービスもあります。利用人数に左右されにくい一方、必要な容量が増えれば上位プランへの変更や容量追加が必要になる場合があります。
CADや設計図面、画像・動画などを継続して保存 する場合は、現在のデータ量だけでなく、将来どの程度増えるかも踏まえて検討することが重要です。標準容量に加え、容量を追加できるか、追加時にいくらかかるかまで確認しましょう。
オンラインストレージでは、基本料金とは別に追加費用が発生する場合があります。たとえば、ストレージ容量の追加やデータ移行支援などは、サービスや契約内容によって別途料金が設定されるケースがあります。必要な機能や支援内容が基本料金に含まれているか、見積もり時に確認しましょう。
特にファイルサーバーやNASから大量の設計・製造データを移行する場合は、移行支援の有無や費用も確認が必要です。基本料金だけでなく、利用人数・必要容量・追加機能・データ移行にかかる費用まで含めて比較すると、導入後のコストを判断しやすくなります。
オンラインストレージ導入前に製造業が確認すべきこと
