医療機関におすすめのオンラインストレージ5選|選び方や注意点も解説
更新日 2026年07月03日
医療機関では、院内文書や検査画像、同意書、研修資料などを安全に保管・共有する必要があります。しかし、患者情報を含むファイルを扱う場合、一般的なオンラインストレージをそのまま使ってよいのか不安に感じるケースも少なくありません。
そこで本記事では、医療機関におすすめのオンラインストレージを厳選して紹介します。あわせて、文書管理システムとの違いや選び方、導入メリット、活用シーン、注意点も解説。自院に合ったオンラインストレージを比較・検討する際の参考にしてください。

医療機関向けオンラインストレージには、院内文書や検査画像、研修資料、同意書などをクラウド上で保管・共有できるものがあります。患者情報を含むファイルを扱う可能性がある医療現場では、利便性だけでなく、権限管理や操作ログ、暗号化、バックアップ体制などを確認することが重要です。ここでは、医療機関での使いやすさやセキュリティ機能、院内外の共有しやすさなどを踏まえて、おすすめのオンラインストレージを紹介します。
サービス名 | 向いている医療機関 | 特徴 |
|---|
Box | 患者情報や医療文書を院内外で共有したい医療機関 | DICOMや同意書、研究資料の管理にも対応 |
SonaM | 医療データを院外にバックアップしたい医療機関 | 自動バックアップやBCP対策、ログ管理に対応 |
Medteria | 院内・学会・医療コミュニティで知見を共有したい医療機関 | 資料や画像、動画の保存・共有、意見交換に対応 |
DirectCloud | 診療記録や機密ファイルを拠点間で共有したい医療機関 | デバイス認証やファイルロック、ログ管理に対応 |
Fileforce | 院内のファイルサーバーをクラウド化したい医療機関 | 既存フォルダ運用の再現、権限設定、暗号化に対応 |
Box
株式会社Box Japan
出典:Box https://www.boxsquare.jp/
患者情報や医療文書をセキュアに共有・管理したい医療機関向け
強み
・医療文書や患者情報を安全に管理
・院内外の関係者とスムーズに共有
・DICOMや同意書、研究資料の管理にも対応
---
Boxは、株式会社Box Japan が提供するクラウドコンテンツ管理プラットフォームです。医療・ヘルスケア業界向けには、患者の健康記録や医療文書をセキュアに保管・共有し、医師・研究者・管理者など複数の関係者が必要な情報へアクセスしやすい環境を構築できます。
また、外部医師とのセカンドオピニオン対応、研究機関との共同研究、DICOMスタディやフォーム・同意書の管理などにも活用できます。医療文書の保管だけでなく、院内外の 情報共有プロセスを見直したい医療機関に向いているオンラインストレージです。
主な機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電話サポートあり
SonaM
株式会社エーアイエス
出典:SonaM https://www.tais.co.jp/products/sona-m/
医療データを院外にバックアップし、災害や緊急時に備えたい医療機関向け
強み
・医療機関専用のオンラインストレージ
・自動バックアップで手間を削減
・BCP対策やログ管理にも対応
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SonaMは、株式会社エーアイエスが提供する医療機関専用のオンラインストレージサービスです。厚生労働省・総務省・経済産業省が策定した医療情報の安全管理に 関するガイドラインに対応しており、医療データを安全に保管したい病院・クリニックで活用できます。専用ツールによる自動バックアップにも対応しているため、日々のデータ保管にかかる手間を抑えられます。
各種ファイルを院外にバックアップできるため、ランサムウェア対策や災害時・緊急時の早期復旧に備えたい場合にも有効です。「いつ・誰が・どのファイルに・何をしたのか」を確認できるログ管理機能も備えており、医療情報の保管体制やBCP対策を見直したい医療機関に向いています。
Medteria
メドテリア株式会社
出典:Medteria https://medteria.io/
院内・学会・医療コミュニティで資料や知見を共有したい医療機関向け
強み
・資料や画像、動画を安全に保存
・医療コミュニティ内で情報共有
・質問や意見交換の場も作成可能
---
Medteriaは、医療従事者向けの情報共有クラウドサービスです。資料、ファイル、画像、動画などを安全に保存し、大学・病院・学会などの医療コミュニティ内で共有できます。院内の資料や論文など大量の情報を管理・閲覧しやすくするほか、指導医から研修医への指導内容を整理・蓄積する用途にも活用できます。
情報を整理するスペースの作成や、質問・意見交換ができるトピック機能も備えているため、単なるファイル保管だけでなく、医療関係者同士のナレッジ共有やディスカッションを促進したい場合に向いています。院内共有、抄読会、学会運営など、医療コミュニティの知識継承を効率化したい医療機関に適したオンラインストレージです。
DirectCloud
株式会社ダイレクトクラウド
出典:DirectCloud https://directcloud.jp/
診療記録や機密ファイルを拠点間で安全に共有したい医療機関向け
強み
・診療記録や診断書を安全に共有
・デバイス認証で端末利用を管理
・ファイルロックで同時編集の混乱を防止
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DirectCloudは、株式会社ダイレクトクラウドが提供する法人向けクラウドストレージです。医療機関向けには、診断書や診療記録などの機密ファイルをクラウド上で共有でき、複数拠点やグループ内の診療所との情報連携を効率化できます。スマートフォンやタブレットなど多様なデバイスからアクセスできるため、院内外で必要なデータを確認・共有したい場合に便利です。
デバイス認証によって利用端末の安全性を確保できるほか、ファイルをダウンロードせずに編集できるため、情報漏洩リスクを抑えながら業務を進められます。ファイルロックやログ管理にも対応しており、個人向け無料ストレージの無断利用を防ぎ、医療情報の管理体制を見直したい医療機関に向いています。
主な機能
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
Fileforce
ファイルフォース株式会社
出典:Fileforce https://www.fileforce.jp/
院内のファイルサーバーをクラウド化し、安全に情報共有したい医療機関向け
強み
・既存のフォルダ運用をクラウドで再現
・柔軟な権限設定と暗号化に対応
・ランサムウェア対策やPPAP対策も可能
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Fileforceは、ファイルフォース株式会社 が提供する法人向けクラウドストレージです。WindowsエクスプローラーやMac Finderからファイルにアクセスでき、従来のファイルサーバーに近い操作感で利用できます。医療・福祉分野では、約3,000人規模の医療法人による「脱・ファイルサーバー」の導入事例もあり、業務利便性とセキュリティを両立したい医療機関で活用できます。
アクセス権限の細かな設定、通信・データの暗号化、多要素認証やSSO連携などに対応しており、診療情報や院内資料など機密性の高いファイル管理にも向いています。ユーザー数無制限で利用できるため、職員数が多い医療機関や複数拠点での全社的なファイル共有基盤を整備したい場合にも適したオンラインストレージです。
主な機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
オンラインストレージと文書管理システムは用途に応じて使い分ける

オンラインストレージと文書管理システムは、どちらも医療機関のファイル管理に使えます。ただし、オンラインストレージは保管・共有、文書管理システムは承認・改訂・版管理まで含めた管理に向いています。扱う情報や運用目的に応じて使い分けることが重要です。
比較項目 | オンラインストレージ | 文書管理システム |
|---|
主な目的 | ファイルの保管・共有 | 文書の作成・承認・改訂管理 |
向いている用途 | 検査画像、PDF、動画、研修資料の共有 | 院内規程、手順書、申請書、同意書ひな形の管理 |
得意な管理 | 容量管理、外部共有、バックアップ | 版管理、承認フロー、改訂履歴、保存期限管理 |
医療機関での使いどころ | 院内外で資料を安全に共有したい場合 | 最新版管理や監査対応が必要な場合 |
オンラインストレージはファイルの保管・共有に向いている
オンラインストレージは、PDF、画像、動画、Officeファイルなどをクラウド上に保管し、必要な相手と共有するためのサービスです。医療機関では、PDF化した紙文書、検査画像、研修資料、院内マニュアル、学会資料などを保存・共有する用途に向いています。
複数拠点のクリニックや訪問診療を行う医療機関では、院外から必要な資料にアクセスしたい場面もあります。オンラインストレージを使えば、院内ファイルサーバーに依存せず、拠点間や職種間でファイルを共有しやすくなります。災害時や端末故 障に備えたバックアップ先としても活用しやすい点がメリットです。
ただし、患者情報や診療情報を含むファイルを扱う場合は、権限設定、操作ログ、データ暗号化、外部共有の制限、バックアップ体制を確認する必要があります。無料の個人向けサービスや私用アカウントで運用すると、管理者が利用状況を把握しにくく、情報漏えいのリスクが高まるため注意が必要です。
文書管理システムは、文書の保管だけでなく、作成・承認・改訂・廃止までの流れを管理するためのシステムです。医療機関では、院内規程や業務手順書、申請書、同意書のひな形など、最新版の管理が重要な文書に向いています。
古い手順書や改訂前の書式を使い続けると、業務ミスや確認漏れにつながるおそれがあります。承認履歴や改訂履歴を残せる文書管理システムを使えば、どの文書が最新版なのか、いつ・誰が承認したのかを確認しやすくなります。
院内規程や業務手順書を承認・改訂履歴まで 含めて管理したい場合は、医療機関向けの文書管理システムも比較しておくとよいでしょう。
医療機関向けオンラインストレージを選ぶ際のポイント

医療情報システムの安全管理ガイドラインを踏まえて運用できるか
医療機関がオンラインストレージを選ぶ際は、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」を踏まえて運用できるかを確認しましょう。医療情報を外部サービスに保存する場合、サービス提供事業者の安全管理体制や責任範囲を把握する必要があります。公式サイトや資料で、医療機関向けの対応方針が示されているかも確認しておく必要があります。
患者情報や診療情報を含むファイルを扱う場合は、通信・保存データの暗号化、不正アクセス対策、ウイルスチェック、二要素認証などの機能を確認しましょう。外部共有リンクを発行できるサービスでは、パスワード設定や有効期限、ダウンロード制限の有無も重要です。利便性だけで選ぶと、誤送信や情報漏えいのリスクが高まるため注意が必要です。
医療機関では、医師、看護師、薬剤師、事務職、外部委託先など、立場によって閲覧・編集できる情報を分ける必要があります。そのため、フォルダ単位やファイル単位で権限を細かく設定できるサービスを選びましょう。
操作ログを確認できる機能があれば、誰がいつファイルを閲覧・編集・削除したかを把握しやすくなります。
退職者や異動者のアカウントを放置すると、本来アクセスできない情報を閲覧できる状態が残るおそれがあります。オンラインストレージを選ぶ際は、管理者がアカウントの追加・停止・権限変更を簡単に行えるかを確認しましょう。
職員数が多い医療法人や複数拠点のクリニックでは、ID管理やシングルサインオンに対応しているかも比較ポイントになります。
電子カルテやNASなど既存システムと併用しやすいか
オンラインストレージは、電子カルテやNAS、院内ファイルサーバーの代替ではなく、補完的に使うケースもあります。既存システムと併用する場合は、ファイルの移行方法、バックアップ方法、アクセス経路、連携可否を事前に確認しましょう。
特に、院内サーバーのバックアップや複数拠点での共有を目的とする場合は、現在の運用を大きく変 えずに導入できるかが重要です。

医療機関がオンラインストレージを導入する主なメリットは、院内外のファイル共有を効率化しながら、災害や障害に備えたデータ保管体制を整えられることです。紙文書や院内サーバーだけに依存しない仕組みを作ることで、日常業務の効率化と情報保全の両方に役立ちます。
オンラインストレージを活用すれば、院内規程や業務マニュアル、申請書、研修資料などをクラウド上で一元管理できます。部署や職種ごとに必要なファイルを共有しやすくなり、紙文書を探す手間や、メール添付で何度も送る手間を減らせます。
また、複数拠点を持つ医療法人やクリニックでは、本部・分院間で同じ資料を共有しやすくなります。最新版の資料をクラウド上に集約しておけば、古いファイルの参照や更新漏れを防ぎやすくなる点もメリットです。
医療機関では、紹介状、検査画像、診療に関する資料などを、他院や外部関係者と共有する場面があります。オンラインストレージを利用すれば、大容量ファイルをメールに添付せず、安全な共有リンクなどで送付しやすくなります。
ただし、患者情報を含むファイルを扱う場合は、共有先の制限、パスワード設定、有効期限、ダウンロード制限、操作ログなどの機能が重要です。適切な設定ができるサービスを選ぶことで、利便性を高めながら、誤送信や不要な閲覧のリスクを抑えられます。
オンライ ンストレージは、災害や端末故障、院内サーバー障害に備えたバックアップ先としても活用できます。院内のパソコンやサーバーだけにデータを保存していると、機器の破損やランサムウェア被害によって、重要なファイルを失うリスクがあります。
クラウド上にもデータを保管しておけば、災害時や緊急時でも必要な資料を復旧しやすくなります。特に、院内マニュアルや業務継続に必要な資料を保管しておくことで、診療体制の早期復旧やBCP対策にもつながります。
オンラインストレージは、院内文書の共有、大容量ファイルの保管、研究資料の共同管理、訪問診療や多拠点間の情報共有などに活用できます。医療機関では、共有するファイルに患者情報が含まれる場合もあるため、利用シーンに応じて権限設定や操作ログ、外部共有の制限を適切に設定することが重要です。
院内規程・マニュアル・研修資料・同意書などの文書共有
活用イメージ
- 対象:院内規程、業務マニュアル、研修資料、同意書のひな形
- 共有相手:職員、部署、委員会
- 得られる効果:最新版の共有、検索性向上、メール添付の削減
オンラインストレージは、院内規程や業務マニュアル、研修資料、同意書のひな形などを共有する用途に適しています。紙や個人PCに分散していた文書をクラウド上にまとめることで、必要な資料を探しやすくなり、部署間で同じ資料を参照しやすくなります。
特に、複数部署で使うマニュアルや研修資料は、古いファイルが残ると業務のばらつきにつながるおそれがあります。最新版を共有フォルダに集約しておけば、更新漏れやメール添付による重複管理を減らしやすくなります。
検査画像・動画など大容量ファイルの共有とバックアップ
活用イメージ
- 対象:検査画像、動画、写真、PDF、研修動画
- 共有相手:
医師、看護師、外部関係者
- 得られる効果:大容量共有・バックアップ・BCP対策
検査画像や説明用動画、院内研修動画などはファイルサイズが大きく、メール添付では共有しにくい場合があります。オンラインストレージを使えば、大容量ファイルをクラウド上に保管し、共有リンクなどで受け渡しやすくなります。
また、院内サーバーや端末だけに重要なファイルを保存していると、機器故障や災害、サイバー攻撃でデータを失うリスクがあります。クラウド上にもバックアップを残しておけば、緊急時の復旧やBCP対策にも役立ちます。
活用イメージ
- 対象:症例検討資料、発表資料、論文関連資料、研究資料
- 共有相手:研究チーム、委員会、学会関係者
- 得られる効果:共同管理・最新版共有・資料の散在防止
医療機関では、学会発表資料、症例検討資料、研究データ、論文関連資料などを複数人で扱う場面があります。オンラインストレージを活用すれば、関係者が同じ場所に資料を保管し、最新版を確認しながら準備を進めやすくなります。
ただし、症例情報や患者を識別できる情報が含まれる場合は、共有範囲の制限が必要です。研究チームや委員会単位で権限を分けられるサービスを選ぶことで、資料管理の安全性を高めやすくなります。
活用イメージ
- 対象:訪問用資料、業務マニュアル、連絡資料、各種帳票
- 共有相手:本部、分院、訪問スタッフ
- 得られる効果:拠点間共有・院外アクセス・業務効率化
訪問診療や複数拠点を運営するクリニックでは、院外や分院から必要な資料へアクセスしたい場面があります。オンラインストレージを使えば、本部、分院、訪問スタッフの間で、業務マニュアルや帳票、連絡資料などを共有しやすくなります。
一方で、院外からアクセスできる環境では、端末紛失や不正アクセスへの対策も欠かせません。二要素認証、端末制限、アクセス権限、操作ログなどを設定し、誰がどの情報にアクセスできるのかを管理するこ とが重要です。

医療機関でオンラインストレージを使う際は、利便性だけでなく、医療情報を安全に管理できる体制を整える必要があります。特に、患者情報を含むファイルを扱う場合は、共有範囲、保存期間、端末・アカウント管理、障害時の対応まで事前に決めておくことが重要です。
無料のオンラインストレージは手軽に使えますが、医療情報の保管には適さない場合があります。管理者による一元管理、操作ログの確認、アクセス権限の細かな設定、外部共有の制限などが十分でないサービスもあるためです。
患者情報や診療情報を含むファイルを扱う場合は、法人向けの管理機能を備えたサービスを選ぶ必要があります。料金だけで判断せず、医療情報を扱う前提で、セキュリティ機能やサポート体制を確認しましょう。
オンラインストレージを使う際は、誰がどのファイルを閲覧・編集できるのかを事前に決めておくことが重要です。紹介状、検査画像、同意書、症例検討資料などには患者情報が含まれる可能性があるため、必要な職員や関係者だけがアクセスできる状態にしましょう。
また、共有リンクを発行する場合は、有効期限やパスワード、ダウンロード制限を設定できるか確認が必要です。不要になったファイルや共有リンクを放置しないよう、保存期間や削除ルールもあわせて定めておくと安全です。
医療機関の業務でオンラインストレージを使う場合は、職員の私用端末や私用アカウントでの利用を避けるべきです。管理者が利用状況を把握できない環境では、退 職後もファイルにアクセスできたり、端末紛失時に情報漏えいにつながったりするおそれがあります。
業務利用では、組織で管理できるアカウントを発行し、必要に応じて二要素認証や端末制限を設定しましょう。退職・異動時にアカウント停止や権限変更をすぐ行える体制も重要です。
オンラインストレージは便利ですが、ファイル名やフォルダ構成がバラバラだと、必要な資料を探しにくくなります。院内規程、マニュアル、申請書、検査画像、研修資料などを管理する場合は、部署別・用途別・年度別など、探しやすい分類ルールを決めておきましょう。
ファイル名にも、作成日、資料名、版数、担当部署などを入れると、最新版を判別しやすくなります。特に医療機関では、古いマニュアルや改訂前の書式を使うと業務ミスにつながる可能性があるため、運用ルールの統一が欠かせません。
オンラインストレージを導入する際は、サービス障害、誤共有、情報漏えい、サイバー攻撃が起きた場合の対応範囲を確認しておく必要があります。復旧方法、バックアップの取得頻度、問い合わせ窓口、障害時の通知方法などを事前に把握しておきましょう。
また、ベンダー側と医療機関側の責任範囲も明確にしておくことが重要です。どこまでがサービス提供会社の対応で、どこからが医療機関側の運用責任なのかを確認しておくことで、緊急時に対応が遅れるリスクを抑えられます。
まとめ|医療機関向けオンラインストレージは安全性と運用性の両立が重要
医療機関でオンラインストレージを導入する際は、料金や容量だけでなく、医療情報を安全に扱えるかを重視することが大切です。患者情報を含むファイルを保管・共有する可能性があるため、権限管理、操作ログ、暗号化、外部共有の制限、バックアップ体制などを確認する必要があります。
オンラインストレージは、院内文書の共有、大容量ファイルの保管、院外との情報共有、BCP対策など幅広い用途に活用できます。一方で、承認フローや改訂履歴まで管理したい場合は、文書管理システムの方が適しているケースもあります。
自院に合うサービスを選定するには、まず「どのファイルを」「誰と」「何の目的で」共有するのかを整理することが重要です。そのうえで、医療機関向けのセキュリティ機能や運用サポートが整ったサービスを比較し、安全性と使いやすさを両立できるオンラインストレージを検討しましょう。
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