医療機関向け健康管理システムおすすめ8選|選び方・料金比較のポイントも解説
更新日 2026年06月22日
医療機関向け健康管理システムは、職員の健診結果やストレスチェック、面談記録などを一元管理し、産業保健業務を効率化するために役立ちます。とはいえ、サービスによって対応できる機能や連携方法、権限管理、サポート範囲は異なります。
本記事では、おすすめの健康管理システム8選と、医療機関が比較すべきポイントをわかりやすく解説します。

医療機関向け健康管理システムには、職員の健康診断結果やストレスチェック、過重労働状況、面談記録などを一元管理できるものがあります。夜勤・当直など勤務形態が複雑な医療現場では、職員の健康リスクを早期に把握し、適切な産業保健対応につなげることが重要です。ここでは、健診データの管理機能やストレスチェック対応、勤怠・労務システムとの連携性などを踏まえて、おすすめの健康管理システムを紹介します。
サービス名 | 向いている医療機関 | 特徴 |
|---|
mediment | 健診・面談・抗体管理までまとめたい医療機関 | 抗体管理・多言語対応も可能 |
HM-neo | 大規模病院・医療法人 | 導入形態を選択可能 |
Carely | 健康データを活用したい医療機関 | 健康リスクの抽出に対応 |
HealthCore | 不調リスクを早期把握したい医療機関 | 健診データの標準化に対応 |
Growbase | 特殊健診まで管理したい医療機関 | 労基報告などの帳票作成に対応 |
Health Data Bank | 健診データ登録を効率化したい医療機関 | 健診データ登録代行に対応 |
ハピネスパートナーズ | 産業保健業務を効率化したい医療機関 | 未受診者・有所見者を抽出可能 |
HealthCare iris | 医療スタッフの情報を安全に管理したい医療機関 | 部門別の閲覧制限に対応 |
mediment
メディフォン株式会社
出典:mediment https://mediment.jp/
職員の健診・ストレスチェック・産業医面談をまとめて管理したい医療機関向け
強み
・健診結果の管理や受診勧奨に対応
・ストレスチェックや産業医面談も一元管理
・抗体管理、多言語対応、労基署報告書作成にも対応
---
medimentは、メディフォン株式会社が提供する健康管理システムです。健康診断結果のデータ化・管理をはじめ、未受診者や要再検査対象者への受診勧奨、就業判定、産業医面談、労基署報告書の作成などに対応しており、職員の健康管理業務を効率化したい医療機関で活用できます。
ストレ スチェックや長時間労働者への面談勧奨、安全衛生委員会の議事録管理、抗体管理にも対応しているため、健康管理に関する複数の業務をまとめて見直したい場合に向いています。多言語対応やオンライン相談窓口も備えており、外国人職員を含む多様な職員の健康管理を支援できる点も特徴です。
主な機能
- 健診状況管理・検索機能
- 健診受診勧奨メール送信機能
- 健診結果の閲覧、検索機能
- 健康診断結果のデータ化機能
HM-neo
NTTテクノクロス株式会社
出典:HM-neo https://www.n-healthcare.jp/check/
大規模病院や医療法人で職員の健康情報をまとめて管理したい医療機関向け
強み
・健診結果やストレスチェックを一元管理
・特殊健診、面談記録、予防接種・疾病管理に対応
・クラウド型とオンプレミス型から選択可能
---
HM-neoは、NTTテクノクロス株式会社が提供する健康管理システムです。健診結果やストレスチェックなどの健康情報を一元管理でき、健診計画、名簿作成、判定支援、結果の経年管理、特殊健診まで幅広く対応しています。
面談記録や二次検査対象者の抽出、予防接種・疾病管理にも対応しているため、職員数が多い病院や複数拠点を持つ医療法人でも運用しやすいサービスです。クラウド型とオンプレミス型を選べるため、セキュリティ要件や既存環境に合わせて導入しやすい点も特徴です。
主な機能
- 健診状況管理・検索機能
- 健診受診勧奨メール送信機能
- 健診結果の閲覧、検索機能
- 健康診断結果のデータ化機能
Carely
株式会社iCARE
出典:Carely https://www.icare.jpn.com/
健康情報の一元管理とデータ活用を進めたい医療機関向 け
強み
・健診結果、ストレスチェック、面談記録を一元管理
・ハイリスク者の抽出や健康データ分析に対応
・勤怠・人事管理システムとの連携も可能
---
Carelyは、株式会社iCAREが提供する健康管理クラウドです。健康診断結果、ストレスチェック、面談記録などの健康情報をクラウド上で管理でき、就業判定や保健指導、労基署報告書の作成、長時間労働者の抽出にも対応しています。
健康診断やストレスチェックなど複数の健康データをもとにハイリスク者を抽出できるため、職員数が多い医療機関や、産業医・保健師との連携を強化したい医療法人に向いています。IPアドレス制限、二要素認証、シングルサインオンなどのセキュリティ機能も備えており、要配慮個人情報を扱う健康管理業務でも活用しやすいサービスです。
主な機能
- 健診受診勧奨メール送信機能
- 健診結果の閲覧、検索機能
- 健康診断結果のデータ化機能
- 有所見者抽出機能
HealthCore
株式会社エムステージ
出典:HealthCore https://sangyohokensupport.jp/sangyoui/managementsystem
健診データとストレスチェックを活用し、不調リスクを早期に把握したい医療機関向け
強み
・健診データの一元管理・標準化に対応
・ストレスチェックとエンゲージメントサーベイを標準搭載
・就業判定、面談管理、労基署報告書作成にも対応
---
HealthCoreは、株式会社エムステージが提供する健康管理システムです。健康診断、ストレスチェック、長時間労働データ、産業医面談など、産業保健活動に必要な健康情報を一元管理できるため、職員数が多い医療機関や医療法人の健康管理業務に活用できます。
健診データインポート機能と健診データ変換ソリューションサービスにより、医療機関ごとに形式が異なる健診データも標準化して取り込めます。さらに、複数の健康情報を掛け合わせて不調リスクのある従業員を抽出できるため、再検査対象者や高ストレス者への早期フォローを強化したい場合に向いています。
主な機能
- 健診状況管理・検索機能
- 健診受診勧奨メール送信機能
- 健診結果の閲覧、検索機能
- 健康診断結果のデータ化機能
Growbase
ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社
出典:Growbase https://hss.wellcoms.jp/
健診・面談・特殊健康診断までまとめて管理したい医療機関向け
強み
・健診データの一元管理に対応
・ストレスチェックや長時間労働管理も可能
・特殊健康診断の業務歴管理や帳票作成に対応
---
Growbaseは、ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社が提供するクラウド型健康管理システムです。健診結果、面談記録、ストレスチェック、長時間労働データなどをまとめて扱えるため、医療機関や医療法人における職員の健康管理業務に活用できます。
さまざまなフォーマットの健診データを取り込み、医療機関ごとに異なる単位やコード表記を統一化できるため、複数施設・複数健診機関のデータを扱う場合にも向いています。労基報告書などの帳票出力、再検査対象者への受診勧奨、特殊健康診断の業務歴管理にも対応しており、紙やExcelで分散しがちな健康管理業務を効率化しやすいサービスです。
主な機能
- 健診状況管理・検索機能
- 健診受診勧奨メール送信機能
- 健診結果の閲覧、検索機能
- 健康診断結果のデータ化機能
Health Data Bank
株式会社NTTデータグループ
出典:Health Data Bank https://www.healthdatabank.ne.jp/hp/
大規模病院や医療法人で健診データを効率よく管理したい医療機関向け
強み
・健診データの一元管理に対応
・健診結果の登録業務を代行可能
・特殊健診や健康経営支援にも対応
---
Health Data Bankは、株式会社NTTデータが提供する健康管理システムです。健診結果やストレスチェックなどの健康データを集約し、健康管理業務の効率化を支援します。
健診結果の登録業務を専門スタッフに任せられるため、職員数が多い病院や複数拠点を持つ医療法人など、健診データの収集・登録に工数がかかっている場合に向いています。特殊健康診断管理や健康経営度調査票に対応するオプションも用意されており、法令対応や健康経営の推進にも活用しやすいサービスです。
主な機能
- 健診状況管理・検索機能
- 健診結果の閲覧、検索機能
- 健康診断結果のデータ化機能
- 就業判定・医療判定機能
ハピネスパートナーズ
エムスリーヘルスデザイン株式会社
出典:ハピネスパートナーズ https://m3hd.co.jp/service/partner/
健診結果や面談記録を一元管理し、産業保健業務を効率化したい医療機関向け
強み
・健診結果や面談記録を一元管理
・未受診者や有所見者の抽出に対応
・特殊健診の業務歴管理も可能
---
ハピネスパートナーズは、エムスリーヘルスデザイン株式会社が提供する健康管理システムです。健診結果やストレスチェック結果、面談記録などを個人ごとに管理でき、産業保健業務の効率化に活用できます。
未受診者や有所見者を抽出できるため、健診後のフォローや受診勧奨を効率化したい医療機関に向いています。特殊健診の業務歴管理や労基報告書作成にも対応しており、紙やExcelで分散しがちな産業保健業務を整理しやすい点も特徴です。
主な機能
- 健診状況管理・検索機能
- 健診受診勧奨メール送信機能
- 健診結果の閲覧、検索機能
- 健康診断結果のデータ化機能
HealthCare iris
アイテック阪急阪神株式会社
出典:HealthCare iris https://www.iris-healthcare.jp/introduction/
医療スタッフの健康情報を安全に管理し、健診業務を効率化したい医療機関向け
強み
・健診結果や労務状況を一元管理
・健診データ取込や受診推奨に対応
・権限付与や閲覧制限で情報管理しやすい
---
HealthCare irisは、アイテック阪急阪神株式会社が提供する健康管理クラウドサービスです。健康診断、残業時間、ストレスチェック、面談内容などのヘルスケアデータを集約管理でき、人事労務・医療スタッフの健康管理業務に活用できます。
さまざまな医療機関の健診データ取込に対応しており、定期健診だけでなく二次健診や特殊健診の結果管理も可能です。対象者抽出、健診案内や受診推奨のメール配信、ハイリスク者の抽出にも対応しているため、健診後のフォローを効率化したい医療機関に向いています。権限付与や閲覧制限により、個人情報を扱う健康管理業務でも部門・職種に応じた運用をしやすい点も特徴です。

医療機関向け健康管理システムでは、健診結果、ストレスチェック、面談記録、長時間労働の状況などを職員ごとに管理できます。未受診者や再検査対象者の抽出、関係者間の情報共有、法令対応に必要なデータ整理にも役立ちます。
健診結果・ストレスチェック・面談記録をまとめて管理できる
健康管理システムを導入すると、健康診断結果やストレスチェック結果、産業医・保健師による面談記録などを職員ごとにまとめて管理できます。紙やExcelで個別に管理している場合、過去の健診結果や面談履歴を確認するのに時間がかかり、情報の更新漏れが起こることもあります。
システム上で情報を一元化すれば、職員の健康状態を経年で確認しやすくなります。医療機関では勤務形態や職種によって健康リスクが異なるため、健診結果だけでなく、ストレスチェックや面談記録もあわせて把握できることが重要です。なお、事業者には健康診断結果を記録する義務があり、厚生労働省資料でも健康診断結果は5年間保存するものと示されています。
健康管理システムでは、健康診断の未受診者や再検査が必要な職員、有所見者などを一覧で確認できます。受診状況や判定結果をシステム上で管理できるため、対応が必要な職員を把握しやすくなります。
医療機関では、夜勤・シフト勤務・非常勤勤務などにより、職員全員の受診状況を手作業で追いかけるのが難しい場合があります。システムで対象者を可視化できれば、確認漏れの防止につながります。
産業医・保健師・人事労務担当者で情報を共有しやすくなる
健康管理システムは、産業医・保健師・人事労務担当者など、健康管理に関わる関係者間の情報共有にも役立ちます。面談記録や就業判定、長時間労働者への対応状況をシステム上で確認できれば、関係者ごとの確認・連絡作業を減らせます。
特に医療機関では、職種や部署ごとに勤務状況が異なり、健康管理の対応も複雑になりやすいです。権限設定や閲覧制限に対応したシステムを選べば、必要な情報を必要な担当者だけが確認できるため、個人情報に配慮しながら産業保健対応を進められます。
健康管理システムでは、健康診断の受診状況、ストレスチェックの実施状況、長時間労働者への面談対応、再検査対象者のフォロー状況などをデータとして整理できます。これにより、健康経営の施策検討や、労基署報告書の作成、社内報告に必要な情報を集計しやすくなります。
ストレスチェックは労働安全衛生法に基づく制度で、2028年4月1日からは労働者数50人未満の事業場にも実施が義務化されます(参照:厚生労 働省「
ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」)。
医療機関でも、職員のメンタルヘルス対策や長時間労働者への面接指導を継続的に管理する体制が重要です。
医療機関が健康管理システムを導入すると、職員の健康情報を一元管理でき、健診後の対応や産業保健業務を効率化できます。夜勤や当直など勤務形態が複雑な医療現場でも、健康リスクを早期に把握しやすくなります。
健康管理システムを活用すれば、健康診断の受診状況や結果を確認する作業を効率化できます。紙やExcelで一覧を照合する手間を減らせるため、担当者は未受診者への案内や再検査対象者へのフォローに時間を充てられます。
医療機関では、夜勤・シフト勤務・非常勤職員など勤務形態が複雑になりやすく、全職員の受診状況を手作業で管理するのは負担になりがちです。システムを活用することで、確認作業の負担を抑えながら、健診後の対応をスムーズに進められます。
職員の健康状態を把握し、離職・休職リスクの早期対応につなげられる
健康管理システムでは、健診結果だけでなく、ストレスチェック、長時間労働、産業医面談の記録なども管理できます。複数の健康情報を確認できるため、体調不良やメンタルヘルス不調のリスクを早期に把握する手がかりになります。
厚生労働省は、一定の条件を満たす長時間労働者や高ストレス者に対して、医師による面接指導を行うことを示しています。医療機関でも、職員の健康リスクを早めに把握し、産業医・保健師・人事労務担当者が連携して対応できる体制づくりが重要です。
健康診断結果や面談記録、ストレスチェック結果は、職員の健康に関わる重要な情報です。健康管理システムを活用すれば、情報を一元管理しながら、担当者ごとの閲覧権限や操作範囲を設定できます。
医療機関では、職員数や職種が多く、健康管理に関わる担当者も複数になることがあります。誰がどの情報を確認できるのかを整理できれば、紙やExcelで共有する場合に比べて、情報管理のルールを明確にできます。
健康経営優良法人の取得に必要な情報を可視化しやすい
健康管理システムを導入すると、健康診断の受診率、ストレスチェックの実施状況、面談対応、長時間労働者への対応などを確認できます。健康経営優良法人の申請を検討する際も、職員の健康管理に関する取り組み状況を整理するのに役立ちます。
健康経営優良法人認定制度は、優良な健康経営を実践している法人を「見える化」し、社会的に評価される環境を整備するための制度です(参照:
経済産業省「健康経営優良法人認定制度」)。医療機関でも、職員の健康管理に関する取り組みを継続的に記録できれば、申請準備や院内での説明資料作成に活用できます。

医療機関向け健康管理システムを選ぶ際は、機能の多さだけでなく、医療現場の勤務形態や情報管理に合うかを確認することが重要です。夜勤・シフト勤務、既存システムとの連携、閲覧権限、導入後のサポートまで比較しましょう。
夜勤・シフト勤務・多職種の健康管理に対応しているか
医療機関では、医師・看護師・技師・事務職など複数の職種が働いており、夜勤や当直、非常勤勤務も発生します。そのため、一般的な日勤中心の管理だけでは、職員の健康状態を正確に把握しにくい場合があります。
健康管理システムを選ぶ際は、職種別・拠点別・雇用形 態別に職員情報を管理できるか確認しましょう。長時間労働者や高ストレス者を抽出できるシステムであれば、産業医面談や保健指導などの対応にもつなげやすくなります。
電子カルテ・健診システム・勤怠システムと連携できるか
健康管理システムは、既存の電子カルテや健診システム、勤怠システムと連携できるかも重要な比較ポイントです。連携できない場合、健診結果や労働時間のデータを手作業で転記する必要があり、導入後も担当者の負担が残りやすくなります。
特に医療機関では、健診データの形式や管理部門が複数に分かれていることがあります。CSV取込に対応しているか、既存システムとのデータ連携が可能か、連携に追加費用がかかるかを事前に確認しておくと安心です。
医療機関では、職員の感染症対策やワクチン接種状況の管理も重要です。健康管理システムを選ぶ際は、予防接種履歴、抗体検査、接種対象者、未接種者などを管理できるか確認しましょう。
接種記録をシステム上で確認できれば、職員ごとの状況を把握しやすくなります。医療現場では患者対応や院内感染対策にも関わるため、健診結果だけでなく、感染症・ワクチン関連の記録まで管理できるかを見ておくことが大切です。
健康診断結果やストレスチェック、面談記録は、職員の健康に関わる重要な情報です。医療機関では人事労務担当者、産業医、保健師、管理職など複数の関係者が健康管理に関わるため、誰がどの情報を見られるのかを明確にする必要があります。
システムを選ぶ際は、職種・部門・担当者ごとに閲覧権限を設定できるか確認しましょう。操作ログや閲覧制限に対応しているシステムであれば、個人情報や医療情報の取り扱いルールを整えやすくなります。
導入支援・データ移行・運用サポートの範囲を確認する
健康管理システムは、導入して終わりではありません。既存の健診データや職員情報の移行、初期設定、操作説明、運用ルールの整備まで支援してもらえるかを確認することが重要です。
特に医療機関では、職員数や拠点数が多いほどデータ移行や権限設定が複雑になりやすいです。導入前に、どこまでベンダーが支援してくれるのか、問い合わせ対応の範囲やサポート方法も比較しておくと、導入後の運用が定着しやすくなります。
医療機関向け健康管理システムの料金を比較する際のポイント
医療機関向け健康管理システムは、利用人数や機能、導入形態によって料金が変わります。特に医療機関では、健診データの移行や既存システムとの連携、閲覧権限の設定範囲によって費用が変わる場合があるため、月額費用だけでなく追加費用まで確認して比較しましょう。
確認 項目 | 確認する内容 |
|---|
初期・月額費用 | 初期設定費、基本利用料、利用人数ごとの料金 |
追加機能費用 | ストレスチェック、特殊健診、ワクチン管理などの費用 |
データ移行費用 | 過去の健診データや職員情報の移行費用 |
システム連携費用 | 電子カルテ、健診シ ステム、勤怠システムとの連携費用 |
健康管理システムの料金は、初期費用と月額費用で構成されるケースがあります。サービスによっては、利用人数や利用機能に応じて料金が変わる場合もあるため、料金体系を事前に確認しましょう。
比較する際は、月額費用だけで判断せず、初期設定やアカウント発行、基本サポートの範囲まで含めて確認することが大切です。見積もり条件をそろえることで、複数サービスの費用を比較しやすくなります。
医療機関向け健康管理システムの費用は、管理する職員数や拠点数、利用する機能範囲によって変わります。大規模病院や複数施設を持つ医療法人では、対象人数や管理部門が多くなるため、費用も変動しやすくなります。
健診管理だけを利用する場合と、ストレスチェック、長時間労働管理、面談記録、特殊健診、ワクチン接種記録まで利用する場合では、必要な機能が異なります。まずは自院に必要な機能を整理し、過不足のないプランを選ぶことが重要です。
電子カルテ連携やデータ移行には追加費用がかかる場合がある
既存の電子カルテ、健診システム、勤怠システムと連携する場合や、過去の健診データを移行する場合は、追加費用が発生することがあります。CSV取込で対応できるのか、個別連携が必要なのかによっても費用は変わります。
特に医療機関では、過去データの形式や管理項目が複雑になりやすいです。見積もり時には、データ移行の範囲、連携方法、導入支援の有無まで確認し、システム利用料以外にかかる費用も把握しておきましょう。

医療機関向け健康管理システムを導入する際は、既存システムとの連携や感染症関連情報の管理、健康経営への活用などを確認しておくことが重要です。ここでは、導入前に確認されやすい疑問に回答します。
医療機関でも一般企業向けの健康管理システムは使えますか?
使える場合はありますが、医療機関特有の勤務形態や情報管理に対応できるか確認が必要です。一般企業向けの健康管理システムでも、健診結果やストレスチェック、面談記録などを管理できる場合があります。
導入時は、職種別・拠点別の管理、長時間労働者の抽出、権限設定、感染症・ワクチン接種記録への対応など、医療機関の運用に合うかを確認しましょう。
健康管理システムによっては、電子カルテ、健診システム 、勤怠システム、人事労務システムなどと連携できる場合があります。CSV取込に対応しているサービスもあれば、個別連携が必要なケースもあります。
連携方法によって、導入費用や運用負担は変わります。見積もり時には、どのシステムと連携したいのか、既存データをどの形式で取り込めるのかを確認しておくことが大切です。
ワクチン接種記録や感染症関連の情報も管理できますか?
一部の健康管理システムでは、ワクチン接種記録、抗体検査、感染症関連の情報を管理できます。医療機関では職員の感染症対策が重要になるため、健診結果だけでなく、接種状況や抗体情報まで管理できるかを確認するとよいでしょう。
すべてのシステムが対応しているわけではないため、導入前に管理したい項目を整理しておくことが重要です。特に対象者抽出や未接種者への案内まで行いたい場合は、機能範囲を確認しましょう。
健康管理システムは、健康診断の受診率、ストレスチェックの実施状況、面談対応、長時間労働者への対応などを整理する際に活用できます。これらの情報は、健康経営の取り組み状況を把握するうえで役立ちます。
ただし、健康経営優良法人の認定には、制度で求められる要件を満たす必要があります。システムを導入するだけで認定されるわけではないため、申請に必要な項目を確認したうえで活用しましょう。
小規模クリニックでも導入するメリットはありますか?
小規模クリニックでも、職員の健診結果やストレスチェック、面談記録を紙やExcelで管理している場合は、健康管理システムを導入するメリットがあります。情報を一元管理できれば、確認作業や記録の更新漏れを減らしやすくなります。
一方で、職員数が少ない場合は、機能が多すぎるシステムだと費用対効果が合わないこともあります。必要な機能を絞り、低コストで始めやすいサービスやサポートが手厚いサービスを選ぶとよいでしょう。
まとめ|医療機関向け健康管理システムは業務課題・連携性・安全性で比較する
医療機関向け健康管理システムは、健診結果やストレスチェック、面談記録などを一元管理し、職員の健康管理業務を効率化するために役立ちます。夜勤・当直・多職種勤務がある医療現場では、一般的な健康管理機能だけでなく、自院の勤務形態や管理体制に合うかを確認することが重要です。
選定時は、健診管理や再受診勧奨を効率化したいのか、産業医・保健師との情報共有を進めたいのか、健康経営や法令対応に必要なデータを整理したいのかを明確にしましょう。そのうえで、電子カルテ・勤怠システムとの連携、感染症・ワクチン接種記録への対応、閲覧権限、導入支援の範囲を比較すると、自院に合うシステムを選びやすくなります。
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