医療機関向け安否確認システムおすすめ5選|病院・クリニックのBCP対策に役立つ選び方も解説
更新日 2026年06月25日
医療機関では、災害時や感染症流行時にも診療体制を維持するため、職員の安否や出勤可否をすばやく把握できる仕組みが欠かせません。安否確認システムを導入すれば、職員への一斉連絡、回答の自動集計、未回答者への再通知、部署・拠点別の状況確認などを効率化できます。
本記事では、病院・クリニックなど医療機関におすすめの安否確認システムを紹介するとともに、導入が必要な理由や選び方、活用シーンを解説します。

医療機関向け安否確認システムには、災害時や緊急時に職員の安否・出勤可否を確認できるものがあります。自動一斉配信や回答の自動集計、未回答者への再通知、掲示板、家族の安否確認、感染症流行時の健康状態確認などに対応したシステムもあるため、ここでは病院・クリニックなど医療機関での使いやすさやBCP対策への活用しやすさを踏まえて、おすすめの安否確認システムを紹介します。
サービス名 | 向いている医療機関 | 特徴 |
|---|
セコム安否確認サービス | 災害時の初動対応とBCP対策を強化したい医療機関 | 24時間365日体制のオペレーションセンターが初動対応を支援 |
ALSOK安否確認サービス | 職員安否確認と緊急連絡をまとめて整備したい医療機関 | 地震発生時の自動配信やリアルタイム集計、家族安否確認に対応 |
Biz安否確認/一斉通報 | 複数拠点の職員安否を安定して確認したい医療機関 | スマホアプリ・メール・電話による通知と自動集計に対応 |
トヨクモ 安否確認サービス2 | コストを抑えながらBCP対策を始めたい医療機関 | 初期費用0円で、災害情報と連動した自動一斉送信が可能 |
安否LifeMail | LINEやGPSも活用して職員の安否・位置情報を確認したい医療機関 | メール・LINE・GPSに対応し、感染症状況確認機能も搭載 |
セコム安否確認サービス
セコム株式会社
出典:セコム安否確認サービス https://www.secom.co.jp/
災害時の初動対応とBCP対策を強化したい医療機関向け
強み
・24時間365日体制のオペレーションセンターが初動対応を支援
・メール、LINE、スマートフォンアプリ、電話など複数の連絡手段に対応
・安否・被災状況の報告内容を自動集計し、管理者の確認負担を軽減
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セコム安否確認サービスは、セコムトラストシステムズ株式会社が提供する安否確認システムです。地震・洪水・台風などの自然災害に加え、感染症やインフラ障害の発生時にも、職員や家族の安否確認、事業所の被災状況の把握、災害情報の配信などを支援します。医療機関では、災害時にも診療体制を維持する必要があるため、人的サポートと自動化を組み合わせた、手厚い初動対応を求める医療機関におすすめです。
大きな特徴は、機械による自動化だけでなく、トラストオペレーションセンターの専門スタッフによる24時間365日体制のサポートを組み合わせている点です。災害の規模や気象庁などの災害情報をもとに状況を判断し、誤報を防ぎながら正確な情報伝達を支援します。また、専用Webサイト、メール、LINE、スマートフォンアプリ、電話など複数の情報伝達手段を利用でき、報告内容は自動で集計されるため、管理担当者はスマートフォンやパソコンから状況を確認できます。
主な機能
- 手動連絡
- 自動一斉送信(地震)
- 地域指定一斉送信
- 自動一斉送信(特別警報)
ALSOK安否確認サービス
綜合警備保障株式会社
出典:ALSOK安否確認サービス https://www.alsok.co.jp/corporate/service/safety_confirm.html
災害時の職員安否確認と緊急連絡をまとめて整備したい医療機関向け
強み
・地震発生時に安否確認メールを自動配信
・回答状況を専用ホームページ上でリアルタイムに確認
・集計可能・社内掲示板や家族安否サービスにより、災害時の情報共有にも対応
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ALSOK安否確認サービスは、ALSOKが提供する法人向けの安否確認システムです。地震情報と安否確認サーバーが連動し、地震発生時に対象者へ安否確認メールを自動配信できます。回答結果は専用ホームページ上で随時更新され、管理者がリアルタイムに応答状況を確認・集計できるため、災害時に職員の安否や出勤可否を早期に把握したい医療機関に向いています。
安否確認メールのほか、管理者が任意のメッセージを一斉配信できる緊急連絡機能、未回答者への自動再送信機能、気象・災害情報の配信、社内掲示板、家族安否サービスにも対応しています。医療機関では、災害発生時に職員の安否だけでなく、院内の対応方針や参集可否、家族状況を踏まえた連絡体制が求められます。安否確認、緊急連絡、情報共有を一つの仕組みで整備したい病院・クリニックに適しています。
主な機能
- 手動連絡
- 自動一斉送信(地震)
- 地域指定一斉送信
- 送信予約設定
Biz安否確認/一斉通報
NTTドコモビジネス株式会社
出典:Biz安否確認/一斉通報 https://www.ntt.com/index.html
複数拠点の職員安否を安定して確認したい医療機関向け
強み
・地震速報に連動し、安否確認依頼を自動配信
・自動集計・スマホアプリ、メール、電話による複数手段の通知に対応
・震度7の地震にも耐えるデータセンターで運用
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Biz安否確認/一斉通報は、NTTドコモビジネスが提供する安否確認システムです。設定した震度以上の地震が発生した際に、対象者へ安否確認依頼を自動配信し、回答結果を自動集計できます。スマホアプリ、メール、電話による通知に対応しており、未回答者には回答があるまで自動で再送信できるため、災害時に職員の安否や出勤可否を効率よく把握したい医療機関に向いています。
震度7の地震にも耐えるデータセンターで運用されている点も特徴です。大規模災害時にも安定稼働しやすい仕組みを備えているため、複数拠点を持つ病院や医療法人のBCP対策にも活用しやすいでしょう。安否確認だけでなく、一斉通報、回答時の位置情報取得、掲示板、設備確認、平常時のアンケートなどにも対応しており、台風・豪雨時の注意喚起や感染症流行時の健康管理にも役立てられます。
主な機能
- 手動連絡
- 自動一斉送信(地震)
- 地域指定一斉送信
- 自動一斉送信(特別警報)
トヨクモ安否確認サービス2
トヨクモ株式会社
出典:トヨクモ安否確認サービス2 https://www.anpikakunin.com/
コストを抑えながらBCP対策を始めたい医療機関向け
強み
・気象庁の災害情報と連動し、安否確認を自動一斉送信
・メール、アプリ、LINEでの通知とリアルタイム自動集計に対応
・初期費用0円で、1ヵ月から利用可能
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トヨクモ安否確認サービス2は、トヨクモ株式会社が提供する企業・団体向けの安否確認システムです。気象庁の災害情報と連動し、登録済みの複数の連絡先へ安否確認を自動一斉送信できます。メール、アプリ、LINEで通知を受け取れるほか、回答結果はリアルタイムに自動集計されるため、災害時に職員の安否や出勤可否をすばやく把握したい医療機関に向いています。
CSVや外部連携機能を使ったユーザー・部署・地域の一括登録、未回答者への自動再送信、管理者による代理回答、掲示板やメッセージ機能による対策指示の共有にも対応しています。初期費用 はすべてのプランで0円、最低利用期間はなく1ヵ月から利用できるため、コストを抑えて安否確認体制を整えたい病院・クリニックにも導入しやすいでしょう。全国一斉訓練のレポートで回答率や平均回答時間を確認できるため、災害時だけでなく平常時の防災意識向上にも活用できます。
主な機能
- 手動連絡
- 自動一斉送信(地震)
- 地域指定一斉送信
- 自動一斉送信(津波)
安否LifeMail
株式会社コム・アンド・コム
出典:安否LifeMail https://www.project-com.com/company/index.html
LINEやGPSも活用して職員の安否・位置情報を確認したい医療機関向け
強み
・メール、LINE、GPSを活用した安否確認に対応
・設定震度以上の地震発生時に安否確認メールを自動配信
・業務連絡、アンケート、感染症状況確認機能を標準搭載
---
安否LifeMailは、株式会社コム・アンド・コムが提供する安否確認システムです。2000年当初から安否確認メール配信システムの開発・販売を行っており、大手企業や地方自治体、医療機関などで約200万人が利用しています。メールに加え、LINE連携やGPS安否確認機能にも対応しているため、災害時に職員の安否だけでなく、位置情報もあわせて把握したい医療機関に向いています。
設定した震度以上の地震情報が気象庁から発表されると、安否確認メールを自動配信できます。利用者が返信すると、防災担当者は全従業員の安否状況を一覧で確認できるほか、家族にも安否状況を通知できます。業務連絡機能を使った一斉送信やアンケート、訓練メール、新型インフルエンザ状況確認機能も備えているため、災害時の初動対応だけでなく、感染症流行時の健康状態確認や平常時の防災訓練にも活用しやすいサービスです。
主な機能
- 自動一斉送信(地震)
- 地域指定一斉送信
- 自動一斉送信(津波)
- 訓練設定

医療機関では、災害時でも外来・救急・入院患者への対応を継続する必要があります。そのためには、職員の安否や出勤可否を早期に把握し、限られた人員を適切に配置できる体制づくりが重要です。
地震や台風、大雨などの災害時には、職員自身や家族が被災して出勤できないケースがあります。職員の安否や出勤可否の確認が遅れると、外来・救急・入院患者対応に必要な人員を把握できず、診療体制の判断にも時間がかかります。
安否確認システムを使えば、災害発生時に職員へ一斉連絡を行い、回答結果を自動で集計できるため、どの部署にどれだけの人員を配置できるかを早期に判断しやすくなります。
医療機関では、常勤職員だけでなく、夜勤・当直・非常勤・派遣スタッフなど多様な勤務形態の職員が関わります。勤務時間や所属部署が異なるため、電話や個別連絡だけで全員の状況を正確に把握するのは容易ではありません。
安否確認システムを導入すれば、職員情報を部署や拠点ごとに管理し、必要な対象者へ一斉に連絡できます。回答状況も一覧で確認できるため、勤務形態が複雑な医療機関でも、緊急時の連絡漏れを防ぎやすくなります。
従来の電話連絡網や紙の名簿では、担当者が順番に連絡する必要があり、災害時には確認完了まで時間がかかります。電話がつながらない場合や、担当者自身が対応できない場合には、連絡網が途中 で止まるおそれもあります。
安否確認システムであれば、メールやアプリ、LINE、電話など複数の手段で一斉通知でき、未回答者への再通知や回答結果の自動集計にも対応できます。管理者の確認作業を減らしながら、短時間で職員の状況を把握できる点がメリットです。
訪問診療を行う医療機関や、複数の病院・クリニック・介護施設を運営する医療法人では、職員が院外や別拠点で勤務している場合があります。災害時に連絡先や所在を個別に確認していると、応援要員の手配や患者対応の判断が遅れやすくなります。
そのため、拠点別・職種別に職員の安否や出勤可否を確認できる仕組みを整えておくことが重要です。位置情報や拠点別集計に対応したシステムであれば、院外スタッフを含めた状況把握に役立ちます。

医療機関向け安否確認システムを選ぶ際は、災害時の稼働性や通知手段、職員管理のしやすさを確認しましょう。施設規模や運用体制に合うものを選ぶことで、災害時の初動対応や人員把握に活用しやすくなります。
安否確認システムは、災害発生時に使えなければ意味がありません。大規模災害時はアクセス集中や通信障害が起こる可能性があるため、データセンターの耐災害性や冗長化、災害時の運用体制を確認しましょう。
医療機関では、職員の安否や出勤可否を早期に把握する必要があるため、災害時でも安定して配信・集計できる仕組みを備えたシステムが適しています。
メール・アプリ・SMSなど複数の通知手段に対応しているか
災害時は、電話がつながりにくい、メールに気づきにくいなど、連絡手段によって届きやすさに差が出る場合があります。そのため、メールだけでなく、スマートフォンアプリ、SMS、LINE、電話など複数の通知手段に対応しているかを確認しましょう。
複数の連絡先を登録できるシステムなら、一部の手段が使いにくい状況でも職員へ通知を届けやすくなります。
医療機関では、医師、看護師、薬剤師、事務職、非常勤職員など多様な職種が働いています。病棟、外来、救急、事務部門など部署も分かれており、複数拠点を運営する医療法人では施設ごとの状況把握も必要です。
職種・部署・拠点ごとに配信対象を分けられるシステムであれば、必要な職員へ適切な内容を送信でき、緊急時の連絡漏れや不要な通知を減らせます。
災害時には、誰が無事なのか、誰が出勤できるのか、どの部署で人員が不足しているのかをすばやく把握する必要があります。回答状況をリアルタイムで集計できるシステムであれば、管理者が一覧画面で状況を確認し、未回答者への再通知や人員配置の判断を行いやすくなります。診療体制を維持するためにも、回答結果を自動で集計できる機能は重要です。
安否確認システムは、利用人数や機能、契約プランによって費用が変わります。小規模クリニックであれば、初期費用を抑えて必要最低限の機能から始められるプランが向いています。
一方、複数拠点を持つ病院や医療法人では、管理者権限の設定、拠点別集計、複数通知手段、訓練配信などを利用できるプランが適しています。費用だけで判断せず、施設規模と運用目的に合う機能が含まれているかを確認しましょう。
安否確認システムは、災害時の職員確認だけでなく、訪問診療や感染症流行時、平常時の訓練にも活用できます。医療提供を継続するための連絡体制づくりに役立つ仕組みです。
活用イメージ
- 対象:医師、看護師、薬剤師、事務職、非常勤職員
- 確認する内容:安否、出勤可否、現在地、対応可能な業務
- 得られる効果:初動対応の迅速化、職員配置の判断、連絡漏れの防止
地震や台風、大雨などの自然災害が発生した際、医療機関では患者対応を継続しながら、職員の安否や出勤可否を確認する必要があります。安否確認システムを使えば、対象職員へ一斉に通知を送り、回答内容を自動で集計できます。誰が出勤できるのか、どの部署の人員が不足しているのかを早期に把握できるため、救急対応や入院患者対応、緊急招集の判断に役立ちます。
さらに、未回答者への再通知や部署別の集計を活用すれば、連絡漏れを抑えながら、緊急招集や応援配置の判断を進めやすくなります。
活用イメージ
- 対象:訪問診療スタッフ、訪問看護スタッフ、各拠点の職員
- 確認する内容:現在地、安否、移動 可否、患者対応の継続可否
- 得られる効果:院外スタッフの状況把握、拠点別の人員確認、応援体制の判断
訪問診療を行う医療機関や、複数の病院・クリニック・介護施設を運営する医療法人では、職員が院外や別拠点で勤務しているケースがあります。災害時に職員の現在地や移動可否を把握できないと、患者訪問の継続可否や応援要員の配置判断が難しくなります。
安否確認システムのなかには、位置情報の取得や拠点別の集計に対応したものもあります。訪問診療スタッフや多拠点の職員から回答を集めることで、どの地域・拠点で人員が不足しているのかを確認しやすくなります。厚生労働省も在宅医療や地域医療のBCP策定支援に関する資料を公表しており、訪問診療・多拠点運営では平時から災害時の連絡体制を整えておくことが重要です。
活用イメージ
- 対象:全職員、発熱・体調不良者、濃厚接触の可能性がある職員
- 確認する内容:体温、症状の有無、出勤可否、勤務調整の必要性
- 得られる効果:体調確認の効率化、出勤判断の迅速化、院内感染リスクの低減
安否確認システムは、地震や水害などの災害時だけでなく、感染症流行時の職員確認にも活用できます。発熱や咳などの症状、出勤可否、勤務調整の必要性を一斉に確認できれば、管理者が職員の体調状況を把握しやすくなります。
医療機関では、職員の体調不良が診療体制や院内感染対策に影響する可能性があります。アンケート機能や健康状態確認機能を備えたシステムを利用すれば、電話や個別メールで確認する手間を減らし、回答結果を一覧で確認できます。感染症流行時の勤務調整や代替要員の確保にもつなげやすくなります。
活用イメージ
- 対象:全職員、部署別職員、拠点別職員
- 確認する内容:通知の到達状況、回答率、回答までの時間、登録情報の不備
- 得られる効果:運用課題の把握、連絡先の更新、災害時に使える体制づくり
安否確認システムは、平常時の訓練配信にも活用できます。定期的に訓練を行うことで、職員が通知に気づけるか、回答方法を理解しているか、登録されている連絡先に不備がないかを確認できます。部署別・拠点別に回答率を把握できれば、災害時に連絡が滞りやすい部門を事前に見つけることも可能です。
医療機関のBCPでは、計画を作成するだけでなく、実際に機能するかを確認し、見直すことが重要です。訓練配信の結果をもとに、連絡先の更新、回答ルールの周知、管理者の操作確認を行っておけば、有事の際にも安否確認システムを活用しやすくなりま す。
安否確認システムを導入する際は、私用端末への通知可否や対象者の範囲、災害時の稼働性を確認しておくことが重要です。ここでは、医療機関で導入前に確認されやすい質問をまとめます。
多くの安否確認システムでは、職員の私用スマホにメールやアプリ、LINEなどで安否確認を送信できます。ただし、私用端末を利用する場合は、職員の同意を得たうえで、登録する情報の範囲や利用目的を明確にしておくことが重要です。個人の連絡先を扱うため、管理者権限や閲覧範囲、退職時の情報削除ルールもあわせて確認しておきましょう。
夜勤・当直・非常勤スタッフも、登録対象に含められる システムが一般的です。医療機関では勤務時間や雇用形態が複雑になりやすいため、常勤職員だけでなく、非常勤医師、夜勤看護師、派遣スタッフなども必要に応じて登録しておくと、災害時の人員把握がしやすくなります。職種・部署・勤務拠点ごとにグループ分けできるシステムを選ぶと、必要な対象者へ適切に連絡できます。
システムである以上、通信障害やアクセス集中、データセンターの被災などにより利用しにくくなるリスクはあります。そのため、導入時にはデータセンターの冗長化、耐災害性、災害時の運用体制、複数の通知手段に対応しているかを確認することが大切です。医療機関では安否確認が診療体制の判断に関わるため、メールだけでなくアプリ、SMS、電話など複数の連絡手段を確保できるサービスを選ぶと安心です。
小規模な連絡であれば、無料のチャットツールや表計算ソフトで一時 的に代用できる場合もあります。ただし、災害時の自動配信、未回答者への再通知、回答の自動集計、権限管理、訓練配信、位置情報確認などが不足しやすく、医療機関のBCP運用には不十分なケースがあります。診療継続や職員配置の判断に使う場合は、災害時の稼働性や管理機能を備えた専用システムを検討するのがおすすめです。
まとめ|医療機関の安否確認はBCPと初動対応を踏まえた体制づくりが重要
医療機関向け安否確認システムは、災害時や緊急時に職員の安否・出勤可否をすばやく把握し、診療体制を維持するために役立つシステムです。自動一斉配信や回答の自動集計、未回答者への再通知、複数の通知手段、訓練配信などを活用することで、電話連絡網や紙の名簿だけでは難しい初動対応を効率化できます。
特に医療機関では、夜勤・当直・非常勤スタッフ、訪問診療スタッフ、多拠点の職員など、確認対象が複雑になりやすい点に注意が必要です。導入時は、災害時でも稼働しやすい配信基盤か、職種・部署・拠点ごとに対象者を管理できるか、回答状況をリアルタイムで把握できるかを確認しましょう。
安否確認システムは、災害時のためだけに導入するものではありません。感染症流行時の体調 確認や出勤可否確認、定期訓練による連絡先・回答率の確認にも活用できます。自院の規模や運用体制に合ったシステムを選び、平常時から使い慣れておくことが、いざというときに機能するBCP対策につながります。
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