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医療機器メーカーにおすすめの人材紹介会社5選|選び方と活用ポイント

更新日 2025年10月28日

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医療機器メーカーにおいては、薬機法対応、品質保証、サービスエンジニア、臨床応用など独特の人材ニーズが存在します。しかし、「どの人材紹介会社に依頼すれば、自社の専門性を理解して適切な人材を紹介してくれるのか分からない」と感じる担当者も少なくありません。
そこで本記事では、医療機器メーカーならではの視点を踏まえた人材紹介会社の選び方を解説し、おすすめの紹介会社もご紹介します。自社の事業フェーズ・職種要件・採用戦略に応じて、最適な紹介パートナーを見つけるヒントとしてお役立てください。

医療機器メーカーが人材紹介の活用ポイント

医療機器メーカーのイメージ
医療機器メーカーにおいて人材紹介サービスの活用は、採用活動の効率化に大きく寄与します。特に、営業、サービスエンジニア、薬事、品質保証などの専門職は、一般的な求人媒体では適任者を見つけにくい傾向があります。そのため、人材紹介会社を利用することで、こうした専門人材を短期間で確保でき、ミスマッチのリスクも減らせます。
また、医療機器業界では、薬機法(旧薬事法)ISO13485などの品質管理基準を理解した人材が求められます。一般企業と比べても、採用要件の専門性が高く、採用担当者がすべての候補者を見極めるのは難しいものです。医療業界に精通した人材紹介会社は、業界特有の知識や経験をもとに候補者を選定するため、マッチング精度が高くなります。

医療機器メーカー向け人材紹介会社を選び方

人材紹介会社を選ぶポイントのイメージ
医療機器メーカーが人材紹介会社を選ぶ際は、一般的な採用支援とは異なる観点が求められます。薬機法対応や品質保証、臨床分野など、専門知識を前提とした採用が多いためです。ここからは、紹介会社を比較検討するうえで特に重視すべき4つのポイント「業界理解・専門性」「職種対応力」「支援体制」「コストとスピード」について解説します。

医療業界の理解と専門性の有無

医療機器メーカーが人材紹介会社を選ぶ際、重要なのが「業界理解と専門性」です。医療機器業界は薬機法(医薬品医療機器等法)やISO13485など、規制や品質基準に関する知識が欠かせません。これらを理解しない紹介会社では、求めるスキルや経験を正確に把握できず、マッチング精度が低下する恐れがあります。
例えば、薬事・品質保証・臨床開発などは、医療機器特有の工程や規制対応が必要なため、専門知識を持つコンサルタントが不可欠です。医療機器専業、または医療分野で実績豊富な紹介会社を選ぶことで、候補者のスキルを的確に見極められるでしょう。

紹介可能な職種の幅と深さ

医療機器メーカーでは、営業、薬事、サービスエンジニア、開発、品質保証など、職種の多様さが特徴です。紹介会社を選ぶ際は「職種カバー範囲」と「専門職への理解度」を確認することが大切です。
例えば、営業職でも大学病院担当やディーラー対応など、ターゲットが異なれば求めるスキルも変わります。さらに、スタートアップ向けに「複数業務を兼任できる人材」を提案できるかもポイントです。求人の幅広さだけでなく、ポジションの深掘りや専門領域ごとの強みに注目することで、自社に最適な人材を確保しやすくなります。

採用支援体制・フォローアップの有無

人材紹介会社の支援体制を見極めることも欠かせません。単に候補者を紹介するだけでなく、採用後の定着支援やフォローアップを行う会社を選ぶことで、長期的な人材活用につながります。
例えば、入社後3ヵ月以内の離職に対して返金制度を設けている紹介会社を選択する場合、採用のコスト面のリスクを抑えられます。た、採用担当者へのヒアリングや職務要件定義のサポートを実施している会社であれば、ミスマッチを防ぐ効果も高いです。面談後のフィードバックやフォロー面談を行う紹介会社は、定着率の向上にも寄与します。

コスト・契約条件・対応スピード

人材紹介を利用する際には、コストと契約条件の確認が欠かせません。一般的に紹介手数料は採用者の年収の25〜35%が相場ですが、専門職やエグゼクティブ層では40%を超えるケースもあります。
手数料以外にも、支払いタイミング(入社時か試用期間終了時か)や返金規定の有無は重要です。さらに、候補者の提案までのスピードや、面接調整の柔軟性も比較ポイントとなります。緊急の採用や大量募集を行う場合は、対応体制が整っている会社を選ぶとスムーズです。コストとスピードのバランスを意識して選定しましょう。

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医療機器メーカーにおすすめの人材紹介会社5選

ここからは、医療機器メーカーにおすすめの人材紹介会社を厳選し、5社ご紹介します。

1.株式会社メディカルラボパートナーズ

株式会社メディカルラボパートナーズのホームぺージ

出典:株式会社メディカルラボパートナーズ株式会社メディカルラボパートナーズ

メディカルラボパートナーズは、医療機器開発支援を中心に、業界専門の人材紹介や人材育成、研究支援サービスを提供する企業です。代表は医学博士であり、豊富な研究開発経験を有し、医療機器業界の発展に貢献することを目指しています。人材紹介では、スタートアップ企業や中小企業に向けサービスを提供。医療機器関連業務をしっかりと理解したコンサルタントがマッチングします。

株式会社メディカルラボパートナーズの特徴

2.株式会社ビックグループ

株式会社ビックグループのホームぺージ

出典:株式会社ビックグループ株式会社ビックグループ

東京都に本社を構えるビックグループは、医療機器メーカーや製薬分野でさまざまなソリューションを提供している会社です。人材紹介をはじめ、経営コンサルティング、財務経理業務サービス、海外進出サポートなどのサービスを世界規模で展開しています。人材紹介サービスでは、必要なスキルに加え、「リーダーシップの可能性」「コミュニケーション能力」「企業文化への適合性」も評価し、クライアントの企業文化にあっった人材を紹介しています。

株式会社ビックグループの特徴

3.ティ・アイ・エス株式会社

ティ・アイ・エス株式会社のホームぺージ

出典:ティ・アイ・エス株式会社ティ・アイ・エス株式会社

ティ・アイ・エスは、大阪府に本社を構える医療業界専門の人材サービス会社です。医療機器やMR、薬事など、メディカル業界に幅広く対応。医療機器メーカーへの人材紹介実績が豊富にあります。サービスは、企業から指名された人材のスカウトに加え、エグゼクティブポジションの紹介、人材コンサルティングなどに対応。一般的な人材紹介であるバンク型に加え、サーチ(ヘッドハンティング)型を利用できるのが強みです。

ティ・アイ・エス株式会社の特徴

4.株式会社オンウェーブ(メディサーチ)

株式会社オンウェーブ(メディサーチ)のホームぺージ

出典:株式会社オンウェーブ(メディサーチ)株式会社オンウェーブ(メディサーチ)

メディサーチは、東京都にある人材紹介エージェント会社です。製薬業界や医療機器業界等を専門分野としています。多くの有名企業と取引実績があり、医療業界に関する知見も豊富です。創業から、1,300名を超える人材の転職をサポートしてきた実績も信頼のおけるポイント。個人情報の保護も徹底的に行う姿勢も、多くの求職者から求められる理由です。

株式会社オンウェーブ(メディサーチ)の特徴

5.Apex株式会社

Apex株式会社のホームぺージ

出典:Apex株式会社Apex株式会社

Apex(エイペックス)は、東京を拠点にグローバル企業とスタートアップ企業に対して人材紹介サービスを提供しています。中間管理職から経営層までのバイリンガル人材やグローバル人材の紹介に特化しており、医療機器、製薬、IT、財務など、幅広い業界に対応しています。入社後の定着率の高さも強みで、入社後3ヵ月の継続率は98.9%と極めて高水準を維持しています。薬事や品質・監査、マーケティング、プロジェクトマネジメントなど、医療機器メーカーに必要な職種を網羅している点も強みです。

Apex株式会社の特徴

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紹介会社活用時の具体的な採用プロセスと医療機器メーカーならではの注意点

紹介会社活用時の具体的な採用プロセスのイメージ
医療機器メーカーが人材紹介会社を活用する際は、一般企業の採用とは異なるプロセス設計が必要です。製品の規制要件や専門職種の理解度など、医療機器ならではの視点を踏まえた対応が成功の鍵となります。
ここからは、依頼準備から内定・定着までの流れと、注意すべきポイントを段階的に解説します。

1.依頼準備段階|職務要件定義と規制要件整理

医療機器メーカーが人材紹介会社に依頼する前に重要なのは、採用する職務内容と規制要件を明確にすることです。医療機器は製品クラス(I~IV)によって求められる知識や責任範囲が大きく異なるため、採用要件を曖昧にしたまま依頼すると、候補者の選定精度が下がります。
薬事担当者であれば申請区分やPMDA対応の経験、エンジニアであればQMSやISO13485の理解が必要かを具体的に伝えることがポイントです。また、開発段階なのか市販後対応なのかなど、業務フェーズの整理も欠かせません。
こうした「必要経験」や「任せたい業務フェーズ」の情報を共有することで、紹介会社はより的確な候補者を提案できるようになります。

2.紹介会社との打合せ|候補者紹介~面談まで

人材紹介会社との初回打合せでは、採用背景や組織体制、職務範囲を丁寧に共有することが求められます。特に医療機器メーカーの場合、製品の専門性が高く、営業・技術・薬事など複数部署の連携が必要なケースも多いため、現場のリアルな課題感を伝えることが重要です。
その後、紹介会社から候補者の推薦があり、企業側が書類選考と面談を進めます。面談では、候補者がQMS(品質管理)やCEマーキング、臨床評価報告など業界固有の知識をどの程度理解しているかを確認しましょう。面談フィードバックを紹介会社に丁寧に伝えることで、次回以降の紹介精度も向上します。

3.内定と入社後のフォローアップ

採用が決定した後、多くの紹介会社では、入社直後の定着確認や初期トラブル対応のための簡易フォローを実施しています。例えば、入社後1〜2週間で状況を確認し、早期離職やミスマッチの兆候があれば企業と連絡を取り合うといったイメージです。
また、契約条件に「返金保証(一定期間内の離職時に手数料の一部返金)」を設けている場合もあります。採用企業側は、フォローアップの範囲や期間を事前に確認しておくと安心です。入社後の育成やオンボーディングは企業自身の責任領域となるため、教育体制や定着支援の仕組みを社内で整えることが、最終的な成功につながります。

4.早期離職防止の対策

医療機器メーカーでは、専門性の高さと現場業務の負荷から、早期離職が起こりやすい傾向があります。その防止には、採用前後の情報共有と現実的な労働条件設定が欠かせません。
例えば、営業職では医療機関への訪問頻度や出張日数、製品トレーニングの期間などを正確に伝えることで、候補者との認識ギャップを防げます。また、現場社員によるリアルな仕事内容説明会を設けるのも有効です。
紹介会社と連携し、候補者が入社前に十分な理解を得られる環境を整えましょう。さらに、入社後3ヵ月間のフォロー面談やメンター制度を導入することで、定着率を高めることができます。

まとめ|医療機器メーカーに適した人材紹介会社選びで「即戦力+定着力」を実現

医療機器メーカーの採用活動では、専門知識と業界経験を兼ね備えた人材を見つけることが成功の鍵です。そのためには、業界理解のある人材紹介会社をパートナーに選ぶことが欠かせません。専門性・職種対応力・フォロー体制・コストの4要素を総合的に比較し、自社に最適な会社を見極めることが大切です。
また、複数の紹介会社に相談し、職務要件シートを準備した上で依頼することで、マッチングの精度を高められます。医療機器メーカーは製薬業界とは異なり、規制や技術知識、現場対応など多面的なスキルが必要なため、専門特化した紹介会社を選ぶことが、採用の成功率と定着率を同時に高める最良の手段といえるでしょう。

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著者
業界DX最強ナビ編集部
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