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病院・クリニックなど医療業界向け請求書システムおすすめ12選|機能や選び方も解説

更新日 2026年06月26日
医療機関では、診療費以外にも自由診療、企業健診、訪問診療、介護・福祉関連サービス、取引先への請求など、さまざまな請求業務が発生します。請求書を紙やExcelで管理していると、作成や送付、保管、入金確認に手間がかかり、請求漏れや確認ミスにつながる場合もあります。
そこで本記事では、医療業界向けにおすすめの請求書システムを比較して紹介します。請求書システムの役割やレセコン・電子カルテとの違い、主な機能、導入メリット、選び方も解説しますので、自院・自法人に合うシステム選びの参考にしてください。
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医療業界向けでおすすめの請求書システム12選

医療業界向けでおすすめの請求書システム12選
医療業界向けの請求書システムは、発行・受領・入金管理など、対応できる業務範囲を比較して選ぶことが大切です。
病院やクリニックでは、部門や取引先によって請求フローが異なるため、自院の運用に合うサービスを見極めましょう。ここでは、医療機関におすすめの請求書システムを紹介します。

サービス名

おすすめのケース

請求書発行

請求書受領

入金管理

無料プラン

無料トライアル

※ Bill One請求書受領は、Bill One債権管理など関連サービスを併用すると請求書発行や入金管理が可能です。
Bill One請求書受領

Bill One請求書受領

Sansan株式会社
出典:Bill One請求書受領 https://bill-one.com/ap/
参考価格
お問い合わせ
IT導入補助金対象
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書の発行から受領まで関連業務を効率化したい医療業界の方
・請求書の承認や保管をクラウド管理したい方
・入金管理まで一元管理し経理部門の負担を軽減したい方

Bill One請求書受領は、Sansan株式会社が提供する経理AXサービスです。請求書受領以外にも、経費精算、債権管理などに対応したサービスも提供し、医療機関で発生する請求書関連業務を幅広く効率化できます。

Bill One請求書受領では、医薬品・医療材料、検査委託、設備管理など取引先から届く請求書をオンラインで受領し、AIとオペレーターにより99.9%の精度でデータ化。クラウド上で承認・保管まで管理できるため、紙の請求書処理や部門間の確認作業を削減できます。

また、Bill One債権管理を活用すれば、請求書の作成・発行、入金消込、債権情報の一元管理も可能です。複数拠点を持つ病院や医療法人でも、請求書の受領から発行、入金管理までをまとめて効率化できるサービスです。

主な機能
  • メールサポートあり
  • クラウド(SaaS)
  • IP制限
  • 二要素認証・二段階認証
SVF Cloud

SVF Cloud

ウイングアーク1st株式会社
出典:SVF Cloud https://www.wingarc.com/product/svfc/index.html
参考価格
30,000
円~
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・導入実績が豊富な請求書システムを安心して導入したい方
・請求書の出力・保管・発行まで一元管理したい医療業界の方
・請求書の出力方法を取引先に合わせて選択できるシステムをお探しの方

SVF Cloudは、ウイングアーク1st株式会社が提供するクラウド型の帳票生成サービスです。帳票生成分野で高いシェアを持ち、4万2,000社以上に利用されています。

医療機関では、自由診療や企業健診、医療材料・検査委託などに関する請求書、見積書、明細書の作成・出力に活用できます。帳票設計から出力、保管、流通までを一元化でき、ノンプログラミングで帳票の作成・修正が行える点が特徴です。

PDF、Excel、Word、印刷、FAX、メール、電子保管など出力形式も幅広く、取引先や部門ごとに異なる請求書運用にも対応しやすいでしょう。電子帳簿保存法に対応しているほか、通信の暗号化やタイムスタンプ機能も備えており、医療機関の請求書発行・帳票管理を効率化できるサービスです。

主な機能
  • メールサポートあり
  • クラウド(SaaS)
  • スマホアプリ(Android)対応
  • スマホアプリ(iOS)対応
BtoBプラットフォーム 請求書

BtoBプラットフォーム 請求書

株式会社インフォマート
出典:BtoBプラットフォーム 請求書 https://www.infomart.co.jp/seikyu/index.asp
参考価格
お問い合わせ
IT導入補助金対象
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書の発行から受領まで関連業務を効率化したい医療業界の方
・紙の請求書のデジタル化に対応できるシステムをお探しの方
・経理業務の負担軽減に請求書システムを活用したい方

BtoBプラットフォーム 請求書は、株式会社インフォマートが提供するクラウド型の電子請求書システムです。請求書の発行・受取を同一システムで管理でき、医薬品・医療材料、検査委託、設備管理、介護・福祉関連サービスなど、医療機関で発生する請求書業務のデジタル化に役立ちます。

デジタル請求書に加え、PDFや紙の請求書も一元管理でき、AI-OCRによるデータ化、承認フロー、会計ソフト連携、仕訳・入金消込の自動化にも対応。請求書の自動発行、メール送信、郵送代行、督促も行えるため、病院や医療法人の経理業務を効率化できます。

電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しており、請求書管理の標準化を進めたい医療機関に適したサービスです。

主な機能
  • 電話サポートあり
  • 受領帳票の保存
  • メールサポートあり
  • JIIMA認証
請求管理ロボ

請求管理ロボ

株式会社ROBOT PAYMENT
出典:請求管理ロボ https://www.robotpayment.co.jp/service/mikata/
参考価格
お問い合わせ
IT導入補助金対象
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書発行や入金管理も対応できるシステムを導入したい医療業界の方
・幅広い決済手段に対応した請求書システムをお探しの方
・会計システムや外部システムと連携して業務効率化を図りたい方

請求管理ロボは、株式会社ROBOT PAYMENTが提供する請求管理・債権管理システムです。1,000社以上の導入実績があり、医療機関では自由診療、企業健診、訪問診療、介護・福祉関連サービス、取引先への請求など、レセプト請求以外の請求業務に活用できます。

請求書の作成・送付、集金・決済管理、入金消込、未入金管理、催促までを自動化できる点が特徴です。クレジットカード、口座振替、コンビニ決済など複数の決済手段に対応し、継続請求や大量請求の処理にも適しています。

会計ソフトや外部システムとの連携、インボイス制度に対応した請求書の発行・保存も可能なため、病院や医療法人の請求から回収までを効率化できるサービスです。

主な機能
  • 電話サポートあり
  • 債権管理
  • メールサポートあり
  • 未入金の自動アラート
freee会計

freee会計

freee株式会社
出典:freee会計 https://www.freee.co.jp/erp-professional.html?fr=top_lfo&set_ip2cinfo=true
参考価格
2,980
円~
トライアルあり
IT導入補助金対象
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書の発行から受領まで関連業務を効率化したい医療業界の方
・銀行口座やクレジットカード連携に対応したシステムをお探しの方
・法改正やセキュリティ対策がしっかりしたシステムを安心して導入したい方

freee会計は、freee株式会社が提供するクラウド型会計ソフトです。医療機関では、自由診療、企業健診、訪問診療、取引先への請求など、レセプト請求以外の請求書発行や会計処理に活用できます。

請求書の作成・発行、入金確認、消込、記帳まで一元管理でき、銀行口座やクレジットカードとの連携、自動仕訳、AI-OCRによるデータ入力にも対応。売上や費用をリアルタイムで把握できるため、クリニックや医療法人の経営管理にも役立ちます。

法改正にあわせた機能アップデートやセキュリティ対策も備えており、請求書業務と経理業務をまとめて効率化したい医療機関に適したサービスです。

主な機能
  • 電話サポートあり
  • 電話サポートあり
  • 財務会計
  • メールサポートあり
INVOY

INVOY

FINUX株式会社
出典:INVOY https://www.invoy.jp/
参考価格
無料
無料プランあり
トライアルあり

【こんな企業におすすめ】
・請求書の発行から受領まで関連業務を効率化したい医療業界の方
・インボイス制度など法制度対応の請求書システムをお探しの方
・経理業務の負荷を軽減したい小規模クリニックや個人経営の医療機関の方

INVOYは、FINUX株式会社が提供するクラウド請求書管理サービスです。医療機関では、自由診療、企業健診、訪問診療、取引先への請求など、レセプト請求以外の請求書作成・発行に活用できます。

請求書や見積書、納品書などを簡単に作成でき、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した運用も可能です。定期的な請求書の自動作成予約、受け取った請求書のデータ化、メール送信、スマートフォンでの管理にも対応。法人口座との自動連携により、入出金明細の取得や資金繰り表の作成も行えます。

freeeやMoney Forwardとの連携にも対応しており、小規模クリニックや個人経営の医療機関で請求書の発行・受取・支払いを効率化したい場合に適したサービスです。

主な機能
  • メールサポートあり
  • クラウド(SaaS)
  • モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
  • ISMS
楽楽明細

楽楽明細

株式会社ラクス
出典:楽楽明細 https://www.rakurakumeisai.jp/
参考価格
25,000
円~
トライアルあり
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・既存のシステムと連携して利用できる請求書システムをお探しの方
・幅広い請求書発行に対応できるシステムを導入したい医療業界の方
・専任スタッフのサービスで導入支援をしてほしい方

楽楽明細は、株式会社ラクスが提供するクラウド型の電子請求書発行システムです。病院や医療法人で発生する請求書、納品書、支払明細、領収書などの帳票をWeb上で発行・送付でき、印刷・封入・郵送にかかる作業を削減できます。

CSVやPDF、API連携に対応しており、既存の販売管理システムや基幹システムを大きく変えずに導入しやすい点が特徴です。Web、メール、郵送代行など送付方法を取引先ごとに選べるため、紙と電子が混在する医療機関の請求業務にも対応可能。

シンプルな操作性や専任スタッフのサポートも備えており、帳票発行を効率化したい医療機関に適したサービスです。

主な機能
  • 電話サポートあり
  • JIIMA認証
  • メールサポートあり
  • 電子帳簿保存法対応
ナビエクスプレス

ナビエクスプレス

NTTドコモビジネスX株式会社
出典:ナビエクスプレス https://www.nttcoms.com/
参考価格
お問い合わせ
トライアルあり
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書発行業務をデジタル化して発送コストを削減したい医療業界の方
・請求書の未開封を確認して通知できるシステムをお探しの方
・セキュリティのしっかりしたシステムを安心して導入したい方

ナビエクスプレスは、NTTドコモビジネスX株式会社が提供する電子帳票ソリューションです。病院や医療法人で郵送している請求書、明細書、通知書、健診結果帳票などをWeb配信へ切り替え、印刷・封入・発送作業を削減できます。

既存の帳票フォーマットを変えずに利用でき、請求データと宛先情報をCSVで取り込むだけでPDFを自動作成・配信できる点が特徴です。配信後は開封状況を管理画面で確認でき、未開封先へのフォローや帳票の再送にも対応。

ファイルの暗号化、SSL/TLS通信、パスワード設定などのセキュリティ機能も備えています。請求書や健診関連帳票など、大量の帳票送付を効率化したい医療機関に適したサービスです。

主な機能
  • 電話サポートあり
  • メールサポートあり
  • 電子帳簿保存法対応
  • クラウド(SaaS)
Misoca

Misoca

弥生株式会社
出典:Misoca https://www.misoca.jp/enterprise.html
参考価格
無料
無料プランあり
IT導入補助金対象

【こんな企業におすすめ】
・請求業務をデジタル化し業務効率化を図りたい小規模クリニックの方
・外出先からも請求業務対応をしたい方
・会計ソフトと連携して経理処理もスムーズにしたい方

Misocaは、弥生株式会社が提供するクラウド請求書作成ソフトです。請求書、見積書、納品書、領収書を簡単に作成でき、小規模クリニックや少人数の事務体制でも請求書発行をデジタル化しやすいサービスです。

見積書から請求書への変換、メール送信、PDFダウンロード、郵送、請求ステータス管理に対応しており、紙やExcelでの帳票作成を減らせます。スマートフォンやタブレットからも操作できるため、院外や空き時間に請求書の確認・送付を行いたい場合にも便利です。

インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しているほか、弥生会計などの会計ソフト連携により経理処理も効率化できます。手軽に請求書作成を始めたい医療機関に適したサービスです。

主な機能
  • 電話サポートあり
  • メールサポートあり
  • チャットサポートあり
  • クラウド(SaaS)
board

board

ヴェルク株式会社
出典:board https://the-board.jp/
参考価格
1,200
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書発行や入金管理などの業務を一元管理したい方
・案件ごとの収支管理を整理できるシステムを導入したい方
・外部サービスと連携して取引管理全体を効率化したい方

boardは、ヴェルク株式会社が提供するクラウド型の見積書・請求書作成、販売管理サービスです。在庫を持たない業務に適しており、医療機関では健診契約、業務委託、研究・研修関連の取引、外部事業者との案件管理などに活用できます。

見積書、請求書、納品書、領収書の作成に加え、受発注管理、請求予定、未請求・未入金のアラート、売上見込みの把握まで一元管理できる点が特徴です。案件単位で書類や収支を管理できるため、部門や取引先ごとの請求状況を整理しやすくなります。

会計ソフトや営業管理ツールとの連携、権限設定、2段階認証にも対応しており、請求書作成だけでなく、取引管理全体を効率化したい病院・医療法人に適したサービスです。

主な機能
  • メールサポートあり
  • クラウド(SaaS)
  • 冗長化
  • 通信の暗号化
MakeLeaps

MakeLeaps

メイクリープス株式会社
出典:MakeLeaps https://www.makeleaps.jp/
参考価格
無料
無料プランあり
トライアルあり
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書をはじめ幅広い書類作成に対応できるシステムを探している方
・請求書発行や入金管理を一元管理して効率化を図りたい医療業界の方
・インボイス制度など法制度対応の請求書システムを導入したい方

MakeLeapsは、メイクリープス株式会社が提供するクラウド型の請求管理サービスです。見積書、請求書、納品書、領収書など10種類以上の書類作成に対応し、医療機関では健診契約や業務委託、研究・研修関連の取引など、案件ごとに発生する書類管理を効率化できます。

テンプレートを使った書類作成、承認フロー、電子送付、郵送代行、入金管理まで一元化できる点が特徴です。銀行口座連携による入金情報の自動取得や、請求書との紐づけにも対応しており、未入金確認の負担を減らせます。

電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応し、Salesforce、kintone、会計ソフトとの連携も可能。請求書の作成から承認、送付、入金確認までをまとめて管理したい病院・医療法人に適したサービスです。

主な機能
  • メールサポートあり
  • チャットサポートあり
  • クラウド(SaaS)
  • モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
invox受取請求書

invox受取請求書

株式会社invox
出典:invox受取請求書 https://invox.jp/
参考価格
980
トライアルあり
IT導入補助金対象
上場企業導入実績あり

【こんな企業におすすめ】
・請求書の受領業務を効率化したい医療業界の方
・紙の領収書もAIを活用して電子化したい方
・会計ソフトなどと連携して経理部門の負担を軽減したい方

invox受取請求書は、株式会社invoxが提供するクラウド請求書受領システムです。病院や医療法人に届く医薬品、医療材料、検査委託、設備保守などの請求書を、郵送・メール・PDF・電子インボイスなど形式を問わず取り込み、AI OCRとオペレーター確認により99.9%の精度でデータ化できます。

請求書の入力、承認、支払データ作成、仕訳計上までを自動化できるため、経理部門の処理時間削減に役立ちます。適格請求書発行事業者の確認、電子帳簿保存法に対応した保存、会計ソフトやERPとの連携にも対応。初期費用0円から導入でき、受取請求書の処理を標準化したい医療機関に適したサービスです。

主な機能
  • 電話サポートあり
  • メールサポートあり
  • チャットサポートあり
  • クラウド(SaaS)
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医療業界向け請求書システムとは?

医療業界向け請求書システムとは?
医療業界向け請求書システムは、請求書の作成、送付、受領、保管、入金管理などを効率化するためのシステムです。診療報酬請求だけでなく、健診契約、委託業務、物品取引などで発生する請求書業務を整理できます。
紙やExcelで分散した情報をまとめ、経理部門と現場部門の確認をスムーズにする役割もあります。また、部門をまたいだ確認や承認の流れも整理可能です。

レセコン・電子カルテとの違い

レセコンは「レセプトコンピューター」の略で、診療報酬明細書(レセプト)の作成や保険者への請求、患者負担分の計算などに使われるシステムです。電子カルテは診療記録や検査結果、処方内容などを管理する役割を持ちます。
一方、請求書システムは、法人向け健診、業務委託費、医療材料の取引、設備保守費など、診療報酬請求以外の請求書発行・受領・保管・入金管理を支援します。
つまり、レセコンや電子カルテは医療行為に紐づく診療・会計管理、請求書システムは経理部門が扱う取引先との請求管理に使うものです。既存システムの代替ではなく、請求業務を補完する仕組みとして考えるとよいでしょう。

会計ソフトとの違い

会計ソフトは仕訳や決算、帳簿作成など会計処理を行うためのツールです。請求書システムは、その前段階にある請求書の発行、受領、承認、送付、入金確認を管理します。
請求データを会計ソフトへ連携できれば、手入力を減らし、仕訳や入金確認につなげやすくなります。請求書システムは経理処理へ渡す情報を整える役割を持つ仕組みです。

医療機関で使われる主な請求業務

医療機関では、医薬品や医療材料の仕入れ、検査委託、設備保守、法人向け健診、研究・研修関連の取引などで請求書が発生します。患者窓口での会計とは別に、経理部門が扱う請求書も多いのが特徴です。
発行側と受領側の両方を整理しておくと、必要なシステムを選びやすくなります。取引の種類ごとに必要な帳票や承認者が異なる点も押さえておきましょう。

医療業界向け請求書システムの主な機能

医療業界向け請求書システムの主な機能
請求書システムの機能は、作成・送付・保存・検索・入金管理・外部連携に分けて見ると整理しやすくなります。ここでは、医療機関の請求書業務で確認したい主な機能を紹介します。必要な機能を把握してから比較しましょう。

請求書・見積書の作成

請求書・見積書の作成機能では、取引先名、品目、金額、税率などを入力して帳票を発行できます。医療機関では健診契約や委託業務の見積から請求までを同じデータで管理できると、転記作業や金額の確認負担を減らせます。
領収書や納品書まで作れるかも確認するとより便利です。定型フォーマットを使えるサービスなら、担当者が変わっても同じ形式で発行できます。

請求書のメール送付・郵送

請求書の送付機能では、メール添付、Web発行、郵送代行などを利用できます。取引先によって紙の請求書を求められる場合もあるため、電子送付と郵送を併用できるかは見ておきたい項目です。
送付履歴を残せる機能があれば、再送や問い合わせへの対応も効率的に行えるでしょう。相手先の受け取り方法に合わせられるため、電子化を段階的に進められます。

請求データの保存・検索

請求データの保存・検索機能では、発行済み請求書や受領した請求書をクラウド上で管理できます。医療機関では拠点や部門ごとに書類が分散しやすいため、取引先名、日付、金額などで検索できると便利です。
再発行や監査時の確認にも役立つ機能です。担当者が不在でも必要書類を探しやすく、部門間の確認連絡も抑えられます。

入金状況の管理

入金状況の管理機能では、発行した請求書に対して入金済み、未入金、消込済みといった状態を確認できます。法人向け健診や継続契約では入金確認が遅れると対応漏れにつながるため、未入金アラートや自動消込の有無も確認したいところです。督促管理まで対応するサービスもあります。
請求後の回収状況を把握できると、経理部門の対応判断が早くなります。

会計ソフトとの連携

会計ソフトとの連携機能では、請求書データや入金データを会計処理に引き継げます。銀行口座、クレジットカード、会計ソフトと連携できるサービスなら、仕訳入力の手間を抑えられます。
既に使っている会計環境との相性を確認し、CSV連携かAPI連携かも見ておきましょう。医療法人全体で経理処理を統一したい場合にも役立つ機能です。

電子帳簿保存法への対応

電子帳簿保存法への対応機能では、電子で受け取った請求書や発行した請求書を法令要件に沿って保存できます。検索性や改ざん防止、保存期間への対応が関わるため、単にPDFを保管できるだけでは不十分な場合があります。制度対応の範囲を確認する必要があります。医療機関でも電子取引が増えているため、保存方法は早めに整えておきましょう。
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医療業界で請求書システムを導入するメリット

医療業界で請求書システムを導入するメリット
請求書システムを導入すると、請求書の作成や送付にかかる手間を減らし、請求状況を管理しやすくなります。医療機関では、取引先や部門ごとに請求書業務が分かれやすいため、システム化によって経理・事務部門の負担軽減につながります。
ここでは、医療業界で請求書システムを導入する主なメリットを紹介します。

月末月初の事務作業を減らせる

月末月初の事務作業を減らせる点は、請求書システムの大きな利点です。請求書の作成、印刷、封入、送付、控えの保管を手作業で行うと、短期間に業務が集中します。
システム化すれば定型作業をまとめて処理でき、金額確認や承認など人が見るべき作業に時間を使えます。結果として、締め処理の遅れや確認待ちの発生も抑えられるでしょう。

請求漏れや入力ミスを防げる

請求漏れや入力ミスを防げるのは、請求データを一元管理できるためです。Excelや紙で管理していると、担当者ごとの更新漏れや金額の転記ミスが起こりやすくなります。
システム上で請求予定や送付履歴を確認できれば、抜け漏れを早期に発見できます。承認フローも活用できるので、人の目による確認とシステム管理を組み合わせて活用可能です。

紙の請求書管理を減らせる

紙の請求書管理を減らせると、印刷、封入、郵送、ファイリングにかかる負担を抑えられます。医療機関では紙の保管スペースの確保や過去書類の検索に手間がかかることもあります。
電子化により、必要な書類へすぐアクセスできる環境を整えられます。書類を探す時間が短くなれば、問い合わせ対応もスムーズになるでしょう。印刷代や郵送費の削減も可能です。

複数拠点の請求状況を把握できる

複数拠点の請求状況を把握できると、本部や経理部門が全体の進捗を管理しやすくなります。病院、分院、介護施設、健診部門で請求書が分散している場合でも、クラウド上で状況を確認できれば安心です。
承認待ちや未入金の見落としを減らし、拠点間の確認連絡も抑えられます。経理部門が現場へ何度も確認する負担も軽減できるでしょう。

経理業務の属人化を防げる

経理業務の属人化を防げるのは、請求ルールや処理状況をシステム上で共有できるからです。特定の担当者だけがExcelの管理方法を把握している状態では、休職や異動時に業務が滞る恐れがあります。
標準化された運用に変えることで、引き継ぎやダブルチェックもしやすくなります。業務手順が可視化されれば、新任担当者の教育にも活用可能です。

医療業界向け請求書システムを選ぶポイント

医療業界向け請求書システムを選ぶポイント
医療業界向け請求書システムは、価格だけでなく業務範囲、連携性、法制度対応まで含めて選ぶ必要があります。
ここでは導入前に見ておきたい選定ポイントを解説します。自院の条件に照らして確認してください。

自院の請求業務に合うか

請求書システムは、自院で発生している請求の種類に合うものを選ぶ必要があります。患者向けの自費診療請求、企業健診の法人請求、訪問診療や外部委託先との取引など、医療機関によって請求先や帳票の内容は異なります。
例えば、法人請求が多い場合は取引先ごとの請求書管理、自由診療が多い場合は明細や領収書の出力がしやすいかを見ておくと安心です。自院の請求パターンを整理した上で、対応できるシステムを選びましょう。

必要な機能がそろっているか

請求書システムは、発行だけに対応するものと、受領・支払・入金管理までまとめて扱えるものがあります。請求書を作成して送るだけでよい場合は、帳票作成やメール送付に強いサービスで十分です。
一方、医薬品や医療材料の仕入れ請求書を処理したい場合は受領管理、法人請求の入金確認まで効率化したい場合は入金消込や未入金管理の機能が必要になります。どこまでシステム化したいかを明確にして選定することが大切です。

既存システムと連携できるか

既存システムと連携できるかは、転記作業を減らす上で欠かせません。会計ソフト、販売管理システム、基幹システム、銀行口座などと連携できれば、請求後の処理がスムーズになります。
レセコンや電子カルテとの連携が必要な場合は、対応可否を個別に確認してください。連携方式も見ておくと安心です。CSV連携かAPI連携かによって、運用負荷も変わります。

法制度に対応しているか

法制度に対応しているかは、請求書を電子化する際に必ず見たい項目です。インボイス制度では適格請求書の記載事項、電子帳簿保存法では電子取引データの保存方法が関係します。
制度に対応している場合でも、どの範囲まで対応可能か確認しておくと安心です。税理士や経理担当者ともすり合わせてください。

セキュリティ対策は十分か

セキュリティ対策は、医療機関が取引情報を扱う上で外せない観点です。請求書には取引先名、金額、契約内容などが含まれるため、通信の暗号化、二要素認証、IP制限、操作ログ、権限管理の有無を確認してください。
部門ごとに閲覧範囲を分けられると運用しやすくなります。外部委託先が操作する場合は、利用者ごとの権限分離も必要です。

料金体系が請求件数に合うか

料金体系が請求件数に合うかも確認が必要です。月額固定だけでなく、発行枚数、郵送件数、データ化件数、ユーザー数によって費用が変わるサービスもあります。
健診シーズンなど請求件数が増える時期を想定し、年間費用で比較すると判断しやすくなります。無料プランの制限やオプション費用も見ておきましょう。

導入後のサポートはあるか

導入後のサポートがあるかは、初めて請求書システムを使う医療機関ほど見ておきたい項目です。初期設定、帳票テンプレート作成、既存データ移行、操作説明まで支援を受けられると定着しやすくなります。
問い合わせ方法や対応時間も確認してください。医療機関の運用に合わせた相談ができると安心です。
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医療業界向け請求書システムの費用相場

医療業界向けの請求書システムの費用相場は、クラウド型で初期費用無料から50万円程度、月額費用が2万から10万円程度、オンプレミス型で初期費用50万から500万円以上、保守・運用費が年間で数十万円程度かかります。
クラウド型は初期費用を抑えて導入しやすく、クリニックや中小規模の医療法人に向いています。一方、オンプレミス型は自院内にシステム環境を構築するため、個別要件に合わせやすい反面、初期費用や保守費用が高くなりやすい点に注意が必要です。
費用を比較する際は、月額料金だけでなく、請求件数や連携機能、サポート費用まで含めて確認しましょう。

従量課金が発生するケース

従量課金は、請求書の発行枚数、郵送件数、AI OCRによるデータ化件数、取引先数、ユーザー数などに応じて発生します。医療機関では月によって健診請求や委託費の処理件数が変わることもあるため、繁忙期の件数を想定した試算が欠かせません。
月額費用だけでなく、利用量に応じた追加費用まで確認してください。無料枠を超えた場合の単価も事前に把握しておくと安心です。

追加費用を確認したい機能

追加費用は、郵送代行、帳票カスタマイズ、承認フロー設定、会計ソフト連携、データ移行、サポート強化などで発生する場合があります。病院や医療法人では部門ごとの帳票形式や承認経路が異なることもあるため、標準機能で足りるか見極めましょう。
見積時には初期費用と運用後の月額費用を分けて確認すると安心です。利用開始後に追加されやすい費用まで見ておくことが大切です。

医療業界で請求書システムを導入する際の注意点

医療業界で請求書システムを導入する際の注意点
請求書システムは便利ですが、導入すればすべての請求業務が自動化されるわけではありません。ここでは医療機関が導入前に確認しておきたい注意点を解説します。役割や運用条件を整理してから選びましょう。

レセプト請求用のシステムではない

請求書システムは、原則としてレセプト請求用のシステムではありません。レセプト請求は診療報酬を保険者へ請求する業務で、専用のレセコンや関連システムが担います。
請求書システムは、法人取引や委託費、物品取引などの請求書業務を効率化するものです。混同すると必要な機能を見誤るため、用途を分けて選んでください。

導入前に請求フローを整理する

導入前に請求フローを整理しておくと、必要な機能を選びやすくなります。誰が請求書を作成し、誰が承認し、どの方法で送付し、入金を誰が確認するのかを明確にしてください。
現行業務を把握しないまま導入すると、システムに合わせた運用変更が難しくなります。紙で残す工程や例外対応も洗い出しておくと、導入後の混乱を防げます。

帳票形式や承認ルールを確認する

帳票形式や承認ルールは、導入前に確認しておきたい項目です。医療機関では部門や取引先によって請求書の記載内容、明細の粒度、承認経路が異なる場合があります。
既存の帳票を再現できるか、承認者を段階的に設定できるかを見ておくと運用開始後の混乱を防げます。帳票の変更頻度が高い場合は、自社で修正できるかも見ておくとよいでしょう。

取引先の電子請求対応も確認する

取引先の電子請求対応も確認しておく必要があります。自院が電子請求へ移行しても、相手先が紙の請求書を希望する場合は郵送対応が必要です。
Web発行、メール送付、郵送代行を併用できるサービスなら、取引先ごとの事情に合わせて段階的に切り替えられます。切り替え時には、送付方法や閲覧手順を事前に案内する準備もしておくとよいです。

データ移行や権限設定も計画する

データ移行や権限設定も、導入計画に含めておくべき作業です。過去の請求書、取引先情報、帳票テンプレートをどこまで移行するかで準備期間が変わります。
部署や拠点ごとに閲覧・承認権限を分けられるように設計しておくと、運用開始後の管理が安定します。担当者教育も合わせて計画してください。
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医療業界向け請求書システムのよくある質問

医療業界向け請求書システムでは、レセコンとの違いや小規模クリニックでの必要性に疑問を持つケースがあります。ここでは導入前によくある質問に回答します。導入判断の参考にしてください。

クリニックでも請求書システムは必要ですか?

クリニックでも、法人請求や委託費の請求書発行がある場合は請求書システムを検討する価値があります。件数が少なくても、紙やExcelでの管理は送付漏れや再発行の手間につながります。
まずは無料プランや低価格のサービスで、作成・送付だけを効率化する方法もあります。将来件数が増える場合にも備えられるでしょう。

レセコンがあれば請求書システムは不要ですか?

レセコンがあっても、請求書システムが不要とは限りません。レセコンは診療報酬請求や患者会計の管理が中心で、法人向け請求書の発行、取引先からの請求書受領、入金管理までは対象外の場合があります。
請求業務の範囲を分けて考えると判断しやすくなります。経理処理まで含めて確認してください。

患者向けの請求書も発行できますか?

患者向けの請求書を発行できるかは、サービスや運用方法によって異なります。請求書システム自体は帳票発行に対応していても、患者情報や診療情報との連携には注意が必要です。
個人情報を扱う場合は、権限管理やセキュリティ、既存システムとの連携可否を確認してください。院内ルールも整える必要があります。

電子帳簿保存法への対応は必要ですか?

電子帳簿保存法への対応は、電子で請求書を受け取る、または発行した請求書を電子保存する場合に関係します。医療機関でも法人として保存義務の対象になるため、検索要件や改ざん防止などを満たせるか確認が必要です。
制度対応済みのサービスを選ぶと運用しやすくなります。最新情報は国税庁などで確認してください。

無料で使えるシステムはありますか?

無料で使える請求書システムはあります。INVOY、Misoca、MakeLeapsなどは無料プランを用意しています。
ただし、無料プランは発行枚数、ユーザー数、承認フロー、法制度対応機能に制限がある場合があります。医療機関で継続利用するなら、有料プランも含めて比較してください。サポート範囲も確認が必要です。

まとめ|医療業界の請求書システムは業務範囲と連携性で選びましょう

医療業界向け請求書システムは、請求書の発行だけでなく、受領、承認、保管、入金管理、会計連携まで含めて比較することが大切です。クリニックなら手軽な帳票作成、病院や医療法人なら複数拠点管理や受領処理の自動化が選定軸になります。
レセコンや電子カルテとは役割が異なるため、請求業務の範囲を整理した上で選ぶ必要があります。自院の運用に合う機能と費用のバランスを見て導入を検討してください迷った場合は、複数サービスを比較しながら候補を絞ると選びやすくなります。
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業界DX最強ナビ
著者
業界DX最強ナビ編集部
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