飲食業界におすすめのキャッシュレス決済10選|決済代行の選び方と手数料を解説
更新日 2026年03月12日
キャッシュレス決済の普及により、飲食店でもクレジットカードやQRコード決済への対応が一般的になりつつあります。一方で、手数料負担や入金タイミング、オペレーションへの影響を理由に導入を迷うケースも少なくありません。飲食店では回転率やピークタイムの会計対応、人手不足などが売上に直結するため、どのキャッシュレス決済を選ぶかが店舗運営に大きく影響します。
本記事では、飲食業界に適したおすすめのキャッシュレス決済サービスを比較して紹介します。さらに、飲食店がキャッシュレス決済に対応すべきかという判断材料から、キャッシュレス決済の種類ごとの違い、失敗しない選び方、手数料の考え方まで整理します。導入検討時の基準づくりに活用できる内容です。
決済代行・キャッシュレス決済の導入は初めてですか?
飲食業界におすすめのキャッシュレス決済・決済代行サービス10選

まずは、飲食業界におすすめのキャッシュレス決済・決済代行サービスを厳選し、ご紹介します。
スマレジ
株式会社スマレジ
出典:スマレジ https://corp.smaregi.jp/
スマレジは、株式会社スマレジが提供する、高機能なク ラウド型POSレジおよび決済サービスです。特に飲食店向けの拡張性が非常に高く、オーダーエントリーシステム(OES)である「スマレジ・ウェイター」との連携により、注文から会計までのオペレーションを劇的に効率化します。
「スマレジ・PAYGATE」を導入すれば、一台のマルチ決済端末で主要なクレジットカード、電子マネー、QRコード決済をすべてカバーでき、レジ周りの配線もスッキリとまとまります。
また、スマレジの強みは、詳細な売上分析機能にあります。メニューごとのABC分析や時間帯別の客単価、スタッフごとの販売実績まで可視化できるため、感覚に頼らないデータ経営を目指す飲食店に最適です。
Square
Square株式会社
出典:Square https://squareup.com/jp/ja
Squareは、Square株式会社(ブロック社)が提供する、POSレジと決済が一体化したキャッシュレス決済サービスです。飲食店における導入のハードルを極限まで下げた「初期・月額・解約費用0円」のシンプルさが最大の魅力。洗練されたデザインの専用端末は、カフェやバーのカウンターでも雰囲気を損なわず、省スペースで設置できます。
飲食店向けに特化した「Square レストランPOSレジ」を利用すれば、複雑なフロアマップ管理や、ホールスタッフ向けのハンディ機能、さらにはキッチンディスプレイ(KDS)との連携まで一気通貫で行えます。
また、最短当日審査というスピード感に加え、売上金が最短翌日に振り込まれる(特定の銀行の場合)ため、食材の仕入れなどで現金流動性を重視する飲食店オーナーから高く支持されています。幅広い決済方法に対応し、オフラインモードでの決済もなため、万が一の通信障害時でもランチのピークを止めることなく営業を継続できます。
主な機能
- レジ機能
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- バーコードスキャン
PayPay
PayPay株式会社
出典:PayPay https://paypay.ne.jp/store/
PayPay株式会社が提供するPayPayは、圧倒的なユーザー数を誇るQRコード決済サービスです。登録ユーザー数は6,000万人を超え、飲食店にとって「PayPayが使える」という事実は、それだけで強力な集客フックとなります。
飲食店向けの機能として特筆すべきは、リピーター獲得を支援する「PayPayクーポン」や「スタンプカード」機能です。お店独自のクーポンを発行し、PayPayアプリ内で露出させることで、新規客の来店動機を作り出し、再来店を自動で促す仕組みを安価に構築できます。
また、レジ横にQRコードを置くだけの「ユーザースキャン方式」であれば、高価なレジ設備を導入しなくても即座にキャッシュレス化が可能です。加盟店管理画面では、客層の属性分析も行えるため、新メニュー開発のヒントを得ることも可能です。
主な機能
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- クレジットカード決済
- キャリア決済対応
STORES 決済
STORES株式会社
出典:STORES 決済 https://stores.jp/payments
STORES 決済は、STORES 株式会社が提供する、シンプルで直感的な操作が特徴のキャッシュレス決済サービスです。持ち運び可能な小型決済端末は、テーブルチェック(席会計)を主流とするレストランや、屋外イベント、キッチンカーでの販売にも最適です。
独自の「オート入金」機能を利用すれば、売上金が自動的に振り込まれるため、忙しいオーナーが振込依頼の手間をかける必要もありません。
また、同社が提供する「STORES 予約」や「STORES POSレジ」と連携 させることで、ネット予約から実店舗での会計までを一元管理でき、顧客情報に基づいたきめ細やかな接客が可能になります。固定費を抑えつつ、まずは手軽にキャッシュレス対応を始めたい個人店や小規模店舗にとって、非常にバランスの良い選択肢です。
主な機能
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- クレジットカード決済
- 店舗決済対応
楽天ペイ
楽天ペイメント株式会社
出典:楽天ペイ https://pay.rakuten.co.jp/business/
楽天ペイは、楽天ペイメント株式会社が提供する、国内最大級の共通ポイント「楽天ポイント」を軸とした決済サービスです。1億人以上の楽天会員がターゲットとなり、店舗側は強力な集客効果を期待できます。
飲食店における最大のメリットは、支払いを通じてポイントを貯めたい・使いたいという「楽天経済圏」の ユーザーを自然と呼び込める点。決済端末一つで、楽天ペイ(QR決済)だけでなく、楽天Edyや交通系電子マネー、主要クレジットカードにも幅広く対応可能です。さらに、売上金が最短翌日に振り込まれる(楽天銀行指定時)ため、日々の食材仕入れで現金が必要な現場でも安心です。
管理画面からはリピーターの動向を確認でき、ターゲットを絞った販促施策も打ち出しやすくなります。ポイント付与という付加価値で、競合店との差別化を図りたい飲食店に最適です。
主な機能
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- デビットカード対応
- クレジットカード決済
pring
株式会社pring
出典:pring https://www.pring.jp/
pringは、株式会社pringが提供する、送金と決済をスムーズにつなぐオンライン決済代行サービスです。最大の特徴は操作性の高さで、飲食店ではテイクアウトの事前決済や、個人経営店での支払い手段として活用されています。
導入側はAPIを組み込むだけで簡単に自社システムと連携でき、開発コストを抑えたデジタル化が可能です。手数料も比較的安価に設定されており、利益率を重視する飲食店にとってコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。
また、24時間365日いつでも決済ができ、煩わしいサインや番号入力が不要なため、顧客の会計ストレスを極限まで減らせます。正確な本人確認プロセスを経た安心感のあるプラットフォームであり、不正利用のリスクを抑えながら、スマートでモダンな支払い体験を提供したい店舗に向いています
PAY.JP
PAY 株式会社
出典:PAY.JP https://pay.jp/
PAY.JPは、PAY株式会社が提供する、シンプルで強力な決済サービスです。飲食店においては、自社の公式サイトでの「オン ライン予約時の事前決済」や「テイクアウト注文の事前支払い」を実現するために活用されています。
最大の強みは、数行のコードで実装できる導入のしやすさと、国際基準に準拠した高いセキュリティ性です。カード番号を自社サーバーで保持せずに済むため、安全にキャッシュレス化を進められます。これにより、予約の無断キャンセル対策として事前決済を導入し、経営リスクを低減させることが可能です。
また、サブスクリプション(月額定額制)機能も備えているため、「コーヒー飲み放題」や「会員限定特典」などの新しい飲食モデルの構築も容易です。ネットと実店舗のサービスを融合させ、独自の顧客体験を作り上げたい飲食店に最適なツールです。
主な機能
- デビットカード対応
- クレジットカード決済
- ECサイト決済対応
- メールサポートあり
アメリカン・エキスプレス
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
出典:アメリカン・エキスプレス https://www.americanexpress.com/jp/merchant/accept-american-express.html?linknav=merchant-nsnu-atc
アメリカン・エキスプレスは、同社が提供する、プレミアムな顧客層に強みを持つ決済サービスです。飲食店にとってのメリットは、高単価な食事を楽しむ傾向にあるカード会員を店に呼び込める点です。
特に高級レストランや接待での利用が多い店舗では、Amex対応は「信頼の証」としても機能します。また、強力なネットワークを活かした加盟店支援が充実しており、店舗を紹介するキャンペーンや集客支援プログラムを通じて、優良な顧客との接点を持つことが可能です。
海外での認知度が圧倒的に高いため、インバウンド観光客やビジネス客を取り込みたい店舗には必須の決済手段と言えます。単なる支払い手段に留まらず、ブランドの力を借りて客単価の向上や店舗のステータス向上を目指したいオーナーにとって、戦略的に導入すべきサービスです。
主な機能
- クレジットカード決済
- 店舗決済対応
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
au PAY
KDDI株式会社
出典:au PAY https://biz.aupay.wallet.auone.jp/
au PAYは、KDDI株式会社が提供する、約3,000万人以上の会員基盤を抱えるQRコード決済サービスです。飲食店が導入する最大のメリットは、圧倒的なユーザーへの露出と、Pontaポイントとの連携による集客力です。日々の買い物でポイントを貯めているユーザーは多く、au PAYを使えることが来店動機の強力な後押しとなります。
導入はレジ横にQRコードを置くだけの「ステッカー方式」から始められるため、スペースの限られた小さな飲食店でも負担なくキャッシュレス化が可能。初期費用や入金手数料が0円(条件あり)といったコスト面のメリットも大きく、利益確保を最優先したい開店直後の店舗にも適しています。
スマホアプリを通じた「お店検索」機能により、近隣のユーザーへ自店をアピールでき、これまでリーチできなかった新規客の獲得をデジタルの力でサポートします。
主な機能
- QRコード・バーコード対応
- 店舗決済対応
- クラウド(SaaS)
d払い
株式会社NTTドコモ
出典:d払い https://www.nttdocomo.co.jp/
d払いは、株式会社NTTドコモが提供する、国内最大級の会員数を誇るスマホ決済サービスです。ドコモユーザーを中心に非常に多くの利用者がおり、dポイントを「貯める・使える」という付加価値は、飲食店のリピーター獲得において強力な武器となります。
決済手順はQRコードを見せるか読み取るだけで完了し、レジ業務の効率化に貢献。また、実店舗だけでなくモバイルオーダーなどのオンライン決済とも親和性が高く、事前の注文・決済フローを構築することでテイクアウト需要を確実に取り込めます。
全国のドコモショップやメディアを通じた大規模なキャンペーン展開も魅力で、その露出効果は絶大です。大手キャリアの安心感と圧倒的な送客力を求める飲食店に最適です。
主な機能
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- クレジットカード決済
- キャリア決済対応
決済代行・キャッシュレス決済の導入は初めてですか?
飲食業界でキャッシュレス決済・決済代行が広がっている理由

ここからは、なぜ飲食店でキャッシュレス決済・決済代行の導入が急速に進んでいるのかをご紹介します。
背景には単なる支払い手段の多様化だけでなく、来店客の行動変化、人手不足、店舗オペレーションの効率化ニーズがあります。飲食店では会計スピードが回転率や売上に直結するため、決済方法の選択そのものが店舗運営の重要な経営判断になりつつあります。
ここからは、さらに詳しく解説していきます。
来店客の支払いが「現金中心」からキャッシュレスへ変化
飲食店での支払い方法は、確実に「現金中心」からキャッシュレスへ移行しています。理由はスマートフォン決済やクレジットカードの普及により、利用者にとって現金を持ち歩く必要性が低下したためです。特にチェーン店や都市部の店舗では、現金しか使えないことが来店機会の損失につながるケースも見られます。
例えば、ランチ利用のビジネスパーソンは財布を出さず短時間で会計を済ませたい傾向があります。レジ待ち時間が長い店舗より、タッチ決済やQR決済で数秒で支払いが完了する店舗が選ばれやすくなるのです。
支払い手段の不足は、料理の評価とは別の理由で離脱を招きかねません。キャッシュレス対応は利便性向上だけでなく、機会損失の防止策としての意味を持ちます。
観光客や若年層の来店増加でキャッシュレス対応が求められる店舗が増えている
観光客や若年層の利用が多い店舗ほど、キャッシュレス対応は必須に近い要素になっています。これらの層は現金よりカード・ス マホ決済を日常的に使う割合が高いからです。
訪日観光客の場合、日本円を十分に持っていないことも多く、カードやQRコード決済が使えないと入店を断念される恐れがあります。また、大学生や20代の利用客は「支払えるかどうか」を来店前に確認する傾向があり、決済手段が少ないだけで候補から外れることも珍しくありません。
つまりキャッシュレスは利便性の問題ではなく、客層を広げるための受け入れ環境の整備です。特に駅前、観光地、商業施設内の店舗では、対応状況が売上に直接影響します。
ピークタイムのレジ対応と人手不足が会計業務の負担になっている
飲食店にとって会計業務は、料理提供と並ぶボトルネックになりやすい工程。人手不足の中でピークタイムのレジ対応が集中すると、提供スピードや回転率に影響します。
キャッシュレス決済では金銭授受が不要なため、現金でのやりとりと比べ、会計処理が短縮されます。スタッフ教育の負担も軽減され、少人数運営でも回しやすくなるでしょう。結果として、会計の効率化は労働力不足対策としての役割も持ちます。
券売機・テーブル会計・セルフオーダーとの連携ニーズが高まっている
飲食店では、注文から会計までを一体で効率化する動きが強まっています。背景にあるのは、モバイルオーダーやセルフオーダー端末の普及です。
例えば、テーブル注文後にレジで現金精算を行う方式では、注文は効率化されても最後の会計で滞留が発生します。そこで、テーブル会計や事前決済と組み合わせることで、退店時の待ち時間をなくす運用が可能になります。
このとき重要になるのが決済代行です。複数の決済ブランドを一括管理し、POSレジや注文システムと連携できるため、売上データの自動反映や会計処理の簡素化が実現します。単なる支払い手段ではなく、店舗オペレーションの一部として導入が進んでいます。
飲食店はキャッシュレス決済・決済代行に対応すべきか

ここからは、実際に飲食店がキャッシュレス決済・決済代行に対応すべきかを整理します。
すべての店舗に必須とは限りませんが、客層や立地によっては導入しないことで売上機会を失う可能性があります。重要なのは流行に合わせることではなく、自店舗の条件に照らして合理的に判断することです。
キャッシュレス決済は「便利そうだから」ではなく、店舗の運営条件に合うかで判断すべきです。特に回転率や来店頻度が重要な店舗では効果が出やすくなります。会計時間の短縮や来店ハードルの低下が直接売上に影響するためです。
- ランチの回転率が売上に直結する
- 駅前やオフィス街、商業施設に立地している
- 若年層や観光客の来店が多い
- 少人数で営業している
- テイクアウトやデリバリーを実施している
上記に複数当てはまる場合、費用負担よりも機会損失の防止効果が上回る可能性があります。逆に常連中心の小規模店や、現金中心の運営で十分な利益が確保できているという店舗は急いで導入する必要はありません。客層に合わせて段階的に検討するとよいでしょう。
導入の判断は、客単価・客層・立地の3つで考えると整理しやすくなります。これらは決済手段の必要性と手数料負担のバランスに直結する要素です。
まず客単価が低い店舗ほど、数%の決済手数料の影響が大きくなります。一方で回転率が上がれば売上総額は増えるため、必ずしも不利とは限りません。次に客層です。ビジネス客や若年層が多い場合、キャッシュレス未対応は来店機会の損失につながりやすいでしょう。
最後に立地です。オフィス街や商業施設、観光地では対応がほぼ前提になりますが、住宅街の常連中心の店舗では影響が小さい場合もあります。この3点を確認すれば、感覚ではなく経営判断として導入可否を決められます。
キャッシュレス決済のみは違法?飲食店が知っておくべき制度知識
キャッシュレス決済のみの営業でも、直ちに違法となるわけではありません。ただし注意点があります。日本では通貨(現金)は「強制通用力」を持ち、通常は支払いを拒否できませんが、店舗側が事前に支払方法を明示していれば契約条件として成立します。
つまり「当店はキャッシュレス決済のみ」と入口やメニューに明確に掲示していれば運用可能です。問題になるのは、会計時に突然現金を拒否するケースです。トラブル防止のため、入店前に確認できる表示が重要になります。
また、高齢者や通信障害時の対応も検討しておきましょう。完全キャッシュレスは効率的ですが、例外対応のルールを決めておくと安心して運用できます。
決済代行・キャッシュレス決済の導入は初めてですか?
飲食店のキャッシュレス決済導入のメリット・デメリット
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ここからは、キャッシュレス決済の導入によるメリットとデメリットを整理します。
キャッシュレス決済は利便性向上の効果が大きい一方で、手数料負担や運用ルールの整備が必要です。利点と注意点を両方理解したうえで判断することが、後悔しない導入につながります。
キャッシュレス決済の最大の利点は、売上機会の拡大と業務効率化を同時に実現できる点です。会計時間の短縮だけでなく、管理業務の負担軽減にもつながります。結果として、少人数営業でも店舗運営が安定しやすくなります。
主なメリット
- 会計時間の短縮による回転率向上
- 釣銭ミスやレジ誤差の減少
- 締め作業の簡略化
- 来店ハードルの低下
- 売上データの自動記録
特に売上データの自動化は経営管理に有効です。日別・時間帯別の売上分析が行いやすくなり、仕入れや人員配置の最適化にも活用できます。
一方で、導入にはコストと運用面の課題もあります。最大の懸念は決済手数料で、利益率の低いメニューでは影響が出る場合があります。また、通信環境への依存も無視できま せん。
主なデメリット
- 決済手数料の発生
- 入金までのタイムログ
- 通信障害時や端末トラブル時に使用できないことがある
これらのデメリットへの対策として、手数料率だけでなく入金サイクルやサポート体制も確認しましょう。運用ルールを整備しておけば、多くの問題は事前に防げます。導入は「機器の設置」ではなく「業務変更」と捉えることが重要です。

ここからは、飲食店で利用される主なキャッシュレス決済の種類と特徴を整理します。
キャッシュレスと一口に言っても、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済では、処理スピードや客層、手数料の傾向が大きく異なります。店舗の業態に合わない方式を選ぶと、レジ混雑やコスト増につながる恐れもあります。まずは違いを把握し、自店舗に適した組み合わせを検討することが重要です。
種類 | サービス例 | 特徴 | 飲食店との相性 |
|---|
クレジットカード | Visa・Mastercard・JCBなど | 利用者数が多く客単価が高い傾向 | 居酒屋・レストラン等/ディナータイム |
電子マネー(タッチ決済) | 交通系IC・iD・QUICPay | 決済スピードが速い | 回転率重視の店等/ランチタイム |
QRコード決済 | PayPay・楽天ペイなど | 若年層の利用が多く導入しやすい | 個人店と相性良好/テイクアウト |
実際には1種類に限定するより、複数を組み合わせる方が来店機会の損失を防げます。ランチは電子マネー、夜はカード、テイクアウトはQRといった使われ方を想定すると判断しやすくなるでしょう。決済代行を使えばこれらを一括導入でき、管理の手間も抑えら れます。
決済代行・キャッシュレス決済の導入は初めてですか?
飲食店向けキャッシュレス決済・決済代行の失敗しない選び方

ここからは、飲食店がキャッシュレス決済・決済代行を選ぶ際の具体的な確認ポイントを解説します。
導入後の失敗の多くは、手数料だけを基準に選んだことが原因です。飲食店では会計スピードや運用負荷が売上に影響するため、コストだけでなく店舗オペレーションとの相性を含めて判断する必要があります。
決済手数料の安さだけで選ばず「客単価・回転率」を踏まえた総コストで判断
決済手数料の数字だけで比較すると、かえって損をする場合があります。重要なのは「手数料率」ではなく「売上全体への影響」です。飲食店では回転率が上がると売上総額が増えるため、数%のコスト増以上の効果が出ることがあります。
例えば、会計時間が短縮され1日数組多く案内できれば、手数料以上の売上増になるケースも珍しくありません。逆に客単価が低く滞在時間が長い店舗では、費用負担が重く感じられる場合もあります。
客単価と回転率を基準に「利益ベース」で考えることが、後悔しない判断につながります。
入金サイクルの違いが日々の店舗運営に与える影響を確認する
入金タイミングは店舗運営に直結します。売上は立っていても、入金が遅いと仕入れや人件費の支払いに影響するためです。
決済サービスによっては月1回入金のものもあれば、翌営業日入金に対応するものもあります。特に食材仕入れの頻度が高い飲食店では、資金繰りの安定性が重要です。導入後に「売上は増えたのに資金が回らない」という状況になる例もあります。
手数料だけでなく入金頻度・締め日・振込条件を確認しましょう。キャッシュフローを意識した選択が、継続運用の安定につながります。
POSレジ・モバイルオーダー・予約台帳と連携できる決済代行を選ぶ
決済単体で導入すると、業務がかえって増えることがあります。売上入力や会計照合を手作業で行う必要が出るためです。そこで重要になるのがシステム連携です。
POSレジと連携すれば、決済と同時に売上データが自動反映されます。モバイルオーダーや予約台帳とつながると、事前決済や無断キャンセル対策にも活用できます。連携できない場合、二重入力や締め作業の負担が増え、スタッフの負担が大きくなります。
導入前に「連携可能なサービス一覧」を確認しておくと、運用の手間を大きく減らせます。
忙しい時間帯でも直感的に操作できる使いやすい決済端末かを確認する
飲食店では新人スタッフがレジを担当することも多く、操作性は重要な要素です。操作が 複雑だとピークタイムに会計が滞り、行列の原因になります。
特にランチ帯では数秒の差が積み重なり、回転率に影響します。ボタン数が多い端末や確認手順が複雑なシステムは、慣れるまで時間がかかります。タッチ操作や自動金額連携が可能な端末の方がミスも少なくなります。
可能であればデモ画面や体験機で確認してください。使いやすさはスペック表では判断しにくい、重要な比較ポイントです。
営業中の通信障害・決済エラーに対応できるサポート体制があるか
キャッシュレス決済は通信環境に依存します。通信障害や決済エラーが発生すると、会計が止まり営業に影響します。
トラブル時に連絡が取れない、対応が翌日になると、その日の営業に支障が出る恐れがあります。電話サポートの受付時間や代替手段(オフライン決済など)の有無は必ず確認しましょう。
飲食店では夜間営業も多いため、サ ポート体制は非常に重要です。トラブル対応の早さが、実際の使いやすさを左右します。
テイクアウト・デリバリー・事前決済等の自店舗の希望要件に対応しているか
近年はテイクアウトやデリバリー、予約時の事前決済での利用が増えています。自社の形態がこれらに該当する場合は、事前決済を導入すると、受け渡し時の待ち時間を減らせます。また、コース予約の無断キャンセル対策にも有効です。
一方、対応していないサービスを選ぶと、後から別システムを追加することになり管理が複雑になります。将来の運用も想定して、必要な支払いシーンに対応できるか確認しておくと安心です。
決済代行・キャッシュレス決済の導入は初めてですか?

ここからは、キャッシュレス決済・決済代行の費用構造を解説します。
導入コストは「決済手数料」だけではありません。
初期費用、端末費用、入金手数料など複数の要素で構成されます。仕組みを理解して比較すると、実際の負担額を正しく把握できます。
キャッシュレス決済の費用はサービスごとに異なりますが、飲食店ではおおよその目安があります。まずは全体の費用構造を把握しておくと、比較しやすくなります。
費用項目 | 飲食店での一般的な相場 | 補足 |
|---|
決済手数料 | 3.0〜4.0%前後 | ブランド・審査条件で変動 |
月額手数料 | 0〜5,000円程度 | 無料プランもあるが機能制限あり |
決済端末費用 | 0〜2万円前後 | |