【売上もUP】おすすめのPOSレジ5選を徹底比較|導入事例付き
更新日 2025年05月12日
近年の店舗運営では、POSレジの導入がほぼ必須の状況となりつつあります。 レジ機能のみならず、在庫管理や分析、集客サポート、スタッフのシフト管理など、さまざまな機能をワンストップで実行できるクラウド型POSレジが増えてきたからです。 しかし、選択肢が豊富になるにつれて「どれを選べばいいのかわからない」という声も多く聞かれます。
そこで本記事では、現在注目されているPOSレジSaaSを厳選してご紹介します。実際に導入している企業の事例と合わせて、システム選定や導入後の運用イメージを掴んでいただければ幸いです。
■この記事のポイント
- 人気のPOSレジ5サービスを一覧形式で紹介
- 実際の導入事例付きもわかる!
- POSレジ選定時に見るべきポイントや導入メリットも詳しく解説
POSレジとは? 進化するレジシステムの今
従来レジから進化した「クラウド型POSレジ」とは
「POSレジ」とは、Point of Saleの略称で、販売時点の情報(売上や商品、客数など)をデータ化し、集計・分析に役立てられるシステムのことです。従来の「会計だけに使うレジスター」とは異なり、クラウド上にデータを蓄積し、リアルタイムでアクセス・分析を行えるのが特徴です。
近年は特に、ソフトウェアをインターネット経由で利用できるSaaS(Software as a Service)型のPOSレジが注目されています。タブレット端末(iPadなど)を利用し、すぐに導入できる気軽さや、月額制で最新バージョンを常に利用できるといった利点があります。
POSレジが店舗経営にもたらすインパクト
POSレジは単なる会計ツールではなく、店舗経営の中枢を担う存在になりつつあります。売上や在庫を正確に管理し、それをもとに経営判断を下せるため、結果的に利益率や顧客満足度を向上させる効果が期待できます。
特に、急速に進化しているキャッシュレス決済との連携や、インボイス制度への対応が求められる昨今では、クラウド型POSレジの導入メリットがますます大きくなっています。
POSレジの導入メリット
業務効率の向上
クラウド型POSレジの最大の特長は、インターネットを通じたリアルタイムデータの保存・分析です。店舗での売上データは自動的にクラウドに反映されるため、エクセルへの手動入力や紙帳票の作成といった作業が大幅に削減されます。
具体的には、
- 売上集計の自動化
- 在庫数の自動反映
- 複数店舗のリアルタイム管理
といったメリットがあるため、業務効率が格段にアップします。
人為的ミスの削減
従来のレジスターや手書き伝票では、どうしても入力ミス・集計ミスが発生しがちでした。クラウド型POSレジであれば、商品登録や価格設定を一元的に管理できるため、ヒューマンエラーを大幅に減らせるのも導入メリットの一つです。特に多店舗展開している企業の場合、本部側で統一のマスタ管理ができるため、店舗ごとの単価設定ミスや在庫管理の不一致が起きにくい仕組みづくりが可能です。
顧客管理・マーケティングの強化
POSレジSaaSには、顧客管理(CRM)機能やクーポン配信機能が搭載されているものも多くあります。
- 顧客の購買履歴の蓄積
- リピーター分析
- SNSやメールとの連携
など、マーケティング施策の核としても活用できるのが嬉しいポイント。特に、LINE公式アカウントやメールマガジンを活用したリピート施策との連携によって、既存顧客の来店頻度を高める効果が期待できます。
キャッシュレス対応で集客力アップ
キャッシュレス決済の普及やインバウンド需要の拡大に伴い、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、多彩な決済手段に対応することが集客にとって重要になっています。SaaS型のPOSレジであれば、決済サービスとの連携がスムーズで、すばやくキャッシュレス対応を導入できます。
結果的に、外国人観光客や若年層のニーズにも応えられるため、店舗イメージの向上や売上アップが見込めます。
このように、POSレジの導入には一石二鳥以上の様々なメリットがあるのです。
実名企業の導入事例と効果
株式会社串カツ田中ホールディングス | POSレジ導入事例
- 導入企業名:株式会社串カツ田中ホールディングス
- 導入背景:急速な店舗拡大に伴い、既存レジシステムでは売上管理と店舗間の情報連携に限界を感じていた
- 導入サービス:非公開
- 導入効果:モバイルオーダーPOSシステムの導入により、お客様はよりスムーズに注文を行うことができ、 店舗スタッフは注文から料理提供の流れが効率化が実現されました
Bakery & Cafe KOaA | Square導入事例
- 導入企業名:Bakery & Cafe KOaA(神奈川県川崎市)
- 導入背景:イベント出店時の現金対応の煩雑さを解消し、キャッシュレス決済を導入するため
- 導入サービス:Square
- 導入効果: レジ締め作業の大幅な効率化:従来1時間以上かかっていたレジ締め作業が、Square導入後は10〜15分に短縮 パンの発送業務の効率化:メールで送信できるSquare 請求書を活用し、オンライン注文への対応がスムーズに 取り置き注文の管理が容易に:Square POSレジの保留会計機能を活用し、取り置き注文の管理と受け渡しが効率化 スタッフ教育の簡素化:直感的な操作性により、新規スタッフへのレジ操作トレーニングがほぼ不要に
導入したオーナーは「Square導入後、会計作業が圧倒的に楽になりました。お客様からも『簡単で便利』との声をいただいていま す」とコメントされており、ブログでその効果をリアルに語っています。
おすすめのPOSレジSaaS 5選
ここでは、2024年現在特に注目度の高い5つのサービスをご紹介します。機能面・導入コスト・サポート体制などを比較する際の参考にしてください。

Square POSレジ
Square株式会社
出典:Square POSレジ https://squareup.com/jp/ja/point-of-sale
参考価格
無料
Square POSレジは初期費用がかからず、導入のしやすさが大きな魅力です。タブレットやスマートフォンを使った簡単な操作で、レジ業務の習得もスムーズ。専用ハードウェアが不要なため、手持ちのデバイスですぐに利用を開始できます。また、月額料金は無料で、コスト面でも始めやすいのが特長です。
キャッシュレス決済手段にも豊富に対応しており、オンライン販売との連携も可能。Squareのオンライン決済機能を活用することで、ECと実店舗の売上を一元管理できます。小規模店舗や飲食店、美容室など、まずは気軽に導入したい事業者に最適なサービスです。
主な機能
- レジ機能
- バーコードスキャン
- 商品管理
- 在庫管理
ユビレジ

ユビレジ
株式会社ユビレジ
出典:ユビレジ https://ubiregi.jp/
参考価格
月
6,900
円~
他
ユビレジは、iPadを使った直感的な操作が特長のPOSシステムで、視認性が高く、分析機能も充実しています。飲食店や小売、サービス業など、幅広い業種に対応しています。
メニュー登録や売上集計もスムーズに行え、日次・月次・年次の売上データを自動で集計し、グラフや表で分かりやすく表示。操作性と視認性の高さに加え、チャットや電話サポート、充実したヘルプページにより、導入後の安心感も魅力です。料金は月額7,000円からで、利用する拡張機能に応じて変動します。
主な機能
- レジ機能
- バーコードスキャン
- 商品管理
- 顧客管理
最適なサービスをプロが選定します!
POSレジの導入は初めてですか?
POSレジSaaSを選ぶときの比較ポイント
POSレジには多種多様な機能や料金プランがあります。以下のポイントに留意すると、導入後のギャップを最小限に抑えやすくなります。
操作性とUIのわかりやすさ
レジ業務はスタッフ全員が扱うため、操作性の良し悪しは非常に重要です。タブレットの画面遷移やレジ操作がわかりやすいか、スタッフ教育にどの程度時間がかかるかをチェックしましょう。
機能の柔軟性と拡張性
店舗の形態や拡大方針によって、必要な機能は異なります。最初はシンプルな機能だけで足りても、将来の多店舗展開やEC連携を見据えて、拡張性の高いシステムを選ぶのも手です。
キャッシュレス決済の対応範囲
クレジットカードやQRコード決済など、対応可能な決済手段が店舗の集客に直結するケースも多いです。主要ブランド(VISA、Mastercard、JCB、楽天ペイ、PayPayなど)の対応有無を確認し、手数料率も比較検討しましょう。
初期費用とランニングコストの明確さ
- 導入時のハードウェア費用
- 月額利用料金
- 決済手数料
- オプション機能の追加費用
など、コスト体系が明確であるかを確認しましょう。安さだけでなく、必要な機能が含まれているかも判断の重要なポイントです。
導入後のサポート体制
POSレジは店舗の生命線ともいえるシステムです。トラブル発生時に、どのようなサポートが受けられるかは極めて重要といえます。電話やチャット、訪問サポートなどの内容を調べ、サポート時間帯や料金も含めて検討してください。
導入の流れと注意点
POSレジを導入する際は、いきなり本格運用に入るのではなく、段階的に進めていくことが大切です。以下のステップを参考にしてください。
- 現状の確認:まずは、今使っているレジや在庫管理方法、スタッフの業務の流れを整理して、どこに課題があるかを把握しましょう。
- 必要な機能を明確にする:「何を解決したいのか」「どんな機能があれば便利か」といった要望をリストアップしておくと、後の比較がスムーズです。
- サービスを比較する:気になるPOSレジの資料やデモを取り寄せて、操作のしやすさやコスト、サポート体制などを見比べましょう。
- お試しで使ってみる:無料プランやトライアル版がある場合は、実際の店舗で試してみるのがおすすめ。現場での使い勝手を確認できます。
- 本格導入:導入を決めたら、機器の設置や初期設定、スタッフ向けの使い方の説明などを行います。
- 運用スタート:実際に使い始めたら、売上や在庫のデータを活用して、よりスムーズな店舗運営に役立てていきましょう。
注意点:インターネット環境とデバイス管理
クラウド型のため、安定したインターネット環境が必須です。Wi-Fiが不安定だと、売上データの同期や決済がスムーズに行えない可能性があります。また、タブレット端末などのデバイス管理(充電、セキュリティ対策など)も重要です。
法改正・税制対応:インボイス制度や軽減税率への備え
2023年10月か ら始まったインボイス制度や、飲食店での軽減税率への対応など、日本国内の税制改正への対応はPOSレジ選定で見逃せないポイントです。クラウド型POSレジでは、制度変更にあわせてソフトウェアが自動アップデートされるケースが多いため、常に最新の税制に対応できるメリットがあります。
- インボイス発行の必要性
- 税率設定の自動切り替え
- 領収書・レシート発行の形式
これらをPOSレジ側で簡単に切り替えられることは、特に飲食店やテイクアウトなど複数の税率が絡む業態にとっては大きな利点といえます。
よくあるQ&A
Q1. POSレジ導入の際にハードウェアはどう揃えればいい?
A. タブレットやレシートプリンタ、キャッシュドロワー、バーコードスキャナーなどが必要となる場合が多いです。サービス提供元によって推奨機器が異なるため、まずは公式サイトの動作保証デバイスをチ ェックしましょう。セット販売やリースを行っているベンダーもあります。
Q2. 小規模店舗でも費用対効果はある?
A. 十分にあります。クラウド型POSレジは月額数千円〜の料金で利用できるものも多く、在庫管理や顧客管理がスムーズになることで、人件費削減やリピート率向上の成果が期待できます。最小限の機能を無料で使えるサービス(Airレジなど)から始めるのもおすすめです。
Q3. キャッシュレス決済端末は別途必要?
A. SquareやAirペイのように、レジアプリと決済端末がセットになっているケースもあります。ほとんどの場合、タブレットとカードリーダーなど専用端末をBluetooth等で連携させ、クレジットカードや電子マネー、QR決済が利用できます。端末費用や決済手数料がサービスごとに異なるため、あらかじめ比較検討しましょう。
まとめ|POSレジ導入で業務効率と売上を最大化
POSレジSaaSは、単なる「会計ツール」ではなく、店舗運営全体を支える基盤へと進化しています。
- 売上や在庫のリアルタイム管理
- キャッシュレス対応による顧客満足度向上
- 人為的ミスの削減
- マーケティング施策(顧客管理・クーポン配信など)
と、多くの課題を同時に解決できる可能性を秘めています。特に、クラウド型であれば法改正や機能追加にも柔軟に追従しやすく、導入後のアップデートに手間がかからないのが大きなメリットです。
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